« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

2005/08/31

八月が終わる

私の好きな夏が終わる。
この夏も沢山の思い出を作ったが、それでもまだ足り無いなあと思っているうちに、
夏が終わる。

和田中は、もうすでに授業が始まっており、その面では夏は終わっているという思いもあるが、
やっぱり八月が終わるというのは大きい。

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども
 風の音にぞ驚かれぬる

  古今和歌集 巻4秋ー169  藤原敏行

目ではなく、風の匂いでもなく、風の温度でもなく、
「風の音」でその秋の訪れを感じた古人の感性と
言語化にあらためて唸ってしまう私である。

でも、もう少し、夏を感じていたい。

2005/08/30

夢の途中 

このところ、実になんともいや〜〜〜〜な夢を見続けている。

その1 富士山を自転車で登攀する夢

私はそれほど自転車に乗る生活をしていないのだが、夢の中ではマウンテンバイクにまたがり、高原を気持ちよく走っていた。高原よりも海岸が好きなのに、高原を走っていた。

すると、いつの間にか高原は山道になり、砂の多いダートに変わった。そして、なぜだか分からないが(登り切らなければならない)という思いになり、必死に漕いだ。はーはー良いながら登り切ったら、そこは富士山の頂上であった。

その2 中国の大学で講義していたらの夢

授業をしていた夢だったと思う。そしたら、いつのまにか教室は階段教室になり、いっぱいの学生に囲まれていた。何か叫んでいるが何を言っているのか分からない。

そこで
「静かにするように」
と話すと、教室は今まで以上に煩くなる。良く聴いてみると中国語であった。彼らは何かを叫び、私の方に迫ってくる。危険を感じた私は大声を上げて威嚇するが、相手は構わず私に飛びかかってきて、腕にかみついた。
「ううううううううううう!」
と叫んでいるときに
「あなた大丈夫?」
と奥さんに夢から生還させて貰った。

その3 無理矢理離婚の夢

これもなぜだか分からないが離婚することになった。何があったわけでもないのに離婚させられて、新しい結婚をすることになってしまった。相手が誰だかも分からないのに結婚式が準備され、結婚式に臨むことになってしまった。おかしいおかしいと思いながら話が進んでいく。誓いの言葉を言わされる瞬間に
「いや、おかしい!」
と叫んで式場を飛び出していた。
そこで目が覚めた。

なんだかなあ。
昼間働き続けて夜また別の意味で働き続けている感じがする。
これらの夢は何を示しているのであろうか。>詳しい方。

授業再開

夏学期後半の授業が再開された。
和田中学校では昨日から授業なのである。
子供たちのやってきた夏休みの宿題を確認しつつ、
授業を進めていく。

それだけならいいのだが、その一方で分掌の会議が入り込み
その仕事がどんどん増えていく。ここをうまくやりくりしていかないと大変だ。
本当は、朝からブログなど書いている場合でもないのだがf(^^;。

夏休みに仕事を進めておくこともできるし、ある程度してはあるのだが、
やっぱり子どもの顔を見ながらでないと仕事がうまくイメージできないところもある。
それでぎりぎりになってしまう。いいのか悪いのか。

夏休み明けの最初の授業は、私の話のメモ、生徒の夏休みのできごとのスピーチから入る。夏のネットワークで講座を受けた堀さんのものをベースに授業を展開してみるつもりだ。

さて、分掌の仕事をやるか。

2005/08/28

地域清掃

午前中、和田中学校の地域の清掃に参加。
中学校の周りを四つのブロックに分かれて清掃する。
子供たちは1、2年生を中心に参加していた。
私は主に撮影で参加。

二時間ほど清掃をして、大きなゴミ袋30ぐらいのゴミや草を集めて終了。
参加賞の菓子パンと飲み物を貰う。

久しぶりに見る子供たちの顔は、良いものだった。小一時間話し込んでしまった。
もちろん、明日から授業の始まる和田中学校において今日参加できている生徒はほとんど宿題が終わっているわけで、そういうわけでは優秀な諸君であった。ま、なかにはこれから宿題を片付けるという大物もいたが。

