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2005/05/30

句会にディベートに

土日の一日を学校に出てしまうと、残りの一日で一週間の疲れを取ることになり、これはなかなか難しくなってきているなあと言うのが、最近の私。

さて、今日は三年B組で修学旅行の句会を行った。
句会の場合、一番大変なのは生徒の書いた作品を入力する作業である。今回は、私の授業にインターンとしてアシスタントに入ってくれているTさんが打ち込んでくれたので、非常に助かった。

おそらく句会を授業でやっている中学校なんて少ないと思うが、この句会形式を学んでおくことは、授業の幅を広げるのにとても役に立つと思う。形式が安定しているので、その形式に学習する内容の部分を変えてたくさん学ぶことができるのである。Tさんは、これを学ぶことでメリットが出て、私は入力をして貰うことでメリットが出る。このシステムは非常に良いと思う。

学級事務や授業事務をする職員がいない日本の学校の制度は、学校の専門性を著しく蔑ろにしていると言えるだろう。学校を良く機能させるためには、ここにメスを入れることだと思う。

                   ◆

で、その句会の結果である。

私の作品は、この組では一位に選ばれた。なかなか良い作品を見抜く目があるといえようf(^^;。
以下は、その見抜く目を持っている子どもたちが優秀作品に選んだ作品である。

 虹のもと 手をふりちかう また会おう

 薫風よ 吹くなら吹けと 叫ぶ草

 田植えして 写った青や 立つ青や

 田植えして 一粒の米 かみしめる

 田植えして 心も稲も まっすぐに

まだ言葉の意味やニュアンスを掴み切れていないまま使っている作品もあるが、なかなか良い作品ではないかなと思っている。

和田中学校は、四学期制度を導入している。春夏秋冬である。であるから、年に四回は句会ができるなあと思っている。子どもたちも句会を非常に楽しみにしているので、続けてみよう。次は、夏休みの宿題だな。

                   ◆

二年生は、改良シナリオディベートに入っている。シナリオディベートで使ったシナリオを改良して、戦うディベートである。新たに対戦メンバーを決め、三試合を行う。二時間で行う。

最初の一時間で二試合。残りの一時間で一試合と、簡単な小論文を書いてお仕舞いである。私が修学旅行に行っている間にきちんと準備していた生徒は、それなりに良い試合をしていた。

小論文が楽しみである。

2005/05/29

論文完成

この一ヶ月間取り組んできた論文がやっと完成した。
あとは、タイトルを付けるだけである。
「月刊 国語教育研究」の8月号に掲載される論文なのだが、この一ヶ月間は(も?)忙しくしていたため、締め切りぎりぎりまで格闘することになってしまった。

一昨日書ききり、一晩寝かせて本日確認してみたら、予定していた字数よりもかなり多いことが分かったので、削り込みの作業をしていた。文字数カウントではうまくあっていたのだが、雑誌用にレイアウトしてみると3Pも多い事が分かった。

文章から必要外の修飾部を必死に削り取り、完成させた。疲れたなあ。
これで、貯まっているメールへの返事やら、ファックスへの返事が書ける。
遅れている方、すみません。

cim cityと「よのなか」科

昨日は、土曜日だが学校に行った。
午前中はディベート部の指導。
午後は、佐伯胖先生が代表をするコンピュータ教育の研究会に参加である。

何らかの事情で、その研究会の会場が和田中学校になり、何らかの事情で私が授業をすることになった。公式記録としては、私が佐伯先生に授業をしたと言っても良いだろうf(^^;。

なんの授業かと言えば、「よのなか」科のコンピュータゲームを利用した箇所である。ゲームソフトは、「cim ciity」である。

このゲームは奥が深く、ヴァージョンアップも重ねている。プレーヤーが市長となって街を繁栄させるゲームである。このゲームを使って政治の本質を理解するという授業である。

私はこのゲームを10年ぐらい前にやって遊んでいた。そのときは、このゲームで授業ができないかなあと思っていた。そうこうしているうちに、「よのなか」科の2冊目の本を読んで、この授業があることを知った。それだけで授業をしているのだから、我ながらすごいことだ。

ただ、逆に言えばこのゲームを使えば、多くの人が比較的簡単に、この授業ができてしまうと言うことだ。しかも、このゲームのクラシック版はインターネットで無料公開されている。

http://www.japan.ea.com/simcity4/sim_classic/

人口を増やすことのできなかった佐伯先生は、
「よし、今晩ダウンロードして、やるぞ」
と息巻いていらしゃった。良い先生だったなあ。

その後、懇親会を大学生協会館でやって楽しく交流。
早稲田大学高等学院の先生達が何人かいらっしゃったので、今年学院を卒業したT君の話題で盛り上がる。やはりここでも有名人であったか。元担任としては、嬉しい限りであった。

修学旅行雑感 4

修学旅行では、合間の時間を使って私も体験講座をやってみた。粽(ちまき)づくりである。ここで言う粽とは、中華ちまきではない。新潟や山形で作られる笹団子に似た粽である。

笹を丸めてその中に餅米を詰めて、笹でくるみひもで縛るのである。米の一粒が笹の合間に入ってしまうのを丁寧に防ぎながら詰める。そうしないと、蒸した後に笹がその零れてしまった米が糊となってしまい、食べにくくなってしまうのだ。

この体験をしながら、ちょっとしみじみしてしまった。

知っている方はご存じだが、私はハーフである。生徒にもシルベスタースターローンに似ているとか、ジャッキーチェーンに似ているとか言われる。隠していてもバレるものだ。どこの国かと言えば、山形と東京である。

で、実は、私が小学生の頃に父の田舎の山形から送られてくる荷物には必ずこの粽が入っていたのだ。

当時の私は
(べたべたして変な食べ物だなあ、食べにくいなあ)
と思ったり、
(また、この笹団子か、飽きたなあ)
なんて思っていた。

芳美ばあさんは、こうして作ってくれたのか。
30年も経って、いや、経ったから分かったのかなあ。
芳美ばあさん、ありがとう。

2005/05/27

句会から

数年前までは、修学旅行のあとは一時間ほど、学校に来る時間を遅く設定すると言うことが一般的であったが、昨今の学校は授業時数確保ということでそれはなくなっている。楽しい旅行であっても、いろいろと疲れはたまるもの。一時間ぐらいは遅く始めさせてやりたいと思うのは、時代遅れなのだろうか。

                  ◆

本日は3Aで修学旅行の句会を行った。夏の句会に続き、二回目である。こどもたちは、この句会が好きである。作者と作品を切り離して評価しあうシステムがいいのだと思う。

当然、私も参戦する。
子どもの作品の中に大人が入り、同じ土俵で戦うことができるというのはなかなか気持ちの良いものである。

今回は、私の作品の二つとも入選した。

一歩ずつ実りを築く田植えかな (兼題 田植え)
夏の山溢れるほどの木霊かな (席題 夏)

選ばれるのはやっぱり嬉しいねえ。

今回私が気に入った子どもの作品には、こんなものがあった。

夏の夜二両列車がぼやけてる (席題 夏)

この「二両列車」が効いていると思う。二両で走る列車なんて、田舎の列車しかない。田舎と言う言葉を使わずに、田舎を表しているのが良い。そして、なぜ、ぼやけているのか考えさせるのが良い。泣いているのか、夜の雨なのか、それとも他になにかがあるのか。夏の夜に一つ小さな事件があったことを思わせる作りがよい。

