奨励賞をゲット
良くやりきった。
偽らざる心境である。
ゴールデンウィークあけから準備を始め、反駁の練習などほとんどできないまま、自分たちの考えを立論に立ち上げ、戦ったのである。それも中学一年、二年の彼と彼女らがである。
私の判定では、そりゃあ顧問がジャッジをするのであるから濁るかもしれないが、和田中学校の勝ちである。が、結果は残念な結果となってしまった。それはそれ、ジャッジに文句を言うつもりは全くない。私だって全国大会でジャッジを務めることもある。一試合にどれだけ力を注いでジャッジしているか、ジャッジがどんなに真剣に試合を聞いているかは分かっている。
だから、負けたのは間違っていたのではなく、伝えることができなかったのであり、議論が弱かったのである。ただ、この子どもたちが、あと少し練習試合をする機会があればもっと上手く伝えることができたのではないかと思う。
この大会を通じて、子どもたちは
・努力を重ねなければならないこと。
・伝えると伝わるは違うこと。
・準備は十分に行わなければならないこと。
を感じてくれたのではないかと思う。
勝ち負けで言えば、二敗という事で全国大会への出場の切符を手に入れることはできなかったが、対戦した二校が準優勝と全国大会への出場を決めたと言うことで、子どもたちには、松下電器産業株式会社さんから「奨励賞」を頂くことができた。副賞の図書券もゲットすることができた。
ただ、二試合が終わった段階で疲れ切っていて、なおかつ水曜日から期末考査のあるこどもたちは帰宅させてしまっていたので、慌てて部長に電話をしてもう一度会場に来て賞状を受け取るようにと伝える。
かなり疲れて切っていたが、そこまでやるのが部長の仕事だと話し、お母さんに連れてきてもらう。大変だったと思うが、あの閉会式での大きな拍手はいい記念になっただろう。
はい、お疲れさんでした。
この先も、ディベートを続けていけると良いなあ。
◆
大会の後の反省会は、高田馬場で行う。
北海道から来ている岡山さんを囲んで、楽しい時を過ごす。
ディベートの奥深さを分からせてくれる北の巨人といえば、岡山さんである。
なんとも暖かさを感じる話し方で、深いことを語られる。
そういう話し方も身につけたいものだと思う。
二次会にもちょこっと参加したが、さすがに貯まっている仕事のことを考えると、私であっても早く帰った夜だった。
コメント
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奨励賞受賞おめでとうございます!
試合の結果は残念でしたがまだまだこれからですね。
3人ともいい顔、いい目をしていました。
これからに期待できます。
このあと、秋、春と公式戦を重ねていけばきっと来年の甲子園は・・・。
3人組に「お疲れ様、来年も会おうね」とお伝えください。
来年もきっと受付してると思うので・・・。
投稿: 関戸紗由里 | 2005/06/23 13:21
池田先生おめでとうございます。
そして和田中の皆さん奨励賞おめでとうございます。
思えば去年私たちがもらった賞でした。
去年全国に出られなかった悔しさが
私をここまで大きくしてくれました。
和田中の皆さんは中1、中2ということもあり、
まだまだこれからがあります。
今大会の悔しさをバネにこれからも頑張ってください。
私も来年こそはレギュラーとして出場したいです。
来年は一緒に全国行きましょう。では
元埼玉大学付属中 須田泰彰
投稿: 須田泰彰 | 2005/06/23 23:32
関戸さん、スタッフお疲れさんでした。
卒業生がこうして運営に関わってくれると言うことはとてもうれしいです。
私の生徒達も、少しディベートのおもしろさが分かってくれたようです。
須田くん、こんにちは。須田くんは、W?K?どっちだっけ?混乱してしまっています。ごめんねf(^^;。
付属中学校でディベートの授業をしたのはもう二年も前になりますね。そんな出会いからこうしてディベートを続けてくれるのは、講座をやった本人としてはとても嬉しいです。
励ましの言葉は、子どもたちにも伝えておきます。
愛知で会いましょう。
投稿: 池田 修 | 2005/06/25 11:12
どうも須田です。
僕はwの方です。まだリサーチャーですけど。
それでも、チームの役に立ててうれしいです。
ディベートは非常に奥の深いおもしろい物ですよね。
彼らには続けて欲しいです。
それで、いずれは高校でうちの学校にw・・・
今、付属中には来年大会に出てみない?と
聞いているのですが、なかなか難しいようです。
指導者もいないわけですので。
ディベートが活性化するように頑張っていきたいと思います。
投稿: 須田泰彰 | 2005/06/25 16:46