2017年 「明日の教室」研究会の予定

2017年 「明日の教室」研究会の予定

明日の教室は11年目を迎えます。

                   ◆

4/15 ジャパンフレネ 木幡 寛先生 算数の授業づくりです。

http://kokucheese.com/event/index/455875/

6/24 東北福祉大学 上條晴夫先生 

5/

7/22 立命館大学 荒木寿友先生 

                   ◆

明日の教室関連の、本、DVD、電子書籍は以下にあります。

書籍は、http://www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=3100501-01-000/
DVDは、http://sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_1.htm
電子ブックは、http://asukyo.jimdo.com/

からお求めください。

2017/03/28

ヒドゥントレーニング

Img_7449

ヒドゥントレーニングって言葉はあるのだろうか? 気がついたらトレーニングしていた、されていたというもの。グーグルで検索する限りでは無いようだが、実態としてはあるように思える。

朝風呂で髭を剃ろうと思ったら、鏡が曇っている。
手に残ったシェービングクリームで鏡を磨いて、手桶で鏡にお湯をかける。

ま、たったこれだけのことなんだけど、私はちょっと工夫する。鏡の下に桶を置くのだ。そうすると、鏡を伝わって来たお湯が、桶に溜まる。その溜まったお湯で髭を剃った後のシェーバーを洗うのだ。

そうるすと無駄がない。

「いや、そんなこと節制しても大したコストダウンにはならないでしょう」
ということを言われるかもしれない。
確かに、大した節約にはならない。

だけど、本質はそういうことではないと思っている。
大事な点は、こういうところに工夫する点はないか?と考えることだと思っている。そういう考える癖を身につけいくこと。そして、それを実行すること。小さなものでいいからこれを繰り返しやることだと思っている。

つまり、問題発見、解決プラン作成、実施、評価である。日常生活でこういうことをしているかどうかってのが、大きな事案に対してのトレーニングになると思うのだ。

目に見えるコストが大したことがないからとやらないのは、ヒドゥントレーニングをやっていないことなんだと思うのだ。

ひょっとすると、人間らしさは、

どれだけ禁欲的になれるか。言い換えればどれだけマシーンになれるか。学習や仕事の効率を上げるためには、結構大事なポイント。

だけど、私にはまあ、3日とか、3週間とか、3ヶ月とかの期間しか続かない。それが限界。

だから、Macに頼ってダラけていても大丈夫なように仕事を組み立てながらやってきた。多分、人工知能ってのは、ここをもっとサポートしてくれるんだろうなあと思う。

しかし、さらに考えると、マシーンのように学習し、仕事をするのは、人間の仕事ではなくなるかもしれないなあと。それは、マシーンに任せればいい。人工知能に任せればいい。

その先だ。
大事なのは。

ひょっとすると、人間らしさは、ダラシなさにあるのかもなあ、と自分に都合のいいことを考える昼休み。

3257_n

2017/03/24

『果断 隠蔽捜査2』(新潮社 今野敏)を読み終える。

Imgres
『果断 隠蔽捜査2』(新潮社 今野敏)を読み終える。
いやあ、まずい。
ジワジワのどんでん返し。
素晴らしい。
とても面白い。
腰の痛みも忘れるほど最後は熱中して読んでしまった。
学会の発表の準備も終わっていないのに、このシリーズの第二巻は読み終えてしまった。二日で一冊のペースだ。非常にまずい。
だけど、面白いってそういうことだよね。
いま手元には、『疑心 隠蔽捜査3』もある。
いやあ、さすがに学会の発表が終わるまでは読まないつもり。
しかしねえ、しなければならない時にそれをしないで、読みたい本を読むってのは快楽の中の快楽なんだよねえ。後で相当の地獄がやってくるんだけどねf(^^;
とりあえず、今宵は我慢(^^)。

