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2005/06/30

流行ものについて

いかん。グッスリと眠ってしまった。

自宅に帰って、風呂に入り、テラスでビールを飲み、
(あ〜〜〜〜〜〜、極楽極楽)
と心の中でつぶやき、美味しい料理*1を食べて
「よし、一眠りしてから仕事だ!」
とごろっと横になったのが9時ごろ。朝起きたら5時半だった。

昨日は久しぶりに涼しかったので、朝まで起きることなくだった。体にはいいのだが、仕事にはならない。うーむ。

                  ◆

昨日、夏を迎える儀式のところで「桃ビール」を紹介したが、簡単に桃ビールのようなものを作れる材料を発見した。それは、ネクター系のフルーツジュースである。これをグラスに注いでビールを注ぐと、それっぽくなる。お試しあれ。

                  ◆

学校の広報パンフレットを作る関係で、とうとう注文してしまったのが、iworkだ。pagesというレイアウトからはいるソフトがあり、レイアウトの勉強にも良いかなと思って買ったのだ。

評判は二つに分かれているソフトであったが、私はまあまあ良いんじゃないかと思っている。私のiBOOKG4800では多少重たさも感じるが、設定を上手くすればいいのかもしれない。

使い方になれたら次号のパンフレットからこのソフトで作成するぞ。

                  ◆

あちこちの仲間のサイトで評判になっているのが、googleのmapサービスである。まったくもってすごい時代になったものだ。

こんなんが簡単に手に入ってしまうのだから、恐ろしい。
いや、なんでも手にはいると思わせてしまうインターネットの存在の方が恐ろしいか。
ここにある衛星写真は。本当にそのままなのかと言えば違うだろう。
見られては行けない情報はきちんと隠した上での公開だろう。

そこいらを見抜くには、基礎的な知識とその知識を土台にしつつそこを離れた視点から見ることのできる知性が必要になるんだろうなあ。

んじゃあ、その、そこを離れた視点から見ることのできる知性というのはどうやって作られるのかというと、それは、明日までに考えておこうf(^^;。

*1 コメントにでも書きます。

2005/06/29

工学には答えがたくさん

和田中学校は、夏休みまでに時間がある。通常20日ぐらいに夏休みにはいるのだが、和田中学校は、もう少し勉強してから夏休みに入る。

賛否両論あるだろうが、私は長く授業をする分にはさほど苦痛には感じない。というか、授業ができる方が良い。さらに、成績処理のための事務の時間が長く使えるので、ゆとりが生まれる。

ただ、

1)クーラーがないのは厳しい。
2)他の学校が絡むクラブの大会などの日程調整が難しいことがある。

などの問題はある。

できれば、遅く夏休みにはいるのだからゆっくりと夏休みを過ごせればとも思う。九月の第二週から新学期が始まっても良いなと思う。飛行機の料金がぐっと安くなるからだ。だが、和田中学校は新学期は他の学校よりも早く始まる。どんなことになるのか、まずは体験してみよう。

                  ◆

今日の授業は、開校記念日の公開授業ということで普段以上に学校には活気があった。
私は二年生の国語で「ことわざスピーチバトル」を、また、三年生の「よのなか」科では、ディベートの指導を行った。

もともとステージで音楽を愉しんでいた私には、ギャラリーが多い方がやる気になるので疲れてはいたものの楽しく授業を進めることができた。

4時間目は、理科の授業を見学した。
板目紙とセロテープと買い物の薄いビニールの袋。この三つを使って地上2mから卵を落下させても壊れないような工夫をするという実験の授業である。

この授業では、杉並科学博物館館長の渡邉さんが特別講師として参加されていた。生徒はハサミを使って板目紙を加工し、卵が壊れないように工夫をする。

最初に、火星探査船が火星に着陸するときのイメージ映像を見せ、いかにして衝撃を吸収するかという簡単なガイダンスをした後、工夫に取り組ませる。

渡邉さんは、
「科学者は、真理は一つとそれを追い求めますが、工学のほうは、答えは一つではありません。工夫によっていくらでも答えは出ます」
と説明してくれた。なるほどと思った。

子どもたちは、卵を箱詰めにしたり、紙を丸めてクッションをたくさん作ったりして挑戦していた。なかなか面白い授業であった。

                  ◆

放課後は、7/1に行われる小学校6年生のためのクラブ見学体験大会のリハーサル。生徒会の主催と言うことで、私の担当。私は生徒会も担当している。

だが、先達の指導が優れているので、私はとくに指示を出すこともなく、順調にリハーサル完了。本番が楽しみである。

さあ、六月も後少しである。

2005/06/27

マックの涼


http://www.studio-kura.com/download/higurasi/index.html

というフリーソフトがある。
マックの方、お試し下さい。
この暑い夕方を少しだけ、涼しくしてくれます。
気に入っています。

世の中には、返却されない答案もある

春学期の期末考査が終わりました。少しずつ答案が返却されてくるでしょう。君たちは、その得点に一喜一憂するのでしょうが、私はここでもう一度確認しておいた方がよいことがあるなと思って、そのことを書きます。

                   ◆

君たちがこれからたくさん受けていくテストというものには、大きく二種類あると考えられます。一つは、英検や自動車運転免許取得のようなテストです。もう一つは、入学試験や入社試験のようなテストです。

どうちがうのでしょうか。英検や自動車運転免許取得のようなテストは、ある一定の基準をクリアすれば、合格者は何人出ても構わないと言うテストです。例えば、英検の3級を100人が受験して基準点を100人クリアしたら、100人に英検3級の賞状が手にはいるわけです。自動車運転免許取得のテストでも同じです。

しかし、入学試験のテストの場合は違います。100人が受験しても募集が50人しかなければ、50人は合格し、50人は不合格になります。高校側が想定した合格基準点を100人がクリアしていても、上位50人しか合格できないわけです。