私はその後、職員室に残って仕事をいくつか片付ける。
途中でお腹が空いたのを機に家に帰ることにした。
仕事を持ち帰り、夏休み最後の日を過ごす。

全国教室ディベート連盟関東甲信越支部の支部会に行けなくてすみません。>関係者各位。

2005/08/27

メディア断食終了

というわけで、今回のメディア断食を終了することにします。

今回は、

・インターネット
・電子メール
・新聞
・テレビ
・ラジオ

の10日間の断食でした。日本語を話す機会も少なかったので、日本語断食という側面もあります。ただし、小説は読みましたが。この結果何が起きたのかこのあとちょっと考えてみます。

さて、電子メールも再開しました。ご迷惑がかかったか部分があったかと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。

ちなみに、さっと手元に届いていた情報を見てみて吃驚したことは

・「内P」が終了することが決定した
・「skype」が広げるであろう情報の世界の波紋の大きさ
・「日本」という名前の政党の成立
                      (順不同)
でしょうか。
ふむふむ。

2005/08/17

断食開始

ということで、これから通信断食に入ります。
10日後にお会いましょう。

では。

2005/08/16

専修免許申請

明日からの夏眠(@大熊徹先生)に備えて、ぐらぐらしている差し歯の治療に出かけた。
体調を整えておかなければ気持ちよく夏眠できないからである。

一度外して歯の根っこの治療をして、というところであった。
結構揺れた。地震である。
(このまま避難することになったら、歯なしかあ)
とそれはそれで困った状況にあることを思い浮かべながら治療台に乗っていた。

まあ、多摩地区では大きな被害も出ず良かったが、震度は4ぐらいはあった気がするぞ。
いつ来てもおかしくない関東地方の地震であるが、やっぱりいやだなあ。

                   ◆

地震の影響が都内ではなさそうということが分かり、慌てて都庁に出かけていった。
教員免許の書き換え申請である。大学院を卒業しておきながら、一級免許から専修免許へと書き換えていなかったのだ。

もともと大学院には二年間いる予定だったので、二年目に専修免許の書き換えを申請しようと思っていたのだが、一年間で修了することができるようになったため、慌てて専修免許の切り替えを申請しようとしたのだが、大学で一括に申請するスケジュールに乗り損ねてしまい、そのままほったらかしにしておいたのだ。

だって、給料にも関係ないんですもの。

であるが、このままほったらかしにしておくと、新しく教員免許法が改正されて、私が持っている単位では専修免許が手に入らなくなったりとか、(あり得ないとは思うが)専修免許を持っていると給料が上がるなんてことを期待して、今のうちにけじめを付けておいた方が良いと思って、書き換えることにした。

いやあ、面倒くさい。大学と都庁にある教育委員会を行ったり来たりしなければならないのだ。学生のときにやっておけば時間も面倒もかからずに済んだのになあ。休暇を三日ぐらい使った。
ま、でもこれで9月には免許が手に入るから、よしとするか。

                   ◆

さて、後一仕事。
そして、夏眠だあ。

2005/08/15

メディア断食

日直である。
夏休みの日直は、校内の見回りと事務仕事がメインになる。
夏休み明けに動き出す学芸発表会の準備や、校内で取り組む研究の計画を立てたりしながら、一日を過ごした。

もう一つの仕事は、生徒の夏休みの宿題の確認である。
夏休みの宿題の提出を私は三段階に設定している。

1)夏休みに入る前に提出してしまっても良いもの
2)夏休みの半ばまでに提出するもの
3)夏休み明けに提出するもの

こうすることで、子どもたちが纏めて一気に宿題をすることを避けさせるのと同時に、私が子どもの夏休み中に宿題の評価をすることができるようにしてある。じっくりと見ることができるので良い。高校によっては一学期の期末考査は夏休み中に採点するところもあるぐらいだから、この方式はもっとあっても良いかもしれない。