2017/03/23

『隠蔽捜査』(新潮社 今野敏著)を読み終わる

200_

『隠蔽捜査』(新潮社 今野敏著)を読み終わる。
警察ものの小説だ。
私の読書の範疇に入っていないジャンルだ。
今回、『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』(池上彰 竹内政明 朝日新書)
で、池上さんがファンだというので、試しに読んでみた。
いやあ、面白かった。
特に最後の1/3は一気に読んでしまった。
幼馴染の警察官僚、主人公の家族、二つの事件。
これらを通して、警察官僚の世界を描いて行く。
警察官僚というものが、この小説に書かれている通りだとは思わない。しかし、リアリティを感じながら読み続けて行くことができる。
仕事とは、家族とは。
こう書くとあたりまえのテーマであるが、まあ、読ませる。
317ページ。
春休みに楽しめる本だと思う。

2017/03/14

【新刊】  スペシャリスト直伝! 中学校国語科授業成功の極意

Cover





新刊が出ました。『
スペシャリスト直伝! 中学校国語科授業成功の極意』という本です。国語を実技教科にしたいと考えて実践を重ねてきた記録を書きました。以下、いくつか書いたうちの一つの、「おわりに」を掲載します。



本書は、池田が中学校の教員の時にしていた国語の授業実践を、書き尽くしたものです。授業観、授業の作り方、授業の内容、授業の仕方、授業の評価などについて書き連ねました。

教員になって17年目に大学院に派遣されることになり、その後色々とあって大学に異動することになりました。19年間中学校の教師をしていたので、大学院派遣の1年間を除いた18年間の授業を元にして書いたことになります。それを大学に移って11年目にまとめて書けるとは、実にありがたいことです。

青梅市立吹上中学校校長で敬愛していた蛭田容之先生は、ご退職の時「池田さん、僕はね、職業人としてはここで死ぬんだよ」と言われていました。20代の若造の私にはそれが何を意味するのかは全くわからなかったのですが、今はわかります。中学校の教員を辞めたということは、私は一度職業人として死んだことになります。その記録を本書に残すことができたということは、とても幸せなことだと思っています。

本書を読んでくださったみなさんは、どのような感想を持たれたでしょうか。

(一体、なにやっているの?)と思われたでしょうか。それとも(へー、なかなか面白いねえ)と思ってくださったでしょうか。

私は、生徒たちが「言葉って面白いなあ、国語って楽しいなあ、できるようになったなあ」という思いを抱けるように授業を作っていきたいと考えていました。しかし、「だから、何が何でもこの方法でやりなさい」ということはしてきたことはないと思っています。

私は(この生徒たちが欲しているものは何か。どんな力をつけるべきなのだろうか。どういう方法が彼らには合っているのだろうか?)と考えながらやってきたつもりです。生徒たちが魅力的だったおかげで、その生徒たちに応じた授業を作ろうとしてきました。もし、(一体、なにやっているの?)と思われたなら、私に問題があります。もし、(へー、なかなか面白いねえ)となっていたとしたら、それは生徒たちの魅力を引き出すことに成功したのかもしれません。そうだったら嬉しいです。

本書を校正している最中に、中央教育審議会の答申がなされ、新しい学習指導要領の方針が決められました。2020年からの大学入試改革もあり、教育界は大きく変わろうとしているときに、過去の本を書いてもどうなのか?ということもるかもしれません。しかし、ちょっとだけ自慢をすれば、結構時代を先取りしていたなあという思いもあります。実は20年前にこんな試験問題も出していました。子供達に圧倒的な人気のあったTHE BLUE HEARTSのTRAIN-TRAINの歌詞からの問題です。

『問1「栄光に向かって走る、あの列車に乗って行こう」とあるが、「あの列車」とは何か述べよ』『問2「見えない自由が欲しくて見えない銃を撃ちまくる」とあるが、「見えない自由」「見えない銃」を説明せよ』