つまり、進路に直接関わる試験は受からせるためにあると言うよりは、落とすために設定されているというのが正しいわけです。差を付けるようにできているわけです。

                   ◆

さらに学校のテストと入試のテストの違いを見ていきましょう。
まず、学校で行う定期考査の場合、
(うーん、これはちょっと理解しているから、×ではなくて△にしてあげよう)
と答案に書き込むことがあります。これは、君たちが理解している内容や理解に至るまでの努力を考慮して少しでも得点をあげようという思いが先生達に働くからです。
しかし、入試の場合は違います。入試のテストには△はありません。○か×かの二つだけです。
私たち人間は、基本的に前向きに生きるようにできているので(いや、自分を甘やかすようにといってもいいかもしれない)、△を貰った答案は、入試では×になるにもかかわらず、いつのまにか△は○として考えるようになってしまいます。そうなると、間違っているものにもかかわらず、(これは合っていた)と思うようになり、正しい答えを理解し、覚えようと言う気持ちにならなくなることがあります。私などは、君たちの成長を評価したいという思いと、ここで×にしないとこの子どもたちは成長しないぞという思いがぶつかり合って、△をつけるのには結構考え込むことがあります。

次に、学校のテストの場合、答案が返却されてきたときに答案に対して質問をすることができます。
「先生、ここは〜ということを書いたので、○ではありませんか?」
と。しかし、入試の答案は返却されません。ですから、質問する機会すらありません。
ここから次のことが分からなければなりません。

・ 答案は、誰がどう見てもそうとしか読めない文字で書くこと。

です。
入試で答案を採点する時間は一日から三日程度です。それで千枚の採点をしなければならない学校もあります。すべての採点官の目が優れていてるなんてことがあったとしても、千枚の採点をきちんとするなんてのは、難しいわけです。であれば、君たちは読みやすい字を書くべきなのです。君の答案は誰が採点しても、きちんと採点してもらえる答案にすべきなのです。

綺麗な字を書く必要はありません。読みやすい字を書きなさい。読みやすい字とは、


・太く
・濃く
・大きく


書かれた字です。この三点を備えた文字は読みやすいです。
答案は、君が理解していることを採点官に伝えるための用紙です。理解して貰うためには、相手に理解して貰いやすいように、君が努力すべきです。読んでもらって当然なんてことを思っている人がいるのならば、早急に考え方を改めるべきです。

                  ◆

「でも、先生。それなら入試直前にやればいいんじゃないですか? いや、入学試験の時だけでもいいんじゃないですか?」

という質問があるかもしれません。うむ。しかし、違う。そんなに簡単にいくなら私たちだって試験の直前の時だけ注意する。人間の癖は急には直りません。急に良くなりません。急に悪くなることはできますが、突然良くなることはありません。少しずつしか良くなれないのです。脳の働きがそうさせているのです。

だから、試験の前に「読みやすい字を書くんだよ」と言い続けましたし、二年生は試験の見回りのときにも「太く、濃く、大きく書くんだよ」と話したのですが、まあ、読みにくい字(細く、薄く、小さく)で書いている答案が目立ちました。

注意書きに示してあるとおり、試験の前に伝えてあるとおり、そのような答案は減点してあります。

次回は、期待します。

(国語科教科通信 志学 NO8 より)

2005/06/26

何か見えたのか?

本日は、奥さんの実家の法事。とても暑かったが、上着を着て出かける。
白山にあるお寺に一族が集まる。
読経を行い,焼香をする。
法事にある普通の光景だ。

ところが、驚いたことがある。
奥さんの二歳の姪っ子が、焼香を嫌々したのだ。
みんながしているのに、がんとして行わない。
一点を見つめて、動かないのである。

しかたがなしに、奥さんが離れた場所で
「手を合わせましょうね」
と誘うとそれをする。
そして、その後焼香を促すとやる。
で、一度焼香すると楽しそうに、もう一度したいという。

なんだったんだろうか。
何か私たちには見えないものが見えていたのではないかと思うような光景であった。
祖父ちゃんがあやしていたのかもしれない、と思わせる場面であった。

                  ◆

その後、上野の東天紅に出かけていき食事。
七階の食事場所からは、上野のボート池、蓮池、野外音楽堂などがよく見える。
神戸からやってきていた義父の弟さんご夫婦と楽しくお話。

中国の話や歌の話で盛り上がる。
楽しい食事であった。
時間を作って神戸に遊びに行きたいものだ。

2005/06/25

コミットメント

流されている私を止めて、何かに走らされている私を止めて、
自分で流れを作り、自分で走ろうと思う。

                  ◆

昨日インターンのTさんと話をしていたら、Tさんが
「20歳ぐらいの私は、自分一人でなんでもできると思っていた」
と話していた。
「だけど、今はそうではないということが分かった」
のようなことを話した。

私もこの感覚はよく分かる。そこで、彼女に聞いてみた
『じゃあ、なんで20歳の頃は自分一人で何でもできると思っていたのかね?』
「んーんと、・・・」

彼女は優秀だが、ちょっと考えていたが特にこれという答えは思いつかなかったようだ。
私の考えは、以下のものである。

『二十歳の頃に自分が抱えていた問題や課題と、今自分が抱えている問題や課題を比べてみると、二十歳の頃のものは実は小さくて、なんとか自分でできたのではないだろうか? それに比べて、今自分が抱えている問題や課題は、大きくて自分一人では太刀打ちできないのではないだろうか』

というものである。
何を自分の問題や課題にするのかは人それぞれであろうが、私は30代前半で、全国教室ディベート連盟という「全国」を相手にする課題を手に入れることができた。あったり前のことだが、私一人で全国を相手に立ち向かうことはできない。そこには仲間の存在が欠かせない。