いかがであろうか。

2005/05/26

修学旅行雑感 3

今回の農業体験を見ていて改めて思ったことがある。
それは農業の几帳面さが、日本人の特性を作ったのかもしれないということである。

狭い土地で効率的に収穫を得るためには、雑に種をまいたり苗を植えたりしていては駄目で、きちんと整えてやらなければならなかったのではないか。そのことから、ぴしっと整えることを好む日本人の性格が育ったのではないかということである。

もし、そうだとすれば農業から離れている日本人が、几帳面さを学ぶ機会は減ってきていると言えるだろう。もちろん、几帳面さを元にした工業が発達してきているから、それを支えるために新たな几帳面さが生まれているから、簡単には消えないだろうが。

ちょっと発見した気分である。

修学旅行雑感 2

最終日は、本部に詰めてblogの記事を書いていた。
書き終わり、集合写真の場所を探していると、
「池田先生!」
と校長の叫ぶ声。
「頂上に行きますよ!」
そうだった。昨晩の打ち合わせで時間があれば、舞子高原の一番高いところに宿のご主人に案内して貰えると言うことになっていたのだった。慌てて車に飛び乗る。

オフロードの林道をワンボックスカーは、かっ飛ぶ。一気に耳がキーンとしてくる。
そして、頂上。
スキー場のリフトの最高点に車が乗り付けた。
す、すごい。
北穂高やなんやらの山が目の前に大パノラマで展開している。
言葉を飲む。
飲んだ後、貯めておくこともできず、かといって言葉にすることもできないので、そういうときは叫ぶに限る。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「先生、そこまで喜んで貰えるとつれてきた甲斐があったよ」
と宿のご主人。
いや、だって、この景色でしょ。叫ぶでしょ。

「好奇心が人生を豊かにする」
というのは、私の人生哲学の一つだが、今回はまさにそうだった。

一歩踏み出すこと。感動は正直に体から出すこと。
私には大事なことだ。

修学旅行雑感 1

ホテルのご主人と話す機会があった。
子どもたちの田植えがとても良かったと誉めてくださった方だ。

その方は、自分の米作りの農法を丁寧に説明してくれた。
「うちの田圃は、水が他の田圃よりたくさん入れてあるんだ。最初にたくさん入れると水に負けまいとしてぐんと伸びるんだよ。そして、その水は実は保温の役割もしてくれるんだね」
「農薬は、昔、農協の指導で10回ぐらい入れていたんだけど、今は2回。できれば1回にしたいと思っているんだよ」
かと思えば、教育的指導もされている。
「ピアスを外さないでスキーの授業を受けようとしていた高校生がいてね、それにはね、○○で指導したら、自分で外してきたよ」
とか。

とてもすがすがしい気持ちになった。自分がやることに挑戦し続け、いい結果を出そうとしている姿にだ。米で言えば、どうしたら良いものを安全に作れるのかと言うことを、自分で考えて実践している。

教育に置き換えて良いかどうか分からないが、10回注意しろと言われているところを、2回で済ませ、できれば1回で注意を終わるような指導方法を探しているようなものなのかもしれない。

自分の持っているものを深く理解しないと、他人には説明できないし、さらにそれを使って楽しませることなんてできない。それをさり気なくグリーンツーリズムとしてやってしまうプロの力を見せていただいた感じだ。

2005/05/24

修学旅行の様子

休憩時間です。宿のPCを使って書き込みができます。
便利なもんだ。

さて、この二泊三日はこちらはお休みにします。
修学旅行の様子は、和田中学校のblogにあります。
そちらを読んでくださいね。

http://blog.goo.ne.jp/wadachu_2005/


です。

2005/05/23

修学旅行前日のお客さん

明日から修学旅行。
出発前にやっておく仕事を片づけるが、なかなか終わらない。
事務室には伺いにくくなっている。うーむ。

授業では、二年生はディベートの改良のための準備の時間をパソコン室で取る。タッチタイプができる生徒がほとんどいないのには、驚き。指導せねば。三年生は、一枚の写真から情報を読みとり、その情報について論証する「発見作文」を行っている。小論文指導の入り口の指導をしている。

5時間目は生徒に最終の指示を出し、その後、添乗員の方とも打ち合わせ。新潟の湯沢なので、新幹線なら1時間半で着いてしまう。早いなあ。

                  ◆

で、放課後。

新しい物好きである私は、いわゆるミーハーでもある。有名人を見るとそわそわしてならない。
今日は、和田中学校にある役者さんがやってきた。意外なところで教育に関わっているとのこと。彼のおじさんは千葉で学校を経営していて、彼もそこの理事だという。和田中学校のある方と繋がっていて、ちらっと遊びに来たということだ。

「川の流れを抱いて眠りたい」が、私の好きな彼の代表曲である。まあ、これで分かる人はかなりの通であろう。その肩とは時任三郎さんである。

一時期子育てに専念したいとニュージーランドで生活していたが、また日本に戻ってきて「ドクター、コトー」などにも出演していた。

校長室でちょっとお話をして、一緒に写真も撮った。うーん、ミーハーである。
イメージはテレビの者と同じだった。私は好印象を持った。

和田中学校にはどんな印象を持ったのかなあ。

2005/05/22

聖蹟桜ヶ丘の休日 1

眠い。
たまった疲れが抜けなくなってきたのかなあ。
この週末は大学院の仲間が山梨大学で学会の発表をしているのだが、ごめんなさい。家にいます。

午前中は、マンションの総会があった。私たちが今のマンションに住まいするようになり、最初の理事を引き受けたときは、管理会社の社員が使い込みをするという大きな事件があり、これに立ち向かうために戦いに戦って、マンションの総会というと
(よし、戦いだ)
という感じだったが、管理会社を変えて数年。さすがに落ち着いた総会になった。

昼は、久しぶりに亀我楽(きがら)にラーメンを食べに行く。
聖蹟桜ヶ丘には、美味しいラーメン屋がないと言われていたのだが、この亀我楽の出店のお陰で私のラーメンライフは充実している。いつもは土曜日に行くのだが、今日はしばらく食べていなかったので、日曜日に行った。うまい。魚と鳥のダブルスープがなんとも言えない。お勧めである。

                   ◆

満腹で家に帰り、テラスでゆったりする。
あまりにゆったりして、寝てしまった。
これはこれで贅沢な時間だ。
たった一時間ではあったが、深い呼吸をしたかのようであった。

その後、奥さんと一緒に八王子の吉田フィッシュ&ファームズに出かける。園芸と観賞魚のお店。億九三は花を見て、私は花の後、魚を見る。クレマチスの気に入ったものを買おうと思ったのだが、私が欲しかった「プレジデント」という大柄の花の種類がなかったので断念。今シーズンも、朝顔でいくか。

                   ◆

蟹座と言うことではないのだとは思うが、魚が好きである。
観賞魚が欲しいのだが、世話が大変だと思うので、私は観賞魚を売っているところに行って見るだけで我慢している。だって、世話ができない上に、欲しい欲しいレッドアロワナは50万円もするしねえ。

でも、欲しいなあ。

                   ◆

吉田ファームの帰りに、ふと思い立って、小山商店に寄る。私は、我が家の冷蔵庫だと思っている。お酒の置いてあるところを見ていたら、なんと「大七」の限定品がある。これは迷わず購入である。おそらく現在丁寧に作っている日本酒のベスト3を挙げろと言えば、これは必ず入る酒である。

んでもって、マグロを購入した。気合いを入れてミナミマグロにした。かのに保守と楽しむ。うまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい。