これからの教育は、唯一の正解を理解させていく教育から離れます。知識を前提にして活用し、社会で生きていく力を獲得するための教育へと変わっていくことでしょう。それを可能にする授業は、集団で、継続的に学び続ける授業。生徒の実態から始まって、社会に出てから役に立つ授業。それを知的に、興奮できて、楽しく学べる授業を通して行われていくことが必要になると思っています。私もそうでありたいと思い実践してきました。

さらにこれからはここに人工知能の活用が加わって、イノベーティブな人を育てる授業づくりが中学校で行われいくんだろうなあと思っています。私も大学で学生相手にそんな授業づくりのあり方を考えていきたいと考えています。

最後に、お礼を述べたいと思います。

じっくりと原稿の進み具合を待ってくださった、編集部の及川誠さん。実に丁寧な校正をしてくださった、西浦実夏さん。ありがとうございました。実践初期の記録を丁寧に読んで整理してくれていた妻。中学校での実践の後に生まれてきてくれた娘。二人のおかげでじっくりと本書に向き合うことができました。ありがとう。この授業開発・実践を、私と一緒にしてくれた青梅市立吹上中学校、昭島市立瑞雲中学校、八王子私立楢原中学校、杉並区立和田中学校の魅力的な生徒のみなさんに、心から感謝の意を表したいと思います。ありがとう。

そして、最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。何かのお役に立てば嬉しいです。



こちらから注文できます。よろしくお願いいたします。

2017/03/04

3/11 明日の教室 黒上晴夫先生

3月の「明日の教室」には、黒上晴夫先生(関西大学教授)に御登壇いただきます。

黒上先生といえば、シンキングツールです。

私たち教師は、簡単に「考えなさい」と子供達に指示を出します。しかし、よく考えてみると考えるとは一体どういうことなのでしょうか。アイディアを出す、関係付ける、振り返る、要約する、位置付ける、意思決定するなどなどの下位概念として捉えることができます。(黒上先生によれば、それは31種類あります)

その「考える」を具体的な作業として行うために有効な道具が、シンキングツールです。黒上先生はこのシンキングツールを20種類提案していらっしゃいます。

今回は、シンキングツールを中心に、子供達に考えることを促す指導方法について講座をお願いしたいと思います。ご期待ください。


お申し込みは、こちらから。

ご経歴です。

平成元年~平成4年 大阪大学人間科学部 技官・助手

平成5年~平成13 金沢大学教育学部 助教授

平成14年~ 関西大学総合情報学部 教授

専門分野

授業設計,メディア教育,情報教育

著書

・『シンキングツール~考えることを教えたい~』2012年,NPO法人 学習創造フォーラム

・『「深い学び」で生かす思考ツール (教育技術MOOK)』 2017年,小学館

訳書

・『教育目標をデザインする~授業設計のための新しい分類体系~』2013年,北大路書房

・『子どもの思考が見える21のルーチン~アクティブな学びをつくる~』2015年,北大路書房

2017/02/23

春探しの授業は、句会で

Img_3173

小学校低学年では春探しの授業がこの後行われるだろう。志貴皇子の「石走る」の歌ではないが、春はほんの小さな変化を探し見つけるものだ。小さければ小さいほどいいかもしれない。だから、まだ春じゃ無いんじゃない?というぐらいから始めるのがいい。

で、これは句会にすればもっと面白くなる。春を見つけるということは、春の季語を見つけることでもある。その季語で575にして、嬉しい悲しいなど感情を直接表す言葉を使わないようして、作るときに見せあわせないように指示して、作句させれば良い。まずはこれで俳句が完成。

その後、先生に提出。先生はエクセルに打ち込んで、ランダム関数でバラバラにして、作者の名前を書かずに、一覧にして、ナンバーだけ付けて子供達に配布する。「これは、私の!とか、これは~さんのでしょ?というのはやらないこと」と必ず注意。句会は、作者と作品を切り離すから面白い。