自分一人でできると思っていた頃もあるし、実際できた部分もあるのだが、今から考えてみればそれは大きな課題ではなかったんだろうなあとも思う。

さらに言えば、全国を相手にする課題が達成しきっているとは思えないが、その次は人類の課題に自分がコミットするぐらいに成長せねばなあと、思ったりもする。

                  ◆

夜は、ある編集者さんと打ち合わせ。
編集者さんと打ち合わせは、私は好むものであります。
というのは、最低限の条件をたたきつけてくれるからです。

良い作品ができると良いなあ。

2005/06/24

テスト勉強に参加する

テスト前の勉強時間に生徒が理科の問題を出し合っていた。
何気なく聞いていた。

「導体とはなんでしょうか?」
すかさず私は答えた
『はい、首から下で腰から上です!』
「・・・。違います。次の人」
「導体とは、・・・です」
「正解。では、導体に良く通る液体は?」
今度こそと、私は答えた。
『はい!はい! 胴体を良くとおる液体は、ビールです』
「違います」
『じゃあ、日本酒!』
「先生、時間の無駄です。次の人?」

んーん、絶好調である。

2005/06/23

アイディアが舞い降りた

試験が終わったら採点がある。これは当たり前のことだが、行事が立て込み授業外の仕事が多いとこの採点がなかなかできない。かつてのように○をして合計点でお仕舞いということになっていなく、観点ごとに集計をしなければならないので、仕事量は採点だけでも5倍ぐらいに増えていると思う。

だが、今日の午後は一気に採点をしてしまう。チェックをインターンのTさんにして貰えるのでずいぶん助かる。ありがとうございますTさん。

採点などの一定の仕事をしていると、私は突然違うことのアイディアが浮かんでくる。これがまあなんというか、そういうタイプなのだからしょうがない。今回浮かんできたのは夏に行われる授業づくりネットワークin福島(8/11,12)で行う講座の内容である。

学級経営講座なのだが、学級経営の診断的側面から見たワークショップを依頼されている。その講座に関するいくつかのアイディアが浮かんできたので、慌ててマッピングでメモする。これをしばらく寝かせて、講座テキストに落とし込んでいこう。

そういえば、朝のテレビで今日は蟹座は運勢がいいと言っていたが、こういうことなのか。

2005/06/22

ぺけぺけが駄目だったが、新しくやっていこう

ほにょほにょの仕事が一段落しそうになったら、へにへにの仕事が降ってきた。
うーん、二年間ぐらいかかるのか、この仕事が完成するのは。面白くしないと忙しいだけになってしまうなあ。

それに、ぺけぺけが駄目だったことも判明。新しくやり直しましょう。

って、なんだか全然分かりませんよね。私の防備録です。読者のみなさん、失礼しました。

                   ◆


試験日初日。一時間目が国語であった。

できあがった問題を印刷する前に解いてみるのだが、自分で解いてみて15分ぐらいで書き終わる程度の問題が、中学生にはちょうど良い分量ではないかと判断している。昨日はその途中で、問題はあるのに解答用紙に解答欄がないことに気が付いて、直すという作業をしていた。冷や汗ものだ。

手元に戻ってきた答案を見ると、だいたいできている感じである。
ただ、気になることがある。それは、文字が薄い生徒が割といることである。

私は日頃口を酸っぱくしていっている。

「君たちは、答案で美しい文字を書く必要はない。仮に私が美しい文字で黒板に書いたら、君たちは読めないだろう? 美しい文字ではなく『読みやすい字』を書かなければならない。答案は採点者が採点するものである。採点者が読みにくい文字を書いていては答案とは言わない。では、読みやすい字とはどんなものであろうか? それは、1)太く2)濃く3)大きく書かれている字のことである」

ところが、これができない。特に2)濃く書くができない。薄くなってしまうのだ。授業中に、ステドラーの2mmで2Bの芯を使っているペンを見せて、今日も試験の途中に見回りをしているときにも言ったのにもかかわらず、薄い。

これは、予め言ってある通り減点対象だなあ。

字を美しく書くのが苦手な人ほど、細く、薄く、小さく書くが、上手くなくても読みやすい字というのは、ある。意識すればかなり違う。読みにくいのは、駄目である。

2005/06/21

離婚弁護士2で測定する

ほにょほにょの仕事が一段落しそうだったので、慌てて期末考査に取り組む。
なんとか終わったので良かった。

学校ではパソコンの担当をしているのだが、私はマックは多少使えるがウインドウズは基本的には分からない。分からないのだが、学校ではパソコンができる先生ということになっている。

だもんで、
「先生、うちのパソコンが壊れたんだけど」
とか
「新しいパソコンは何が良いですか」
とかそういう質問を生徒から受ける。二つ目の質問は、『マックでしょう』と答えるのですが、一つ目は勘弁。ま、『修理屋さんに持っていってね』というしかありません。

                   ◆

へろへろになって自宅に戻る。
風呂に入ってさっぱりした後、テラスでくつろぐ。
テレビでは『離婚弁護士2』が始まる。
テレビの入る携帯ラジオで内容を聞く。

なんというか、普通の状態であれば心地よいテンポの良さが、疲れている体の私にとっては、早すぎるようにも感じる。そんなところでもチェックできるんだなあと思う。

                   ◆

さあ、明日は春学期の考査だ。
頑張れ、子どもたち。

2005/06/20

夏の匂い

ふうふうふう。
試験問題を作る時間がないよお、と思っていたらなんのことはない、私だけではなく結構多くの仲間達がどうしようどうしようと言っている。

安心して良いのか悲しんで良いのかわからないが、授業に関わる部分で時間がないというのは教育問題の最大の問題だろうと思う。

しかし、私は明後日の一時間目。つまり、テストの最初。二年生のものはほぼ館遷移したが、三年生のテストはまだ半分にもたどり着かない。二学年分作るのは大変だなあ。

授業の他にほにょほにょの仕事があって、これがまあ終わらない。ここには書けないんだが、ほにょほにょを早く片づけてしまいたいなあ。

学校を後にしたのは暗くなってから。
路地を通り抜けてバス停に向かう。
そこに飛び込んできたのが蚊取り線香の匂い。
この匂いをかぐと、
(ああ、夏だなあ)
と思う。

蚊にとっては害のあるこの匂いだが、私は実は好き。
好きなんだが、思い切り吸って良いのかどうか分からない。
なんかやっぱり体に悪いんだろうなあとも思う。

どのぐらいまでなら人間は吸い込んで良いのでしょうか? 詳しいかたいます?

