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2005/05/16

(な、なにかある)

「はい、起立」

というのは、私が授業を行うとき、教室に入る際に言う号令である。正確に言うと、教室にはいるとき、扉を開けて一礼をして、しかる後に「はい、起立」というのが私の授業を始めるスタイルである。これはかれこれ20年以上続いている。塾の講師をしているときからこれである。

ところが、この「はい、起立」が和田中学校の生徒達には面白いらしい。何が面白いのかよく分からないが、私が廊下を歩いていると「はい、起立」と真似をしている。時には、私の前を「はい、起立」と言いながら歩いていく者もいる。本人は似ていると思っているのだが、私は(なんだかなあ)と思っている。

今日、授業の始まる前、3Bの教室の前に着いたとき何やら不穏な空気を感じた。何がどうのと言うわけではないのだが、何かが仕掛けられているという空気である。念のため教室の入り口の扉を遠くから眺めてみた。黒板消しが仕掛けられている様子はない。

しかし、確かに感じる。
(うーむ。とりあえず一度扉の前に立ってみるか)
扉の前に立ち、扉を開けるふりをしてもう一度戻る。そうすると、教室からざわめきが聞こえる。
(な、なにかある)
意を決して扉に向かう。そして、「はい、起立」と言わずに、扉を開けるやいなや「起立」と言ってみた。

すると。
子どもたちは、私の号令の前にすでに全員立っていた。

まったくもって、かわいい子どもたちであった。

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コメント

可愛いですねえ。

僕は、朝と帰りだけ起立、礼をさせます。
号令はやっぱり「はい、起立」ですねえ。

「起立」だけを言ってみようとするんですが、どうも自分の中でもう一つなんですね。

仕方がないので心の中で(はい)と言ってから「起立」と言ったりしてます。

なんというか、娘達、息子達に癒されますねえ。
先日は、後ろ向きに立っていましたから。

「はい、起立」というのは、これで二音節を作っているような気もします。だから、「はい」がないと、二音節を好む日本人としては落ち着きが悪いのではないかと。

子どもたちだって、「起立」ではなく、「きりーつ」とやっているじゃないですか。同じだと思うんだけどなあ。

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