聖蹟桜ヶ丘から力を貰った休日であった。

ドテラから練習試合

和田中学校名物の、土曜日寺子屋に顔を出した。通称ドテラである。

生徒が私服で学校に来て良く、将来教職に就きたい学生と地域本部が主体となって、生徒の居場所、学習補助をしている。もう少し早く顔を出したかったのだが、さまざまな仕事につぶされていて、顔を出すことができないでいた。いや、今日だって5時前には起きて仕事をしていたのだが、なるべく早い内に様子を感じておきたいと思って、顔を出した。

多くの大人がさまざまな場面で生徒に関わっていて、非常に贅沢な時間だと思った。教員を志望する学生にとっては、教職に就いたときの、ある一面のよい修行の機会になっていると思った。

そのドテラを見ながら私はパソコン室に籠もり、和田中学校の広報プリントを作成し、学力向上委員会で提言する国語の指導案を書いていたりもした。来週月曜日が発行、木曜日が委員会であり、私は火曜日から修学旅行なのだ。仕事が終わらない。

お昼は、今度新しく和田中学校の英語のボランティアをしてくれることになった、ネイティブスピーカーの方を囲んで簡単な食事会。15.6人だったが、みんな英語でやりとりをする。久しく使っていなかった英語なので、耳が弱っている。和田中学校は、英語ができた方が良いなあ。

                   ◆

3時からは、女子聖学院に出向き全国教室ディベート連盟関東甲信越支部の練習試合を見学。ちょっと遅れてしまったので、試合をあまり見ることができなかった。が、早めに終わったので、Iさん、Kさんに頼んでモデルディベートをしてもらうことにした。

フローシートもなんとなくだが、とれている。
さあ、夏の大会には出ることができるのか?

2005/05/21

1000

のカウントを手に入れた方は、連絡下さい。
今週末に、いや、明日にも達成しそうなんで。
すごいなあ。

講座案内

私が大事にしている研究団体、「授業づくりネットワーク」の連続講座があります。私はこの日は別の講座でディベートを教えることになっていて行けそうにもないのですが、この講座はお勧めです。良かったら行ってみてください。

                  ◆

最近、授業中、子どもたちが教師の話を聞かなかったり、すぐに立ち歩きをはじめてしまったり、そもそも教科書を出すことを拒んだりなど、授業成立がなかなかむずかしくなってきているようです。比喩的に言えば、いま、教室は「安定した草原」ではなく、「不安定な湿地」になってきたというふうに言えるのではないでしょう。

こうした中、いま「授業成立を支える基礎技術」がたいへんに強く求められています。
子どもを引きつける授業技術、子どもの集中力を生み出す授業技術、子どもたちがついてくる授業技術です。高度な技術ではダメです。誰にでもできる普通の授業を支える授業成立のための基礎技術が必要なのです。そうしたベーシックな教育技術を学ぶ機会をと考えて「連続ワークショップ 教師力UPセミナー2005」を企画しました。

最近、授業が成り立たないことが増えたとお嘆きの方、子どもたちをもっと引きつける授業をしてみ たいと考えている方、授業の中で子どもたちの知的な学びを作りだしたいという方、ぜひこのセミナーに参加してみて下さい。きっと新しいヒントが見つかります。

■主催:NPO法人「授業づくりネットワーク」(理事長:上條晴夫)

■日時:6月4日(土)13:00ー17:00

■場所:成蹊大学(最寄り駅・吉祥寺より徒歩15分)
  *JR中央・総武線、井の頭線、地下鉄「吉祥寺駅」下車。 吉祥寺駅前より関東バスで成蹊学園前下車(約10分)。   

■演題・講師:
(1)教科別基礎講座
  13:00ー13:30 「これだけは身につけた国語の授業技術」
●講師:鈴木啓司氏
千葉県浦安市立見明川小学校。作文と」スピーチを一体化した指導に力を入れている。学習ゲーム研究会事務局。著書に『論理的な表現力を育てる学習ゲーム』(共著 学事出版)などがある。
 13:30ー14:00 「これだけは身につけたい算数の授業技術」
●講師:竹松克昌氏
神奈川県茅ヶ崎市立緑が浜小学校。子どもたちが夢中になる算数ゲームの開発等、楽しくわかる授業づくりに取り組んでいる。

(2)特別テーマ講座
14:00ー17:00 「ワークショップで学ぶ『楽しい授業づくり』」  
●講師:坂本泰造氏
1937年埼玉県秩父市に生まれる。元・埼玉県春日部市立備後小学校教諭。日本生活指導研究所所長。主な著書に『授業に挑む』『集中の授業づくり』『教師の力量をどう高めるか』『どの子も燃える授業の創造』などがある。

■定員:50名(定員になり次第締め切ります)

■参加費:2500円(授業づくりネットワーク会員:2000円)

★申込・問い合せ先
1)氏名、2)会員・一般の別、3)〒・住所、4)電話・FAX番号、5)勤務先、 6)メールアドレスを明記の上、下記あてにFAX、Eメールまたはハガキでお申し込み下さい。 
  授業づくりネットワーク事務局 担当:鈴木宣昭
  〒162-0814 新宿区新小川町6-12 TEL/FAX:03-3269-3715  
   Eメール:yoyaku@jugyo.jp

2005/05/20

カウンター設置

したのは、確か2005.5.8だったと思う。

昨日777を越え、今日は850を越えていく。
嬉しいことだ。一日に70カウントぐらい増えている計算になる。

コメントを下さる方、ありがとうございます。
読まれている方、ありがとうございます。でも、たまには、コメント下さいな(^^)。

最近のドラマ

ほとんどドラマを見ない私だが、このところ二つのドラマは見ている。

「タイガー&ドラゴン」
本日放送日。
落語が好きな私にはたまらないドラマである。
テンポが良くシナリオも練ってある。

「離婚弁護士2」
一昨日放送日。
これもテンポ良くストーリーが展開していく。
主演の天海さんもなかなか良い。

共通しているのはストーリーがしっかりしていることと、テンポの良さ、そして、これに振り回されることのない役者の演技力だろう。

今宵も楽しみ。

2005/05/19

ディベート公開授業 その1 終了

ディベートの公開授業第一弾が終わりました。
わざわざ和田中学校まで足を運んでくださいましたみなさん、ありがとうございます。

ディベートがまったくの初心者にディベートを導入をするというのは、結構難しいことだとは思っています。なんとなれば、ディベートは準備の上に、「読む」「書く」「聞く」「話す」の四要素を同時進行で使いながら試合を行うという、生徒にとっては負荷の高い学習活動であり、そうだとすれば、指導者にとっても大変な領域であると考えられます。debate1


私の場合、生徒に「先生、話し合いの授業で面白いのやってくれませんか?」と頼まれて「確か、デなんとかというのがあったぞ」と始め、かれこれ15年ぐらい研究を続けていることになります。

ま、好きでやっている部分もありますので、そんなに負担ではありませんでしたが、今は中学校の全教科書にも載るようになり、しかも教科書は最低基準だと言われれば必ず教えなければならないわけで、そんな中で初めてディベートを学ぶ生徒、教える先生、またはこれから先生になろうとしている学生さんにとっては、ディベートはなかなかやっかいな単元だと思います。

そこで、開発したのがマイクロディベートのシナリオ方式のディベートでした。参観してくださった人の感想では、「ディベートのイメージがまったく変わってしまった。これなら、学校でもできるし、やりたい」というものを多く貰いました。もし、そうだとすれば嬉しく思います。