奨励賞をゲット

良くやりきった。
偽らざる心境である。
ゴールデンウィークあけから準備を始め、反駁の練習などほとんどできないまま、自分たちの考えを立論に立ち上げ、戦ったのである。それも中学一年、二年の彼と彼女らがである。

私の判定では、そりゃあ顧問がジャッジをするのであるから濁るかもしれないが、和田中学校の勝ちである。が、結果は残念な結果となってしまった。それはそれ、ジャッジに文句を言うつもりは全くない。私だって全国大会でジャッジを務めることもある。一試合にどれだけ力を注いでジャッジしているか、ジャッジがどんなに真剣に試合を聞いているかは分かっている。

だから、負けたのは間違っていたのではなく、伝えることができなかったのであり、議論が弱かったのである。ただ、この子どもたちが、あと少し練習試合をする機会があればもっと上手く伝えることができたのではないかと思う。

この大会を通じて、子どもたちは

・努力を重ねなければならないこと。
・伝えると伝わるは違うこと。
・準備は十分に行わなければならないこと。

を感じてくれたのではないかと思う。

勝ち負けで言えば、二敗という事で全国大会への出場の切符を手に入れることはできなかったが、対戦した二校が準優勝と全国大会への出場を決めたと言うことで、子どもたちには、松下電器産業株式会社さんから「奨励賞」を頂くことができた。副賞の図書券もゲットすることができた。

ただ、二試合が終わった段階で疲れ切っていて、なおかつ水曜日から期末考査のあるこどもたちは帰宅させてしまっていたので、慌てて部長に電話をしてもう一度会場に来て賞状を受け取るようにと伝える。

かなり疲れて切っていたが、そこまでやるのが部長の仕事だと話し、お母さんに連れてきてもらう。大変だったと思うが、あの閉会式での大きな拍手はいい記念になっただろう。

はい、お疲れさんでした。
この先も、ディベートを続けていけると良いなあ。

                   ◆

大会の後の反省会は、高田馬場で行う。
北海道から来ている岡山さんを囲んで、楽しい時を過ごす。
ディベートの奥深さを分からせてくれる北の巨人といえば、岡山さんである。

なんとも暖かさを感じる話し方で、深いことを語られる。
そういう話し方も身につけたいものだと思う。

二次会にもちょこっと参加したが、さすがに貯まっている仕事のことを考えると、私であっても早く帰った夜だった。

2005/06/18

自分たちの立論

10時からのクラブだったので、今朝は7時過ぎまでグッスリと眠ることができた。寝て疲れを取る。なんか、最近このフレーズばかりだな。

軽めの食事のはずが結構食べてしまった。が、これが良くなかった。笹塚から乗ったバス。あとバス停三つぐらいのところで、急な腹痛。朝ご飯に食べたタマネギのサラダが、昨日食べたニンニクと融合して腸の動きを活発にしたらしい。

なんとかバスを降りて目の前にあるコンビニに駆け込むが、生憎使用中。うーん辛い一日の始まりである。

                   ◆

ではあったが、なんとか終了予定時間を一時間延長しただけで、最低限の準備は完了した。

考えてみれば、彼らは本格的にディベートを初めてから二ヶ月しか経っていない。これでこの立論が書ければたいしたものだ。彼らがこのまま続けて、秋の新人戦に挑めば、結構良い成績が残せるのではないかと思う。

私が手を出したのは、彼らの考えた立論をフローシートに落とすときに語句の確認をした程度で、基本的には彼らが考えたそのままである。不十分な点もあるが、良い。中学一年生と中学二年生であるのだから。

私が考えた立論を覚えさせても、試合は楽しくないし、何しろ彼らに充実感や達成感、場合によっては「畜生!」と思う気持ちが生まれないであろう。折角の大会なのにそれではもったいなさ過ぎる。自分たちの立論という作品で、どーんと戦うのがよい。

明日は、朝から大会だ。連盟のスタッフは前日の仕込みをしてくれているはずだ。彼らに感謝しつつ、私は、もうひと準備だ。

2005/06/17

やっと週末。でも土日も。

金曜日である。
疲れが最も貯まる日である。
パソコンに向かっていても、ふっと睡魔が襲ってくる。10分だけ机に突っ伏し、再び仕事を始める。

何をしているのかというと、最近の仕事は広告代理店と広告制作会社をやっているような感じである。6/29に行われる開校記念日の公開授業の案内を載せた「和田中ルネッサンス」という広報パンフレットを800部作り、7/1に行われる「小学6年生のための部活体験大会」の原案とパンフレットを作っている。

近隣の小学校6年生800人に配るので、プリントアウトするだけでも時間が掛かる。パソコン室にあるレーザーカラープリンターでやっているのだが、私のマックから出力するため、仕事はパソコン室で行うことになる。このプリンターの出力スピードが遅くて参っている。100枚出力するのに約1時間掛かってしまう。

専用のマックが一台欲しいなあ。

                   ◆

午後三時から出張。

杉並区の学力向上調査委員会の報告会である。杉並区に異動してきて右も左も分からない内に頼まれた仕事が、この学力向上調査委員であった。昨年行われたテストの結果を分析して、学力向上のための提言を行うというものだ。

