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2005/04/14

世の中に・・・

本日で、国語の授業ガイダンスは終了。マッピングメモなども教える。宿題として、ガイダンスでメモした内容をもとに、情報を加工したまとめのプリントを書かせる。予想していたよりは良いものがある。が、メモもまとめも難しい子どもも、チラホラ。この子たちに力を付けてあげたいなあ。

三年生の授業では、「イメージの花火」を行う。詩を読みながらイメージをふくらませるという単元で言葉に拘りながらどれだけの広がりを持てるかの実感をさせてみたい。

昨年度なかなかできなかったものに、「アンソロジーノート」づくりがある。忙しすぎて授業で扱うことができなかったのだが、和田中学校は授業時数は多いので、多少ゆっくり説明しても大丈夫であろう事から、今年は復活させた。本日の歌は、名歌である。

世の中に絶えて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし

               古今和歌集 巻1春ー53 在原業平

である。ところが意外と知らないようであった。ま、少しずつ教えよう。

                     ◆

今年は、研究研修主任というよく分からない仕事を担当することになっている。総合的な学習の時間に関する研究と、ひょっとすると国語の研究もやることになるかもしれない。さらに、校内研修の計画も立てるというので、あたふたしている。21日までに今年度の研究計画を立て、研修計画も立てなければならない。さらに、本日二つの原案を立てた。ふう。

だが、ここに強力な援軍がいる。Tさんというのだが、土曜日の寺子屋のスタッフで、ほとんどそちらの教務主任をしている。国語の教員免許と日本語教師の免許を持っていて、さらに小学校の免許も取ろうとしている。で、このTさんが今年は私の国語にインターンという位置づけで、授業はTTで入ってくれていて、授業に関する事務仕事をどんどん片づけてくれる。とっても助かる。

去年の楢原中学校では、FさんというATの先生が同じように私のパートナーとして入ってくれたが、こういう制度は今の学校には必要なことだと思う。授業の事務をしながら授業のサポートに入り、その先生の授業術を学んでいくと言うことだ。

まるで弟子入りのような感じもあるが、それはそれ医学の世界であっても手術の方法は、徒弟制度のようにして学ぶという。教育もそういう部分があっても良いのではないかと思う。いや、かつて学校に余裕があったときは、就職した後、周りを見ながら自分に会っている先生を発見してその先生のやり方を見ながら学ぶことができたが、今はそんな余裕はない。だからこそ、こういう制度は必要ではないだろうか。

                     ◆

保護者会が終わり、帰宅しようとしたら校庭でサッカーの試合が行われていた。ちょっと応援に
行く。すると、帰宅して私服に着替えた女子が数人応援していた。
「先生、何聴いているの?」
と私のipod suffleを見つけて聴いてくる。
「ん、落語だよ」
「変なの!」
と笑う娘たち。なんとも豊かな会話だ。
「聴かせて!」
とイヤホーンを耳に当てる。授業中とは違う側面が分かる。

写真を撮ろうとしたら、ちょっとためらう。
和田中学校の子どもたちは、カメラを持っていても
「先生、撮って!」
と言ってこない。まだ、慣れていないのかもしれないが、そういう文化なのかもしれない。まあ、それも良い。それでも今日は娘たちと一緒に何枚か撮ったが。

その後、新宿に用事があったのでいつものバス停ではあるが、反対向きのバスに乗って新宿に向かう。結構便利だ。一仕事終わらせて、帰宅は9時。今週もあと一日。乗り切りましょう。

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