6月の頭ごろ、今度は中学三年生で同じ授業をする予定です。お時間がありましたら和田中学校までお越し下さい。お待ちしております。

2005/05/18

普通の国語

今日は、公開授業が二コマと、「よのなか」科の授業の記録とまあ、充実していた。
公開授業では、はじめてのディベートにもかかわらず、こどもたちが健闘している。授業が終わると教室の温度がかなり上がっている。大変だろうけど頑張って着いてきて欲しいなあ。

「よのなか」科のゲストは、サザンオールスターズや日本のほとんどのメジャーアーティストの演出をしているバルーン関係の会社の社長さんが登場であった。付加価値をどのように教えるかというものだったが、やっぱりゲストが来ると盛り上がるものだ。

                   ◆

職員室でホゲーッとしていたら、国語の授業をちょっとビデオに残したいという話があった。ちょうど明日はディベートの最終日なので、「いいですよ。明日はディベートがありますから」と話をしたら、「普通の国語はありませんか?」と言われてしまった。

うーむ。
ディベートは教科書に載っている、「普通の国語」の授業なのだが。
しかし、何を普通の授業と思っているのかなあ。

2005/05/17

授業は楽し

日本酒の利き酒の会が昨晩あった。
義父が抽選に応募したところあたったというので、無料招待券を回してくれた。赤坂プリンスホテルで行われるというので、学校が終わってから出かけていった。

久しぶりの赤坂見附は、新緑に包まれていてなかなか良かった。
赤坂プリンスホテルは、学生時代に結婚式の黒服のアルバイトをしたことがあり、当時を少しだけ思い出すことができた。

利き酒は長野県の酒造組合が主催していたので、長野の酒のみ。私の好みは「七笑」「舞姫」「真澄」などであったが、他にも結構良い銘柄があった。利き酒は口に含んで飲み込まないのがその方法だが、私はもったいないので飲んでいたら、やはり酔ってしまった。

会場には心地よく音楽が流れていた。この曲は、エゴワッピンである。しかも、結構良い音質。よく見たら、ボーズの高級ラジカセであった。展示販売をしているらしい。いい音。思わず「おいくら?」聞いたら「270900円」ということなので、退散。でも、いい音だったなあ。

帰り道、気持ちよく帰っていったのだが、京王線は大渋滞。人身事故があったとのこと。新宿駅はものすごい人混み。一台やりこして座る予定でいたら、乗車開始と共にすごい人の波。私は座ろうとしたら、後ろから来た男性のサラリーマンにとばされてしまった。
「失礼ですね。あなた、私より後ろから来たでしょ? 失礼ですよね」
と本人に冷静に言っていた私でした。疲れているのは分かるけど、そりゃあないよなあ。

途中、近くの席が空いたけど、意地でその人の前に立ち続ける私でした。

                  ◆

本日も公開授業。
通常の授業を見せるだけなのだが、やはりちょっと疲れるなあ。体に余分な力が入っているのだろう。これがなくなるように修行しなければなあ。

本日は、学芸大学の大学院生や長期研究生、杉並区の教育コーディネーターなどが来校。二年生のディベートの授業を見て貰う。ディベートはまったくの初めての生徒で、生徒との打ち合わせもしていないから、どうなるかという思いもあるが、まあ、それが授業の醍醐味でもあるので、そのままいく。

ディベートの専門用語の部分はあっさりと終わらせて、すぐに試合にはいるのが中学校のディベートの授業入門期には必要だと考えているので、そうしようと思うのだが、つい、見ている人たちへのサービスが出てしまい、ちょっと詳しい説明になってしまう。

授業の対象は生徒なのだが、つい、もう一つの対象に向かっても話をしてしまうなあ。いかんいかん。授業の方は生徒のがんばりで、まあ良かったかな。

ついでと言っては何だけど、三年生の授業も見ていって貰う。三年生は「夜は暗くてはいけないか」という文章を読み、それを批判的に論述するという授業を行っている。

こう書くとちょっとかっこよく思えるが、やっている内容は「書き抜きエッセイ」「書き込み回覧作文」である。和田中学校に来て一回目の「書き抜きエッセイ」と「書き込み回覧作文」なので、子供たちへの説明が必要になる。ならば、そこのところも見ていって貰ったら、何かの参考になるのではないかと思い、見て貰った。

この授業の最初の時に、
(今日は何かあるかな?)
と思って教室に向かったら、今日は生徒諸君は後ろ向きに立っていた(^^)。
「よし、あと8回何か芸を見せ続けることができたら、褒美を取らせよう」
と宣言した。まったくなんというか、疲れをほぐしてくれる子どもたちである事よ。

明日も授業公開。楽しみ楽しみ。

2005/05/16

池田先生から借りた教科書を、家で探す

『ないないないない・・・』
職員室で私はつぶやいていた。何がないかというと、教科書がないのだ。自慢じゃないが無くしものをするのは得意である。なもので、授業前に必死になって捜していた。そして気がついた。
『あ、教科書を忘れた○○君に貸したんだ』
と。○○君が返してくれるのを忘れていたのだから、私の手元にあるわけがない。

『おい、私の教科書はどうした?』
昼休みに○○君に呼びかけて聞いてみた。
「あ、先生、大丈夫です。ここに書いてあります」
『ん?』

見てみると、左腕の甲になにやらボールペンで書いてある。

【池田先生から借りた教科書を、家で探す】

私はこの文字を読んで二重に悲しかった。

                  ◆

『おい、ちょっと変じゃあないか?』
「なんでですか?」
『私は君に教科書を貸したよな』
「はい」
『でもって、返ってきていない』
「はい」
『ということは、君はまだ私の教科書を持っていると言うことだよな?』
「はい。家にあります」
『だろ? だけど、それなら「家で探す」ってのは、変ではないか?』
「?」
『探すってのは、無くしてしまったと言うことかい?』
「!」
『こういう場合、持ってくるとか、鞄にしまっておくとかじゃないの?』
「はははは・・・」

                  ◆

はははは・・・と笑われても困るのだが、実は彼はもう一つ私が悲しい思いをしているのに気がついていない。それは、「探す」と「捜す」の違いである。私は、「池田先生から借りた教科書を、家で捜す」と書いてあるのであれば、まだちょっと嬉しかったかもしれない。「探す」と「捜す」とは違うのである。

犯人をサガス。
宝物をサガス。

どちらがどちらだか分かるかい? 意味が違うのだよ。
「探す」というのは、あるかないか分からないものをサガスのである。だから、宝物を探すであり、探検なわけだ。一方「捜す」は、あることは分かっているのだが、どこにあるのか、どこにいるのかが分からないものをサガス場合に使う。だから、犯人を捜す、捜査なのである。

ということなので、「池田先生から借りた教科書を、家で探す」というのは、二重に悲しいわけである。言葉はかくも繊細なのである。

とまれ、まさか、無くしていないよなあ。○○君。

(教科通信 志学 NO.4 より)

(な、なにかある)

「はい、起立」

というのは、私が授業を行うとき、教室に入る際に言う号令である。正確に言うと、教室にはいるとき、扉を開けて一礼をして、しかる後に「はい、起立」というのが私の授業を始めるスタイルである。これはかれこれ20年以上続いている。塾の講師をしているときからこれである。

ところが、この「はい、起立」が和田中学校の生徒達には面白いらしい。何が面白いのかよく分からないが、私が廊下を歩いていると「はい、起立」と真似をしている。時には、私の前を「はい、起立」と言いながら歩いていく者もいる。本人は似ていると思っているのだが、私は(なんだかなあ)と思っている。

今日、授業の始まる前、3Bの教室の前に着いたとき何やら不穏な空気を感じた。何がどうのと言うわけではないのだが、何かが仕掛けられているという空気である。念のため教室の入り口の扉を遠くから眺めてみた。黒板消しが仕掛けられている様子はない。