委員として4月5月と出張しながら健闘を重ねてきたものを冊子にして、代表が発表すると言うことで、委員の私も参加。

この原稿の締め切り日はちょうど修学旅行に行っている間だったので、締め切りの四日前に書き上げるという辛い日程で書いたものだった。ま、形になるのは嬉しいですが。

この研究には、去年まで一緒に仕事をしていた早稲田大学大学院博士課程の山口裕也さんの分析と考察がある。これは良い研究だ。子どもたちの学力の基礎を「やるき」「人間関係」の要素から考えてみようと言うもので、ここに統計的手法を用いて論証している。

この研究から導き出される結果は、きわめて当たり前のことであると考えている。しかし、当たり前のことを証明すると言うことは実はとても難しいことであるとも思っている。

力のある人は、どんどん表に出てきて、その力を社会のために役立てて欲しいなと思う。

                   ◆

さて、これで土曜日は大会の準備、日曜日はディベートの関東甲信越大会があり、来週の水曜日からは期末考査である。
うーむ。
倒れないように頑張れ、おれ。

パンフレットづくり

三年生の国語の授業では「パンフレットを作ろう」という単元。
まあ、こういうものが国語の教科書に載っているのだから、隔世の感がある。かつて私がこういうものを国語の授業でやっていたら
「それは国語の授業?」
と横やりを入れられたことがあったが、はい今は、しっかりと教科書に載っています。

だけど、この授業をやるには少なくともコピー作文が指導できないと難しいと思う。コピー作文の授業を指導したことのある中学校の先生ってどのぐらいいるのだろうか?

今回のテーマは「和田中学校を今の六年生に紹介する」というものである。A4一枚に構成する。昨日、取材メモを作らせた後、デジカメで校内を取材させた。良い作品は和田中学校のHPにアップする予定。

このパンフレットの授業は、一種のメディアリテラシーでもあり、こうなると校長の専門の広告に関わるので、色々とアドヴァイスを貰う。折角なので、生徒に見せる見本と言うことで、私も作ってみて批評して貰う。

ところが、これが結構気に入って貰えたので、これはこれで別にポスターにすることになるかもしれなくなってしまった。なんかちょっと嬉しい。

2005/06/15

文部科学大臣に授業をする

本日、急なことであったが「よのなか」科でディベートの授業のガイダンスをすることになった。子どもたちは「総合的な学習の時間の是非」「土曜日授業の復活の是非」についてちょっとしたディベートをやった。そのガイダンスをすることになったのだ。

今日の「よのなか」科は、凄い人であった。いつも20人前後の大人がいるのだが、今日は上越教育大学の大学院生が10人以上いて、さらに中山文部科学大臣が来ていた。

なもんで、SPが数名、民放各社のクルー、保護者などなどで会場の図書室は巡回もできないぐらいにいっぱいであった。下手すると、生徒以外の人の数は100人を超えていたかもしれない。

そこで、授業をしたわけである。これで、佐伯先生に続いて中山文部科学大臣にも授業をしたと、公式には言えるであろうf(^^;。

このときの様子は今晩の夕方のニュースに流れていたかもしれないが、私は学校の後、出かけていたので放送があったかどうかは確認できなかった。見ている人がいたら教えて下さい。

授業の最後に大臣からは、

「ディベートの授業は始めて受けましたが、先生が言われた回りを説得するというディベートの考え方はとても大事で、コミュニケーションの力を育てることは大事です。これからも体に気をつけて、自分の考え、自分の夢を大事にしながら、ディベートなどを十分学んでください」

という言葉をもらった。調子に乗った私は、全国教室ディベート連盟の名刺と、私の個人名刺を大臣に渡してもらうと言う暴挙に出た。ちょこっとお話ししたかったのだが、大臣も忙しいが、私も次の時間授業があったので、「よのなか」科のスタッフのTさんに渡すことを依頼したのだが、これがうまくいった。

そのときにも、ディベートのことを感心して褒めてくれたそうだ。

文部科学大臣。全国教室ディベート連盟のディベート甲子園は、文部科学に後援いただいていますので、これからもよろしくお願いしますね。

しかし、実にいろいろと経験ができる中学校であることよ。

P6150051

2005/06/14

デスクトップに落とした写真

今日は参った。まったく仕事にならなかった。

マックの作業中に私がちょっとしたミスをしてしまった。
デジカメのデータ、1200枚分をフォルダからCDに移動する途中でデスクトップに落としてしまったのだ。マックはこれを処理するためにものすごい作業をしていた。

折り悪くその時の私のデスクトップにはたくさんのフォルダがあり、メモリーをたくさん使っている状態であった。それで、作業が非常に遅くなってしまってにっちもさっちもいかなくなってしまい、貴重な授業のない時間に仕事ができないと言う事になってしまった。はあ。

放課後にはなんとか復活したので、今こうして書き込みができるがそのままだったらどうなっていたろうかと思う。ふう。

                  ◆

明日は「よのなか」科。どうやら大物ゲストが登場しそうです。
ちょこっとディベートもやります。

2005/06/13

一息つこう

今日は午前中はグッスリと寝る。
10時過ぎまで布団からでなかった。
奥さんが、朝の爽やかな空気を寝室に入れてくれたお陰で、適度な気温になり気持ちよく寝ていた。

取り貯めていたドラマのビデオを見て、パスタでブランチ。
風呂にはいるときは、風呂のドアと家の窓を開けてはいる。
そうすると、鳥の鳴き声が心地よく聞こえる。

その後、今年連載を続けている原稿の8月号を書いて一休み。

                  ◆

午後はお世話になっている整体に出かけていって、体の修復。
体を横に治療を受けていたら、グッスリと寝ていた。
ふむ。

車で帰ってきたら、ドアの窓が閉まらなくなっていたので修理に出す。下手すると2万円ぐらいだとか。あと100kmで10万kmだから仕方がないかな。でも、この車気に入っているんだよね。デザインと直進安定性。もうちょっと乗りたいものだ。