その後、句会。まずは、天地人方式がいいだろう。「いいと思うものを三つ選びます。そのうち、一番いいのが天で3点。次が、地で2点。最後が人で1点入ります。その合計点で競います」ということだ。選んだ後に、それぞれの句の天地人の得点を挙手で確認する。

小グループに分かれて、自分が天に選んだ句のどこが素晴らしいのかの解説をしあっても良い。その後、結果発表。先生がやる。「それでは結果発表です。第3位は、天地人の合計で12点を獲得しました、3番の句です。さて、どなたでしょうか?」と聞く。そして、該当生徒は、たっぷりと間をとって「池田です!」のように名乗ります。

句会では通常は良い作品に選ばれた人だけが名乗れます。こうして、1位まで決めます。クラスの人数にもよりますが、5位から1位ぐらいまで決めるといいのではないでしょうか。私がやっていた時も生徒たちは句会が大好きでした。大学生も好きです。

ちなみに、いい句なのに子供が選べない句というのもあります。その場合は、先生が審査員特別賞として選んであげればいいと思います。また、校長先生に特別ゲストで入ってもらったり、先生も参加したりすると盛り上がるでしょう。選ばれたり選ばれなかったりしますから。

さらに私は『本日の句会のゲストは、なんと江戸時代からお招きしております!』なんて言って、松尾芭蕉の作品をこそっと紛れ込ませておきました。自分の作品が選べなくても、芭蕉の句を選べた子供は嬉しそうでした。日本には四季があります。年に4回、句会で遊べます。句会、お勧めです。

『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』(池上彰 竹内政明 朝日新書)

51v8zghwrsl_sx309_bo1204203200_

『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』(池上彰 竹内政明 朝日新書)

絶品の一冊であった。

新聞、テレビという報道ではあるがその性格の違うメディアで文章を書くといこと、伝えるということを生業にしてきた、してきている二人が対談形式で文章を書くことの極意をこれでもかと開陳している本だ。

この本は、いわゆる論理的な文章を書くための本というのではないかもしれない。しかし、向田邦子さん系のエッセイのような文章を書くためには、とても勉強になる本だと言える。

自分たちが書いてきた文章を俎上に載せ、または自分たちが勉強してきた文章を例にして文章を書くにはどうしたらいいのか、いい文章とは何がどのようにすごいのかを具体的に解説している。

時には
(あれ、これは)
と私が授業で生徒や学生たちに話している作文のスキルの話も出てきて、
(をを、私もまんざらではないな)
と嬉しく思うこともあった。
勿論、全くかなわないがf(^^;

あまりにも面白く、もっと勉強したいと思ったので、この本の中に出てくる本は全て注文してしまった。

もっと書けるようになりたいと思っている人に、お勧めの一冊だ。

2017/02/16

一番重要で、一番指導が難しいのは「え?」だろうなあ

Img_3155


「え? → なに? → なぜ? → ほんと? → 正しいの?」。学びは、この問いの道筋を辿っていくんじゃないかなあ。これは、「違和感 → 対象化 → 理由原因根拠 → 検証 → 価値づけ」に対応している口語だと思う。子供の口から出て来た時、そう考えたい。

で、この中で一番重要で、一番指導が難しいのは「え?」だろうなあ。言葉にできないけど、違うと感じられるセンサーを持つ。ここをどう育てるかが、ポイントだなあ。そのためには、間違えていても問題ない、それは挑戦だという指導者とそれを評価する仲間が必要だろうなあ。

新い学習指導要領が、対話的で、協同的で、主体的で深い学びを求めるのであれば、「え?」を大事にする、大切にすることがポイントになると私は考えている。

2017/02/14

娘⑼からもらった、チョコレート

Img_3117

何と、カカオ豆を焙煎して、潰して粉々にして作った手作りチョコレート。
食べて見てわかったのは、チョコレートは薬だ。
甘い、元気の出る薬だということ。
いやあ、嬉しい。
元気100倍。
親指の先ぐらいのこの大きさで十分に元気が出ます。

«(を、をう。頑張るぞ)