しかし、確かに感じる。
(うーむ。とりあえず一度扉の前に立ってみるか)
扉の前に立ち、扉を開けるふりをしてもう一度戻る。そうすると、教室からざわめきが聞こえる。
(な、なにかある)
意を決して扉に向かう。そして、「はい、起立」と言わずに、扉を開けるやいなや「起立」と言ってみた。

すると。
子どもたちは、私の号令の前にすでに全員立っていた。

まったくもって、かわいい子どもたちであった。

古希のお祝い

昨日は母親の古希のお祝いをした。
弟夫婦と一緒に立川のパレスホテルの中華料理屋で行った。
母は午前中水泳に行き体を動かしていた。
まだまだ健康である。子どもとしては嬉しい。

お祝いの言葉の後、本人から言葉を貰うと
「まだ元気でいるから。そして逝くときはぽっくり逝くから」
と妙な決意をしていた。さすがは私の母親である。

弟の所の子どもは6ヶ月になったところ。
これがまあ、なんというか、私の小さい頃にそっくりなのである。
頭のいびつさまでも似ている。似ていないのは目が一重である所ぐらいか。
おじさんに似るとは言われていたが、こんなに似るのかと思う。

美味しいものを食べ、近況を話し、少し痛んでは来たものの健康を確認し、
長寿のお祝いをする。

小さな幸せである。

2005/05/15

ディベートの公開授業のご案内

ディベートの公開授業のご案内です。
授業内容の大枠は、

1)ディベートとはなんぞや。フローシートの取り方、判定の仕方など。
2)第一試合。準備
3)第二試合。第三試合。まとめ。

という構成でそれぞれを一時間で使います。

5/16 3校時 2A
5/17 2校時 2A 5校時 2B
5/18 1校時 2A 3校時 2B
5/19 1校時 2B

の時間で行われます。

1校時は、8:50〜
2校時は、9:50〜
3校時は、10:50〜
4校時は、11:50〜
5校時は、13:30〜

という時程です。

アクセスは、
http://www.wadachu.info/map.html
をご覧頂ければと思います。

通常の時間割で行われるものです。前後に他学年の授業や会議が入っていることもありますので、どたばたしてしまい、丁寧な対応ができないこともあるかと思いますが、ご容赦下さい。

体の声を聞いて

先週は色々な人にもあった。

itigo
研究主任研修会という出張があったのだが、そこに新人採用の同期の仲間がいた。M君とAさんである。M君はこのブログも読んでいるとのことで、私のことにまあ詳しいf(^^;。
出会った頃から切れのある先生だなあと思っていたけど、ますますパワーアップしていた。ご存じの方は分かると思うが、私の髪の毛が長かった頃に磨きを掛けているような髪型で、自らを「アウトロー」と呼んでいた。なるほど。
会の後、同期の仲間の近況などを語りあい、今度同期で飲もうかと話して別れた。M本君よ、荻窪か?阿佐ヶ谷か?それとも新宿か?どこでやる?

我が家では今年の共同研究者になってくれる早稲田大学博士課程のYさんと食事をした。才能溢れる若き学者だ。学問、音楽、車とまあ守備範囲は広く、それを極めているのだからすごい。O元校長共々、また杉並でお世話になります。

大学の大熊先生が指導されている自主ゼミの新歓コンパもあった。先生のご病気のその後が心配だったので、お見舞いもかねてちょっとだけ伺おうと思ったのだが、若いエネルギーを浴び、楽しく時間を過ごせた。

                   ◆

私は疲れがたまると、体に痺れが出てくる。
呼吸が浅くなるのか、または、どこかの骨がずれてしまっているのかわからないが、そういうことになる。

先週は、かなり痺れが出てしまっていたのだが、だましだまし仕事をしていた。その一方で仲間達と仲間や先生、若い人たちと話すことができて嬉しかったなあ。人と会うことでエネルギーを貰えるような気もする。

そうそう。例の整体ですが、この効き目もあるのかもしれません。昨日の夜にも行ってきましたが、痺れについても働いているのかもしれません。私の父親も通い始めて効果が出てきているとのこと。

体の声を聞きながら、来週も乗り越えていくことにしましょう。
写真は、校庭の蛇イチゴです。

2005/05/14

鉄道建設

実家に電話があった
「鉄道建設ですが。息子さんは、修さんですね」
受け取ったのは母親。しばらく考えて
「違います」
と答えたそうだ。そしたら、電話の相手はいきなりガチャリと電話を切ったそうだ。

その後私の所に電話を掛けてきて
「修は、大丈夫だよね」
と聞いてきた。

おそらくその詐欺集団は、「鉄道警察」と間違えるように「鉄道建設」と言って動揺を引き出す詐欺なのだろう。

それにしても、
「違います」
と答えた母親はまあ、すごかったなあ。

クローン人間は、何を生み出すのか

二年生の授業中に、ひょんなことからクローン人間の話になった。

『君たちはクローン人間については、賛成? 反対?』
と聞いたところ、圧倒的に反対が多かった。
『じゃあ、この中でなんで反対なのか、自分の理由を言える人はいるかい?』
と聞いたところ、ある男の子がこういう意見を述べていた。
「反対です。クローン人間ができると、戦争が増えるからです」

うーむ。考え込んでしまった。
人は、人が増えると、簡単に命を増やすことができるようになると、戦争を始めてしまうのか。

医療への活用などクローン人間の技術は大いに期待される部分もあるであろう。しかし、この生徒の指摘は、悲しいけど人間の一面を示しているとも考えられるな。「クローン人間の誕生は、命を粗末に扱うようになる」か。

ちょっと記憶に留めておこう。

2005/05/12

トイレは替われない

和田中学校は、「考える芝生」と呼ばれる元バスケットコートであった場所がある。ここには見事な芝が育っている。和田中学校のグリーンキーパーズという地域の人たちが、育ててくれている。今の時期だと週に二回、朝、刈り込みをしてくれる。学校の南門をくぐり、その芝生に目をやるととても落ち着く。また、刈り込みをしたすぐだとなんとも言えない良い香りが漂い、エネルギーを貰えるような気がする。

昨日は水曜日。この日は、その芝生の上で地物との人たちがラジオ体操をする日でもある。そしてさらに、生徒会主催の朝ボランティアという敷地内掃除を行う日でもある。今日は約60人の生徒が、通常より30分早く学校に登校し、掃除をしていた。ちなみに今日は、鎌を持って雑草取りである。

私も久しぶりにやった。股を割ってしゃがみ、左手で草を掴み右手で鎌を操作する。いやあ、股関節が筋肉痛である。参った。だが、そのこの草刈りがあるので蚊の発生が少なくなるのだ。私は、スイカの苗を植える予定地を集中的に行った。今週中には植えることができるだろう。

                   ◆

授業では、二年生は文法をやっている。用言の活用で主に動詞を行っている。活用形の種類と活用の種類、五段活用動詞の音便形など覚えなければならないことがたくさんあるので、生徒は大変だが、やりきってもらうしかない。

「文法の授業を受けてみて、文法で躓(つまづ)く人を見ていると、大きく二つのタイプがあるようです。一つは、文法独特の専門用語が理解できない人。例えば、『活用』『活用の種類』などです。これは、先生が何回も説明しようと思います。ただ、もう一つの問題はちょっと。それは、暗記が足りないと言うことです」