昨日のお詫びにケーキを買ってきて、午後の紅茶ならぬ夕方の紅茶をサーブする。

もう一度風呂に入って、今日はジントニックだなあ。

体育大会は無事に行われた。

今年、ちょっと気になっていることがある。それは、旧暦である。今日が旧暦では何月何日なのかを知りたくなるのだ。調べてみると、今日は旧暦では5月6日だという。なんだ、端午の節句の次の日である。昨日うまくいけば、端午の節句に体育大会であったわけだ。ということは、今日の青空は、五月晴れであったわけだ。しっくりくる。

                  ◆

教育とは「子どもと一緒に学び直すこと」という定義をどこかで聞いたことがあるが、初めて担任のない今年、それを強く感じた。

体育大会の準備や流れなどは、私の場合、実は担任をして子どもに説明をしながら自分が覚えていたのだと言うことがよく分かった。説明するために理解して覚えていたのだが、今年はそれがないために、自分が担当した体育大会の部分を覚えるのに難儀した。

担任を外れてみてよく分かった。

                  ◆

体育大会の結果は、良かったと言っていいだろう。いろいろな子どもたちが持ち場で頑張っていた。この積み重ねが大事。勝ったり負けたりしながら色々なものを手に入れていく。練習の時に勝っていた者が負け、本番だけ勝つ者がいて、子どもたちは何者かを手に入れていくのだ。

                  ◆

職員は学校で簡単な反省会をした後、外に出て反省会。そして、さらに反省をしたいメンバーがカラオケに反省会を行った。これがまあ、みんな上手い。さすがに声を出す仕事をしている職種だ。

校長もミスターチルドレンを歌い、これが上手い。話している声とはちょっと違う歌声で、これは職員バンドを結成して楽しむってものありだなあと思った。

                  ◆

終電が気になり、慌てて帰ってきたものの結局寝過ごしてしまい、奥さんに迎えに来てもらう。す、すまん、奥さん。

2005/06/11

なぜか亀戸に

というわけで、なぜか体育大会もないのに学校に顔を出していた私でした。
何をどう間違えたか、授業があると思いこんでしまっていました。
疲れって人を駄目にするのですねえf(^^;。

で、学校で作文の評価をし、これから行う授業のプランを練っていました。
コピー作文を活かしたパンフレットづくりを扱うのですが、それはなんといっても校長の得意分野です。CMに関してアドヴァイスを貰えないかと話をしたところ、かなり乗り気になってくれて新しい展開がおこりそうです。

その後、
「池田さん、すしを食べに行かない?」
と言われ、亀戸までお昼ご飯に食べに行きました。
はい、奥村先生、とうとう例のお寿司やさんに行ってしまいました(^^)。

美味しいお寿司を食べて、家に帰って飲み直して明日に備える私でした。

残念、延期

本日、曇天であり実施できるかと思われましたが、
グランドコンディションが悪く、延期となりました。
残念。

通常授業です。

2005/06/10

明日、本番

明日は体育大会だというのに、本日から関東地方は梅雨入り。午後に予定されていた体育大会の準備はほとんど進まず。明日早朝から行うことになる。こういうとき遠くに住んでいる者はなかなかしんどい。しかも明日は休日ダイヤ。たどり着けるのでしょうか。

明日の天気予報は、曇りということ。
ということは、実施できるであろう。

しかし、グランドコンディションは緩めになる。
予想外の出来事が生まれる可能性がある。

さあ、どんなドラマが生まれるかな。

2005/06/09

北朝鮮サッカーチームと日本の教員

という訳で、昨晩はエールビールを飲みながらエールを送り続けていた私です。今朝も朝4時からテレビを梯子しつつ、昨晩の勝利を反芻していました。これで、ワールドカップドイツ大会で睡眠不足の生活を送ることが決定しました。幸せの中の辛さでしょう。

で、一歩下がってちょっと冷静になって考えると、北朝鮮の選手はこれからどうなるんだろうと思います。海外試合を12年もさせてもらえず、対戦国のビデオを見て戦略を練ることもほとんどできず、負けたら厳しい罰があり、戦うための道具や施設にはお金を掛けて貰えないという生活の中で戦っている彼らです。

勝つことは厳しく求められている。しかし、国の制度として勝利は厳しい。にもかかわらず、負けを選手のせいにされてしまうんだろうなあと思います。

そうすると、
(ん、同じではないか?)
とも思うわけです。そうです、日本の教育です。

                   ◆

OECDの中で教育に対する国の税金の投入率は、GDP比では日本は平均以下だったはずです。下から数えた方が早かったはずです。にも関わらず、日本の教師は世界の教師には見ることのない、自腹を切った研修と研究で日本の教育を支えてきました。工夫に工夫を重ねてやってきたといえるでしょう。

しかし、お金と人を掛けて教育しているところに対抗するには、もう限界が来ていると思います。にも関わらず
「成果が上がらないのは教師の指導力が不足しているからだ」
と今の教育行政は、結果を教師個人の問題に帰結させているかのように見えます。個人の資質の部分も確かにあるでしょうが、それは国を代表するような、そう代表選手を選ぶというのならわかりますが、日本全国にいる普通の教員を選ぶ部分では、そんな立派な資質を教員個人に求めるのは無理のような気がします。
そんな立派な人であれば、普通の教員ではなく、違う仕事をしているのではないでしょうか。

今考えなければならないのは。個人の資質と個人の努力(研修・研究)ではなく、制度としての教育のあり方を再構築することではないでしょうか。

北朝鮮の選手の哀しみは、私たち日本の教員の哀しみに繋がっているのではないだろうかと思いました。

2005/06/08

体育大会予行

暑い一日だったが、体育大会の予行があった。

本番は土曜日で天気の具合が気になるが、予行は予行で確実に行う。というか、本番は何があるのか分からない。何があっても本番はその場で対応して続ける。だから、予行が本番と言っても良いのだ。

                   ◆

で、暑いのでサングラスをして上下を白の長袖長ズボンのジャージで臨んだ。三年生は修学旅行の時に私がサングラスをしているのを見ているので大きな反応はなかったが、一、二年生は初めて私のサングラス姿を見て、感想を漏らしていた。

