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2005/04/23

大きな課題を引き受けると言うこと

校長室には沢山のコミックが置いてある。子供たちは、昼休みに挨拶をして入室して予鈴がなるまでは読むことができる。実は私もそこにあるコミックを読んでいる。かつて読んだ本、読みかけた本があって、嬉しくなって読んでいる。

『遙かなる甲子園』を読んだのは今から15年も前だろうか。
沖縄の聴覚障害の少年たちが甲子園の目指して、障害を取り巻く社会の壁と戦いながら成長していくドキュメンタリーである。沖縄で全国生活指導研究協議会の全国大会があった折り、ミーハーな私はオートバイをレンタルして、この『遙かなる甲子園』のモデルになった学校に出向いていき、彼らが練習したグランドを走り、部室を見ては感動していた。

そして、『わが指先のオーケストラ』『どんぐりの家』と山本おさむ氏の障害とこれを取り巻く社会、その中で問題に取り組みながら成長する人たちを描く漫画は続く。この漫画を読みかけていたままにしていたのだが、一日二冊のペースで一気に読み終えてしまった。

ドキュメンタリーを基本としながら脚色をしている部分もあるのだろうが、圧倒的な力で私たちに生きると言うこと、教育と言うこと、人間と言うことを訴えてくる。そして、人にやさしく、自分に厳しくならなければなあという思いにさせてくれる。

今朝、『どんぐりの家』の最終巻をたまたま座ることのできた京王線の車内で読み終えることができた。なんというか、このまま新宿に行き、そして湘南の海の朝を見たい気持ちになった。

そして一つ分かったことがある。重い課題を持つということは、それはやり方次第で仲間を増やす最良の方法だということだ。もちろん、その課題につぶされてしまうということもあるだろう。だが、乗り越える課題が大きければ大きいほど、一人では立ち向かうことはできず、それを乗り越えようとするときには支え合い、助け合う仲間が必要になり、そんな仲間が目的の元に集まってくるとき、生きていく幸せを手に入れるのではないかと思った。

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