「私の母親は、昔こんな事を言っていました。私が、テレビを見たいけどトイレにも行きたくて困っているときのことです。『いいかい、修。お母さんはね、おまえのことをどんなに思っていても、おまえの代わりにトイレに行ってあげることはできないんだよ。おまえがどんなに歯が痛くても、お母さんが代わりに歯医者に行っておまえが治るなら、行ってあげる。でも駄目だよね。勉強も、お母さんが勉強したっておまえは賢くならないんだよ。トイレ、歯医者、勉強は嫌でも自分でやるしかないんだよ』とね」

「分かると思うけど、暗記は君がやるしかないんだ。やりやすいやり方を教えてあげることはできるが、結局は君が自分でやるしかないんだよ。私が母親に言われたことを君たちに言うなんてなんか変だけど、まあ、真実だから仕方がない」

そんな話をして説明を開始した。子どもたちも分かってくれたようだ。
文法が終われば、二年生はディベート。来週の三時間を使って、入門期指導を行う。これは公開しますので、もし、時間がある方は和田中までどうぞお越し下さい。

                   ◆

三年生は、句会を行った。
修学旅行でも行うので、その前に初の句会。やり方を教えた。
もちろん、私も参戦。校長にも参戦して貰う。さらに、今回は豪華ゲストもお招きした。それは、芥川龍之介である。

句会は、作者と作品を切り離し、作品だけで勝負するので、大人や歴史上の有名な人物の作った作品を生徒の作品の中に紛れさせてやっても大丈夫である。

結果は・・・。校長先生の作品は、(ちょっと悔しいけど)A組では、第一位に選ばれていた。「雨蛙四ツ葉を傘に雨宿り」である。私の作品、二つの内の一つの席題の句は5位と検討したが、もうひとつの兼題(雨蛙)は、逆選であったf(^^;。ちなみに、雨蛙の方に芥川龍之介の作品を入れた。「青蛙おのれもペンキ塗り立てか」であるが、これは子どもたちから選ばれなかったなあ。私の逆選になってしまった句は「登るため壁はあるのか雨がえる」で、後一歩の作品は、「炎天の空支えるや大歓声」でした。

この句会方式を理解させておくと、これからの授業がやりやすくなる。少しずつ、私の授業のやり方もだしていくことにしよう。

2005/05/10

週の初めに新宿

GWが終わったとたんに、また仕事の波である。
うーむ。夏休みまでこれが続くのかと思うと、ちょっと辛いなあ。
ま、笑い飛ばしながら進めましょう。

                  ◆

授業を終えて、出張にでかける。
杉並区が独自に持っている教育研究施設があり、和田中の近くなので、
「お願いできないかねえ」
と前任校のO校長先生から杉並区教育委員会の学力向上調査委員というのを依頼される。断れる分けないよなあf(^^;。それでその委員会の一回目の打ち合わせであった。杉並区の学力は都の中でも比較的安定しているのだが、もっと上げるためには何が必要かと言うことを分析し、提言するのだそうだ。

来週の会議までに、その具体的な方略について簡単な提案ができるように考えておく宿題が出た。うーむ。

そのあと、新宿で人と会う約束があったのでバスで向かう。和田中は環七に近く、そこにあるバス停は新宿までのバス路線がある。それで向かう。結構便利だ。

新宿は野村ビルで小一時間、教育に関するちょっとした打ち合わせをして、その後食事を一緒にする。いやあ、夜景が綺麗だったなあ。P5090054

夜景とお話のおもしろさ、さらには料理のおいしさにちょっとお酒も進んでしまった。

疲れていたが、楽しいお話をすることができて、週の最初にエネルギーを貰えました。
ありがとうございました。

2005/05/08

GWを静かに納める

今日は晴れるかと思ったのだが、それほどでもなかった。
母の日もあって、聖蹟桜ヶ丘は買い出しの車で一杯であった。

午前中は昨日の買い物の買いたしに出かける。細かいものを買い足す。
去年うまくできなかったスイカの苗も購入。明日の満員電車で学校に持っていくのはちょっと難儀かもしれないが、和田中の畑に植えて、夏の実りを楽しみにしたい。

今週でニセアカシアも終わりかと思い、朝ご飯、昼ご飯と新しくなったバルコニーで甘い香りに包まれながら食事をした。気持ちよいなあ。

奥さんは午後、バルコニーに敷いた板の微調整に取り組んでいた。手摺りの支柱にぶつからないように細かく鋸を入れてさらに敷地面積を広げていた。すごい。

このときの秘密兵器が変わった糸鋸である。通常の糸鋸は鋸の刃の細いものと言う感じだが、今回手に入れたのは、刃が回転式の糸鋸である。これだと自由に切り出すことができる。工具も進化するものだ。

                   ◆

私は二本の論文と格闘。一本は現在連載している原稿。来月号が書き上がった。ふう。もう一つがなかなか進まない。書きたいことが多いのに、枚数が少なくどこにポイントを当てて書いたらいいのかと試し書きを進めているのだ。

この論文を書いているときに、ディベート仲間のY先生からメールが届く。国立大学附属中学高校の先生をしていたときに親しくしてもらって、今は、大学の先生になっている。才能がある上に努力をする先生で、私などは隠れてしまいたいぐらいなのだが、ディベート仲間ということで仲良くしてもらっている。

で、気にはなっていたのだが、JRの列車事故は、いつも使っている電車だと言うことであった。私で言うと京王線だ。幸いY先生の家族には無かったようで良かった。秋になったら「よのなか」科の授業を見に来るという。楽しみだ。

さて、食事をしてもう一踏ん張り論文に向かうか。

2005/05/07

聖蹟リゾート

朝は早く起きるのだが、ゆったりとお茶を飲んで本を読んでと楽しみに費やしてしまい、書かねばならない諸々の文章を擲ってしまっている。それでいて、午前中は眠気がぶり返してきて昼寝となってしまった。

お昼ご飯は焼き鯖寿司。デパートが近いので、夜に買いに行くと結構値引いている。それを買っておくのだ。結構お得。

午後はDIYのお店に奥さんと出かける。キッチンバルコニーに木製のタイルを敷くことにしたので、それを買いに行った。キッチンバルコニーには排水溝があり、その分狭くなっていたのだが、その上に敷いてしまうので、キッチンバルコニーが広くなった。

夕ご飯を食べる前に、キッチンバルコニーで「南信州ビール」のバイツェンを楽しんだ。新しくなったキッチンバルコニーは、非常に心地よい。夕景を楽しみながら飲んだ。seisekir


夕ご飯は地元で有名でありながら、一度も行ったことのない焼き肉やさんに行く。肉が軟らかく美味しい。私は魚っ食いなのであまり焼肉店には行かない。だから行ったことがなかったのだが、まあ美味しかった。

帰宅してから、もう一度キッチンバルコニーに出て行き、ランタンに灯を灯すことにした。音楽を聴きながら、一日を終えようとした。このバルコニーは、聖蹟リゾートかもしれない。

2005/05/06

ゴージャスな植生

連休の疲れが出ている感じのある本日の教室である。
私はたまたま授業が一時間と、補教が一時間という時間割だったので、集中して事務を行うことができた。

休み時間に固まった身体をほぐすために中庭に出た。
中庭にはクローバーが群生しており、赤い花をつけ始めた。
P1010045
そのクローバーの奥にひっそりと咲く白い大振りの花を発見。これが実に見事。慌ててカメラを取りに職員室に戻る。その花は里芋の花ではないかと思う。職員室の出窓の下にひっそりとではあるが、堂々と咲いていた。