                   ◆

で、今回の夏休みの宿題で二年生に課したものの一つに「メディア断食」がある。これは石川晋さんが普及させたものだった気がする。私もこの名前ではないが同じようなことを過去に実践したことがあるが、「メディア断食」の方が分かりやすいので、これを使わせて貰う。

方法は簡単である。三日間メディアから離れるのである。イメージとしては家族で食事と澄むところはある無人島で生活するようなものだ。このメディア断食をする前に、自分はどのようになるかを予測し、実際の断食の様子を描写し、その後予測は正しかったかの検証、やってみての感想を作文で行うのが宿題である。

この作文を読んでいたのだが、非常に面白かった。いや、職員室で声を上げて笑ってしまった。いくつかパターンがあったが、そのうちの一つとしては

初日、テレビと携帯電話が使えなくてイライラ。
二日目、することがないので宿題をやってしまう。思わず宿題が捗る。
三日目、外で遊ぶことを思いつき。プールに行く。

というものである。そして、色々な発見するのである。この宿題はお勧めである。

                  ◆

私もかつて、
(新聞を読まなかったらどうなるだろう? テレビを見なかったらどうなるだろう?)
と思い、引っ越しの時に3ヶ月新聞とテレビを断食したことがある。そこで面白い発見をしたので、子どもたちにも経験させたかったのである。

で、そんな私ですが子どもたちにも宿題として課しましたので、私も断食をします。はい、8/17から8/27までメール、携帯電話、電話などが一切使えません。通じなくなります。はい、冬眠ならぬ、夏眠(@大熊徹先生)です。

ご迷惑を掛けるところもあるかもしれませんが、よろしくお願い致します。

クラス会開かれる

瑞雲中学校時代のクラス会があった。幹事によるとこのクラスのクラス会は第一回だそうだ。我が家に遊びに来たメンバーも何人か居たので、第一回という感じがあまりしなかった。しかし、卒業以来初めて会うメンバーも居て、楽しく時間を過ごすことができた。

10人ぐらいの集まりだったが、メンバーに特徴があった。それは「先生と呼ばれる率」が異様に高いのである。実際に先生になっているのは保育園で働くNさんであったが、現在教員採用試験の一次合格を手に入れているMさん(早く実習校にご挨拶に行くこと)、理学療法士の資格を後一年で手に入れるY君、英語の教員を目指しているTさん、管理栄養士の資格を手に入れた後看護士の資格も手に入れようとしているTさん。

なんだこりゃあと思った。みんな立派になっているんだなあ。元担任としては嬉しい限りだ。

                  ◆

だが、今回の最大のびっくりは彼である。I君である。
彼は、中学校の時はどちらかというと大人しく、積極的に何かをするというタイプでもなかったと思う。ただ、仲間の正しい意見には静かに従い、行動を曲げることはないという芯の強い生徒であったと思う。

自己紹介のとき、
「今は、自衛隊にいます」
との発言のあと会場は
「ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜」
の声が飛び交った。
海上自衛隊の市ヶ谷にいて、イラクへの通信業務をしているという。な、なんか『亡国のイージス』だなあ。

中学校時代の彼からは想像できないと言えばできないが、改めて考えてみると
(ありだな)
とも思う。

教え子の成長を見ることのできる私は幸せである。

2005/08/14

授業づくりネットワーク 二日目

ということで、翌朝はゆったりとした起床になってしまった。
この日は、レポート検討と私の講座がある。
講座に備えてゆっくりと食事を取る。

レポート検討は、今回から違う形式。レポーターが小さな会場を回り、発表を続ける形式である。一種の回覧である。この形式であれば、小さなグループなので意見を言いやすいであろう。多田、」レポーターは他のレポートを聞くことができないから、そこが問題と言えば問題。ま、目的によるのだろう。

私の講座は学級経営に関するもの。今年は教師になってはじめて担任がないのだが、それはそれで担任の仕事を客観的に見る良い機会であると思う。想定していた講座受講者は教職経験10年以下の若い先生であったが、なぜかベテランが多くいたf(^^;。講座のアンケートを見ると、及第点を貰っているようであり、良かった良かった。