ちなみに、和田中学校の生徒は素直である。その生徒達は、

「かっこいい」
「先生、意外と似合っている」
「先生、すてき」

と言う。
なかなか見る目があると思っているが、実際の処は「サングラス」の事を誉めているのであって、私のことを誉めているのではないことはよく分かる。

私に向けられた感想は、

「○くざみたい」
「海辺にいる、おにーさんみたい」
「暑くないですか?」

と実に的確な発言であった。
これは、日頃の私のコミュニケーションの指導が功を奏していると考えられる。教育は実に大事であると改めて思う私であった。

                   ◆

ま、学校ごとに特色の出る体育大会という行事である。
お時間のある方は、今週の土曜日に和田中学校までお越し下さい。私のサングラス姿をご覧に入れることもできますf(^^;。

                   ◆

さて、いよいよサッカーである。
今夜の我が家の食事は、豚キムチ炒めが一品にある。
そうである。キムチを食べてしまうのである。

いくぞ(^^)。

2005/06/07

ちょっと、鬱

一つの仕事が終わるかと思ったら、次の仕事が降ってくる。

通常業務ですら忙しいのに、その他の仕事があり、なおかつ体育大会にクラブ活動。うーむ。これではいかん。昨日は体調不良で一日休んでいたのだが、疲れは取れずに本日出勤。いかん、やる気が出てこない。

通常業務が普通の仕事量であれば、体育大会の前に踏ん張ってこどもたちに見せ場を作ってやろうという気持ちにもなるが、通常業務で踏ん張っているのだから、ここでさらに踏ん張れば、切れてしまうしかないと思うのだが。

私、ちょっとバーンアウト。ちょっと、鬱。

                  ◆

家に帰ると奥さんが、先日実家の両親と旅行に行ったときに仕入れてきた山菜をメインに、元気が出る料理を作ってくれていた。ウド、キノコ、みそ、ジュンサイなどを小さく楽しむ。ほろ苦さがエネルギーを与えてくれる感じがする。感謝、感謝。

さあ、今日も10時前には寝よう。
明日は体育大会の予行だ。

2005/06/06

7/17に行われる研究会

ディベートの練習試合の後、研究開発委員会の会議のため飯田橋に出向く。今日の会議のテーマは、「小論文とディベートの関係」である。ディベートを学ぶことが、小論文を学習するためにどのような効果をもたらすのかということを考察した。

7/17に行われる研究会のために、発言諸子の意見を確認するという意図もあったはずだが、実際はものすごく熱い打ち合わせになった。立つべき立場というか、スタンスというか、哲学というか、そういう部分が違っていてそれが実践の違いに出ていて。7/17の本番が楽しみである。

それだけではない、昨日の委員会には、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061496034/250-4561677-8413866
の小笠原先生も参加してくださった。

とても良い方であった。物腰は柔らかくてしかも博識。芸能情報も政治情報も歴史情報も詳しい。もともと小学校の先生だったというお話を聞いてさらに吃驚。

7/17に行われる研究会にはコメンテーターとして出席してくださる。だから楽しみなのである。

とっさの判断

ディベートの練習試合があった。ディベート部はなんとか練習試合に参加するまで漕ぎ着けた。素晴らしい。

私の出張が多い中で、よく試合を成立させることができた。偉い。いや、本当にそう思う。シナリオディベートをやっていたのが良かったのかもしれないが、そのシナリオディベートだって、優先席廃止の論題だし。それにしてはよく頑張った。

もちろん、内容に関してはまだまだである。調べる量と考える時間とまとめる作業が足りない。ただ、一試合目の肯定側の戦い方と、三試合目の肯定側の戦い方はずいぶん進歩している。試合から吸収して成長する事ができる彼らであることが分かった。

あと二週間でどこまでできるか楽しみである。自分たちで乗り越えさせたい。

                   ◆

試合後、あまりにも喉が渇いたので近くのコンビニにお茶を買いに行った。試合会場の開成高校は西日暮里である。校門をでて右に行くとコンビニがあったはずだと校門を出たところ、目の前の大通りを横切ろうとしていたおばあさんが、道路中央にあったアスファルトの盛り上がりに足をかけて転がってしまったのを目撃した。

(う、やばい。信号が青になったら車にひかれてしまう)

私が飛び出そうと思ったときに、すでに数人の高校生が路上に飛び出していた。開成高校でバスケットの大会に参加していた数人の男子高校生である。一人がおばあさんを抱え、他の高校生が車の流れを制止していた。

車も、その動きに反応し止まった。

「おばあさん、大丈夫ですか?」

高校生達が声を掛けているのを聞いて、とても嬉しくなった。私は気持ちよくお茶を買いに行った。

                   ◆

が、途中で気が付いた。
(しまった、高校生を誉めるのを忘れた)
一言、
「いいぞ、高校生!」
と言ってあげれば良かった。

子どもを叱るのは大人の仕事だが、良いことをした子どもを誉めるのも大人の仕事だ。私は公共の場で暴れる子どもたちは叱る方だが、叱るだけでなく、誉めるもやらねば、子どもたちはすねてしまうだろう(^^)。

これから私は年をとり続けるに従って、自分で体を動かさなくても良い場面が増えていくのだろう。だったら、子どもたちを評価し、感謝しということを増やしていかなければならないのだろうなあと思った。

お茶を買って、帰り道に誉めようと思ったらもう高校生はいなくなっていた。いないということは大きな怪我はなかったと言うことだろう。それでいいんだ。が、誉められなかった私の後悔と課題は残った。

2005/06/04

初夏を迎える儀式 その1

peachbeer

思ったよりも早くやってきた。
そうである。
私の夏を迎える儀式の一つは、「桃ビール」である。

我が家では、桃のことを「桃様」と呼んでいる。そのぐらい、好きである。
その桃様が晩ご飯のおかずを買いに行ったら、「おつとめ品」になっていたのである。つまり、
(もう熟し切っているので早く食べてね。値段引いておくから)
というやつである。桃ビールはそのぐらいがちょうど良いのである。