                  ◆

あまりの見事さに見とれていたら、たまたま出てきた副校長先生が敷地内の花木を説明してくれた。

びっくりである。

 グレープフルーツ
 ミカン
 ゆず
 タイム
 ラベンダー
 ミント
 ブルーベリー

などが植えられていたのだ。グレープフルーツは実がなっているし、花も咲いている。
ブルーベリーは、50本もある。ただ、残念なことにこのブルーベリーは、一種類だけとのこと。二種類無いと実が付きにくいんですよね。どっかにないだろうか。

植木の手入れをしていた用務員さんに教えていただいて、ミントティーを試す。ミントの新芽を4枚ほどつまみ、熱湯に注ぐだけだという。これが実に爽やかで良い。眠気を覚ますにはぴったり。気分転換にもなる。

ゴージャスな植生である。

2005/05/05

立夏の一日

私の大学時代の友人に荻さんという豪の者がいる。海外青年協力隊に参加した後、現在は長野の高校の教員をしている。

彼が長野の教員になったあと、秋のことである。
「いや〜、池ちゃん、忙しいよこっちは」
という話があった。
(そうか、長野も大変なんだなあ)
と思って話を聞いていたら
「秋になると、キノコは出るは、スキーのメンテナンスをしなければならないは、大変なんだよ」
と遊びに忙しいのを、ぼやいていた。

                   ◆

GWの私も忙しかった。
今日は、5/31締め切りの論文の骨子を完成させていた。骨ができれば、そこに肉付けをしていけばいいので、まずは骨づくりである。

その一方で、今日の好天を頼りにして干物も作っていた。「あじの干物」である。これがスーパーの朝市で鰺を購入し、私には難しい5%の食塩水づくりに挑戦し、一日かけて干した。干している間に、論文の骨子はとりあえず完成したので良かった。

鰺の干物ができあがったからと言って、これでいきなり一杯やるわけにはいかない。物事には順番がある。

今日は暦の上では、「立夏」である。夏ならば、夏らしい飲み物で夏を迎えなければならない。そのためには、その環境を整えなければならない。

なんだかややこしくなったが、簡単に言うと端午の節句を祝うために、風呂に出かけて菖蒲湯につかり、ジントニックをキッチンバルコニーで堪能することで夏を迎える儀式を行い、その後、炭に火をおこし、件の鯵の開きをあぶる。

aji
ああああああああああああああああああああああああ、うまーい。

ちなみに、ジントニックのおつまみは「レッカービッセン」のベーコンである。スライスして、ちょこっとずつ味わう。ああああああああああああああああああああああああ、うまい。

                   ◆

聖蹟桜ヶ丘も、遊ぶのに忙しいぞ(^^)。

小さな旅 2

P5040049
いざ鎌倉である。

GWの真ん中に遊びに行くなんて、ほとんど自殺行為に近いが、どうしても海を見たかったのである。私は蟹座で奥さんは射手座。蟹座は水をほしがり、射手座は炎なので水を嫌うと言うことなのだそうだが、まあ、いいじゃないか。海が見たかったのだ。

そこで昨日は、朝早くから家を出た。
4時45分ぐらいには家を出ていた。鎌倉街道を南下し、16号、246号と順調に走らせる。ちょっと間違えてしまったが、6時すぎにはもう藤沢の海にいた。

渋滞がないと、こんなに早いのかと思う。地図で確認してみると、確かに私の家から真南に江ノ島がある。距離にして40キロぐらいか。これならありである。

                      ◆

所期の目的をそうそうに達成してしまった。どこぞでお茶でもと思うのだが、行きつけのお店はまだやっていない。11時からだもんなあ。

そこで、葉山の方に足を伸ばしてみることにした。いつも由比ヶ浜で終わってしまうので。

とにかく海岸線をゆったりと流すことにした。波も穏やかでサーファーはただ海に浮いているだけのように見えた。気持ちいいんだろうなあ。サーファインは年齢を重ねてからもできるスポーツだと聞いたことがある。家から海がこんなに近いのなら、サーフィンもありかもしれないな。

                      ◆

私の車はあと300kmで10万km。自動車通勤でなくなってしまったので、今月中に達成と言うところではないだろうが、楽しみ。まあ、10万km走る車だから、年式は古くなっている。

だけど、気に入っている。ロングホイールベースは、走りに安定感があり、エンジンも静か。ちょっと燃費が悪くなってきたが、まあ、いいだろう。

しかし、カーステレオのシステムが古い。未だにテープとラジオである。CDやMDが使えないカーステレオは、ちょっとなあと思いながら、新車になるまで仕方がないと思って使っていた。

ある日、電気屋さんでカセットテープの形状をしたCD接続アダプターを発見した。携帯CDからカーステレオに音楽を流せるのだ。これは便利便利と使っていたが、充電が面倒くさいのと、携帯CDが固定されていないので使いにくく、そのままにしていた。

そんなところに、iPod Suffle の登場である。
何気なしにそのアダプターに接続してみたら、なんと何事もなくカーステレオで使えてしまったのだ。感激。

CD,MDと使ってこなかったのにも関わらず一気に最先端になってしまった。家電製品でこういう古いものがいきなり最先端で活用される現象があるってのは、私は記憶にない。CD,MDを使ってきている人たちは、逆に車ではiPodが使いにく、一度FMにとばして使う方法を採っているという。待てば海路(この場合、回路か?)の日よりありかもしれない。

海岸線を窓を開けて音楽を流しながら走る。サザンなんかが流れている。ううう、贅沢だなあ。

                      ◆

葉山に向かう途中に、デニーズ発見。デニーズ森戸店だ。
一度通り過ぎてミラーで確認すると、海に面しているお店で、しかも、テラスがある。
ここでお茶をすることに決定。まだ7時半だというのに、テラス席は満席。

まあ、仕方がない。禁煙席で軽い食事をして食後のコーヒーを楽しんでいたら、テラス席が空きだしたので、席の移動を頼むとなんとか大丈夫。ラッキー。

改めてコーヒーを飲んでいたら、奥さんが
「あれ? ちょっと見えるかも」
という。
見ると、富士山がほんの少し、顔を出している。
ありがたや、ありがたやである。

海岸には磯遊びをする子ども、海上ではヨットのレースをする大学生、そしてそれを上空から見下ろす猛禽類の鳥たち。借景の富士山。私たちはそれらを全て目に納め、暖かくなってきた空気を確認する頃、帰途につくことにした。

                      ◆

帰りもほとんど渋滞することなく、12時には自宅近辺にいた。
早朝の湘南ドライブ。癖になるかもしれない。

2005/05/04

小さな旅 1

昨日の午後は『授業づくりネットワーク』の原稿を仕上げ、府中に散歩に出かけた。
何の用事があったわけでもないのだが、奥さんと二人で出かけていった。

府中駅前には、さらに高層マンションができあがり、そのマンションには商業ビルが隣接している。これをちょこっと見ておこうと言うことになった。ここにはTOHO SINEMAが入っている。現在やっているものは面白そうなものが無かったので見ることはなかったが、いづれ見に来ようと思う。

吹き抜けのフロアーを歩いていたら、なんとも言えない音色が響いていた。草笛の演奏であった。昔子どものころに、やった草笛とは違い常緑樹の葉っぱを使ってやっていた。伴奏のエレクトリックガットギターとの相性も良く、心地よい気持ちにさせてもらった。

こういうビルが駅前にあるんじゃあ、聖蹟桜ヶ丘も負けていられないなあと思った。(ま、私が勝負しているわけではないが)