で、レシピである。

1)熟し切った桃様一つ
2)常温のビール
3)乾いたグラス

だけである。
桃とビールは冷やしていない方がよい。冷やしてしまうと桃の甘い香りが消えてしまう。

甘いビールなんて許せないという方もいるかもしれないが、お試しあれ。
初夏の小さな贅沢を飲み干すことができるであろう。

乾杯。

原稿への署名

欲しかったテッセンが手に入り、我が家で満開になっている。深い青紫の色は、気持ちを静めてくれる。

                   ◆

学校は体育大会の練習で盛り上がっているのだが、私は出張が続いている。昨日は杉並区の学力向上調査委員会という仕事であった。今まで教育委員会の仕事はまったくしていなかったのだが、このところこういう仕事が増えてきた。学校の行事にどっぷり浸かれないのは、悲しいものがあるが、まあ、これも誰かがやらなければならない仕事だからなあ。

昨日の出張では、委員がまとめてきた文章を一つにまとめるという作業であった。私はワードは嫌いなのだが、委員のまとめてきた文章をワードのファイルにひとまとめにする作業があり、一番ぺーぺーな私が作業を行った。

その時に、自分の書いた文章に名前を載せるか載せないかという話になった。委員会の答申なので載せなくていいのではないか?という意見があったが、私は乗せて欲しいと言った。それは、目立ちたいとかそういうことではなく、自分を守るためである。

                   ◆

教育業界は知的所有権について甘い認識の方が残念ながら多い。私もこれまでに何回か自分の著述を勝手に盗用されたことがある。私が書いた一冊目の本に古典教材を使ったディベートがあるのだが、その部分をそっくりそのまま使って自分の研究のように発表していた先生がいたのだ。それも結構大きな研究会で。

たまたまその研究会のことを知った私は、そこに出かけていき異議を唱えることができたが、もし、そのまま行けば、私がその内容を発表すると、私が盗用したかのような変なことになってしまうのだ。

こういう例は、他にもある。
だから、自分の発表したものにはきちんと自分の名前を載せておきたいのである。

あまり先行実践を調べないで、目の前の子どもの事実から授業を作っていき、あとから似ている実践があると教えて貰っている私が言うのもなんだが、もし、自分が実践をやる前に先行実践を知ったのならば、一言、一行、断ってくれればいい。そして、自分の実践はここが違うと書いてくれれば、さらにいい。

そうやって教育の実践というものは積み重なって行くのだと思う。

2005/06/02

ノートパソコンによるスライドショウ展示

いやあ、昨日は疲れた。
授業をやってから、校内研修の講座を担当し、それでもって学校を出た後
ある企画の打ち合わせで帰りは午前様になってしまった。

自業自得ではあるが、ちょっと辛いぞf(^^;。

                   ◆

そうではあったが、懸案であった「ノートパソコンによるスライドショウ展示」が実現した。

修学旅行で取り貯めてきたデジタル写真を、学校で持っているノートパソコンにインストールし、vectorで探したスライドショウ専門のソフトを走らせて、職員室前の廊下に並べることができた。

ノートパソコンはwin98であり、私は相変わらずウインドウズは分からないのだが、それなりになんとかなったと思っている。

三台あるので、初日、二日目、三日目と写真を分けて、例の what a wonderful worldをBGMにして流している。

この三台のが好評であれば、一、二年生の校外学習で撮影した写真を、ここで流すのも良いだろう。win98でかなり年代物のパソコンではあるが、こういう使い方はありだと思う。P6030045

今年最後の・・・

体育大会の練習が始まった。
和田中学校では、学校で共通して行う種目に大縄跳びがある。クラスごとにまとまって跳び続ける。一年から三年まで同じ種目を同じルールで行う。

どんなもんかと見ていたら、さすが三年。一回目の練習でもサッと跳びやすい形を作り練習に入る。一回目の最長記録はA組は52回、B組は53回というもの。クラス間が一回しか違わないというのはなかなかものである。

午後から晴れた空を見上げて、
「先生、今年最後の五月晴れですね」
とつぶやく生徒がいた。

嬉しいねえ。こういう感想。
俳句をやった甲斐があったというものだ。
季節の移ろいを言葉で表すことを楽しみとする気持ちが芽生えてきたのかもしれない。

                   ◆

三年の授業では「漢語の構成」にはいる。
が、構成に入る前に生徒からリクエストの多かった「音読みと訓読み」の話をすることにした。

漢字には基本的に、この音読みと訓読みがあるが、なぜそうなっているのか。例えば、「山」は「サン、ザン、シャン、セン」の音読み、「やま」の訓読みであるが、
1)なぜ、音読みは複数の読み方があるのに、訓読みは一つなのか?2)なぜ、音読みはカタカナで表し、訓読みはひらがななのか? 

そして、そもそも漢字はどうやってできたのか? いつ、日本にやってきたのか? 平仮名はどうしてできた? カタカナは? アルファベットは? なんて話をして、漢字のルーツ問題プリントをクイズとして楽しんだ。

みなさんは、「止」という字が何からできているかご存じでしょうか? これ分かると、結構感動しますよ。

                   ◆

二年生の授業は改良シナリオディベートから、小論文の初歩という流れでアフターディベートを行っている。

 主張
 根拠1
 根拠2
 結論

というシンプルなフォーマットで書かせている。このフォーマットを身につけてくれればオッケーなのだが、手元にある作品を見ると、ほぼできあがっている。良い良い。

                    ◆

放課後は、ディベート部の試合。
短い時間のフォーマットであったが、結構ディベートになっていた。自分で言うのも何だが、シナリオディベートの力は大きいと思った。

6/5の練習試合に参加できるかもしれないぞ。

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