                   ◆
(人出が多いなあ)
と思っていたら、今日から大國魂神社で「くらやみ祭」が開催されるらしい。これはなかなか迫力のある祭りで、クライマックスには品川からご神体を運び、それを多摩地域のお社から運ばれた大太鼓で無迎え撃つという場面がある。

http://www21.big.or.jp/~tetsuki/ookunitama/15_05_03photo.html

昨日は初日だったので、それほどの人でもないかなと思ったが、まあそれなりに盛り上がっていた。

となると、
(を? ひょっとして)
と私の足は、大國魂神社横の「KEN」に向かうことになる。
いや、お祭りが無くても向かうことになっていたとは思うのだがf(^^;。

有料試飲会である。お祭りの時にはやっているのだ。
三年前に山田さんに教えていただいて行ったのだが、そのときは、久しぶりに撃沈したのを覚えている。度数の高いベルギービールを、空腹時にかなり飲んだのでやられてしまった。というか、やってしまった。

今回は、味わいながら少しずつ、「レッドローズ アンバーエール」を味わった。カスケードホップの香りのきいた苦みのあるうまいビールだった。

GWの小さな旅1である。

2005/05/03

藤の花房の下で

fujipark
家の周りの花々が佳境に達してきた。
この週末にかけて、藤棚の藤、土手のニセアカシアが満開になる。
藤はグレープの甘い香り、ニセアカシアも甘い香りだ。
これが窓を開けていると部屋に運ばれてくる。
なんとも言えず、豪華な気分になる。

そんな香りに誘われてちょっと散歩。
藤棚の下にあるベンチに寝ころんでみた。
太陽の光を受けた新緑を通過してくる木漏れ日。
そして、その木漏れ日を受けて揺れる藤の花の房。

これを贅沢と言わずして、何を贅沢というのだろう。


                   ◆

当たり前だが、私が子どもの時分から藤も、ニセアカシアも街にはあったのだろう。しかし、それは目に入ることはなく、香りも届くことはなかった。

齢を重ね、今まで見えていたものが見えなくなったのかもしれないが、今までは見えなかったものが見えるようにもなってきていると言うことであろう。

これが嫌かと言えば、実に全く嫌ではない。これからどんなものが見えてくるのだろうかと楽しみに思う。

散歩の途中に庭に藤のある家を見た。その藤に見とれていたら、その家の居間に正座しながら庭の花を笑顔で見つめているおばあさんを見つけた。

何が嬉しいのかなあ、と昔なら思っただろうが、いまは少しだけ分かるような気がする。

2005/05/02

岡 科子さん、ってだれ?

連休と言っても、合間に学校があると生活のリズムを整えるのが難しい。ぐっすり寝ていることになれてしまうと、朝が辛い。今朝は、4時半に起きて周りの様子をうかがう。んでもって、起きて仕事に取りかかる。このぐらいのペースで今日は良いだろう。明日からまた三連休だ。

昨日は、一つの区切りをつけてきた。
人生の節というのは、振り返ってみたとき
(ああ、あのときが節だったんだなあ)
と思うこともあるが、自らが「ここを節とする」と決意して作ることもある。
昨日は、その後者の方の節。これでまた一歩を踏みだそう。

(どうでもいいが、踏みだそうは、文出そうと同じで、下手をすると乱そうにも似ているなあ)

                   ◆

三年生の授業では、俳句を扱っている。修学旅行で俳句を作る課題もあり、その前に一度練習で作句して、句会を開こうと思っている。

俳句は句会をするところに醍醐味がある。
学校で、集団で学んでいるのだから、集団でなければできない学習をしたい。私は、以前「教室を座と捉えて文学を楽しむことが大事であるという原稿を書いたことがある。(「教室だからこそ、座の文学を楽しもう」授業づくりネットワーク No.134 学事出版 P18〜20)今もこの気持ちは変わらない。

その学習集団でなければ生み出すことのできない作品を生み出すことが、学級で学ぶと言うことの一つの意味であろうと考えている。そういう意味で和田中学校でどのような句会ができるか楽しみである。

                   ◆

俳句を作ると同時に、雅号を作る授業も平行して行っている。
二葉亭四迷、正岡子規、夏目漱石、遠藤周作(狐狸庵先生)、酔睡亭f(^^;などの話をしながら、

1)自分の性格、特徴を考える。
2)それにふさわしい名前を考える。
3)一見、なんでも無いような漢字で表現する。

というプロセスで考えさせる予定である。

かつて、塾の講師をしているときに小学校五年生の生徒に「考えてごらん」と課題として出してみたら、

岡 科子

と名前を考えてきた、岡さんという女の子がいた。
おわかりだろうか、(おか しなこ)である。(おかしな子)である。
二十年以上も前のことなのに、はっきりと覚えている。

この、自分を客体化して新たに名前を付けるという体験は、自分崩しと自分づくり(by 竹内常一)にかかる実践だとも思っている。少年時代の死であり、青年としての再生に繋がるものと考えている。

ま、授業ではそこまでは言わないけど。でも、言った方が良いかなあ?

どんな名前が出るかなあ。楽しみ。

2005/05/01

和田中学校のブログ完成

http://blog.goo.ne.jp/wadachu_2005/

で作りました。

タイトルは、「WADA wonderful world !」です。

そうです。あの、ルイ・アームストロングの名曲 What a Wonderful World から頂きました。
これ、良く聴くとというか、良く聴かなくても「WADA wonderful world 」って聞こえます。一曲の内に、四回も言っています。

転勤して、suffleで聴いていたら発見して、一人爆笑してしまいました。今、和田中学校の讃歌に認定されようとしていますf(^^;。

引用開始 ーーーーーーーーーー

What a Wonderful World

Louis Armstrong

I see trees of green , red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself , What a wonderful world

I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day , the dark sacred night
And I think to myself , What a wonderful world

The colors of the rainbow , so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shaking hands , saying how do you do
They're really saying , I love you

I hear babies cry , I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself , What a wonderful world
Yes , I think to myself , What a wonderful world

 
この素晴らしい世界

ルイ・アームストロング

私は木の緑を見る、紅いバラも見る
私はそれらに私とあなたに向けられた輝きを見る
そして自分自身思う、なんて素晴らしい世界なんだろう

私は空の青さと雲の白さを見る
明るく祝福された昼、暗く神聖な夜
そして自分自身思う、なんて素晴らしい世界なんだろう

虹のカラー、大きなきれいな空
すれ違う人の顔と顔もまた
私は「はじめまして」と言いながら握手をする友を見る
彼らは本当は「愛してる」と言っているのだ

私は赤ん坊の泣き声を聞く、彼が育つのを眺める
彼らは私が今まで知っているよりも多くを学ぶだろう
そして自分自身思う、なんて素晴らしい世界なんだろう
そして自分自身思う、なんて素晴らしい世界なんだろう

引用終了 ーーーーーーーーーー

良い歌だなあ。

一日の始まり

連休前半の目標は、四月の疲れを取ることと、原稿を仕上げることにある。

昨日、一昨日はよく寝た。
朝、目が覚めたら9時を回っていた。
こんなの久しぶり。
花粉の飛散が少なくなった(私は杉だけのよう)ので、布団を干したのも良かったようで、
ぐっすり寝ることができた。

で、今朝はいつも通りに起きる。
4時30分には寝床から出てくる。
だんだん、日の出の時刻と共に早くなってくる起床時間である。

朝、ベランダに出て外の空気を吸うと、
今日は夏の朝の空気であった。
ひんやりしつつ、植物の
(さあ、今日も光合成しまっせー)
という空気を感じ、心地よい。

しばらく佇んで豪華な時間を過ごす。

さて、一日の始まりである。

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