                  ◆

昼食事後、今大会の目玉のもう一つである、野口芳宏先生の「うとてとこ」(谷川俊太郎)の模擬授業があった。これは80年代の伝説の授業であり、いくら不勉強な私でも、この授業のタイトルぐらいは知っていた。が、実際に見るのは初めて。

授業はさすがであった。遊びの要素、ゲームの要素、笑いの要素を入れながらもきちんと向上的変容を提示している。

ただ、一つだけ気になったことがある。それは読み方である。野口先生は最初の一行の「うとうとうとうと」で「う」を弱く「と」を強く読んでいるが、ここでいう「う」は意味から言って(ってここで意味を書くとネタバレになるので意味は書かないが)、強く読み、あとの「と」を弱く読むのではないかと。

                  ◆

家に帰って確認した。
日本語のアクセントは、高低の二種類しかなく、単語の中では一音目と二音目の音の高さが必ず変わるというのが原則。「雨」は一音が高く、二音目が低い。「飴」はこの逆になる。

もう少し詳しく日本語のアクセントを分類すると、アクセントは大きく二種類あることがわかる。一つ目は平板。単語の一音目が低くて、二音目から助詞まで高いのが平板と言う。例えば、「日が、鳥が、桜が」などは二音目以降が高くなっている。

二つ目は起伏。起伏のの仕方には三種類あって、一音目が高くて二音目から助詞まで低いのが頭高と言う。例えば、「火が、雨が、命が」。
単語の中で最初が低く、途中で高くなって低く終わるものを中高(なかだか)と言う。例えば、「心が、ウグイスが、同い年が」では、二音目が上がり三音目から下がっている例である。
平板のように単語の最初が低くて次から高いが、単語の後に来る助詞が下がるのを尾高(おだか)と言う。例えば、「花が、男が、妹が」のように。

ちなみに用例は全て「新明解 日本語アクセント辞典」の解説編18.19pの「名詞の型一覧表」から採用した。

で、纏めると、「う」は、一音だが頭高の単語なので、「うと」では「う」が高くて、「と」下がる。つまり、低くなるということである。ところが、野口先生は、平板で「う」を考えられているので、二音目の「と」があがっているのだろう。

名人の授業に文句をつけるつもりはないが、20年間も行われてきた授業であるのに、この点を誰も指摘しなかったのであろうか。少なくとも私は家に帰って確認しなければすっきりしなかった。

                  ◆

授業の後、野口先生とお話しする機会を得た。私もわくわく授業に出たということでつながりを持つことができたのだ。そのときには、上記のアクセントの話はすることができなかったが、今度何かの時には伺ってみたいものだ。

                  ◆

大会終了後、お土産の桃を抱えて帰宅する。私はどうもお土産を宅急便で送るというのが苦手。重たい思いをしながら持ち帰って、「どーだ!」っと見せるのが好き。これでないとお土産という感じがしない。まあ、桃が安くて送るとそのお金がかかりすぎるというのもあるが。だって、(ちょっと痛んでいるが)一箱7つ入っていて300円ですよ! 二箱買ってしまった。

んで、帰宅して桃の自慢をしつつ、手紙の整理をする。するとNTTから重要なお知らせの手紙が届いている。なんであろうかと思って封を開けると・・・、携帯電話が見つかったとのことであった。

保管場所は京都府の四条警察署。おそらく新幹線で落としたものを拾ってくださった方が京都で降りて届けてくださったのであろう。ありがたい。

締めの綺麗な福島への学びの旅であった。
来年は大阪だあ。

2005/08/13

授業づくりネットワーク 初日

授業づくりネットワークに参加してきた。
今年は、福島である。

花火大会の翌日、6時に起きて7時半過ぎに家を出た。10時に福島なのだ。
二時間半で福島というのはやはり早いという感じだ。新幹線は大宮駅から乗る。お盆に入っているのか自由席は満席。宇都宮までは立つことにした。前日に買った新しい携帯電話のマニュアルを読みながら移動。

福島駅西口に大会会場はある。
福島の駅について最初に目に飛び込んでくるのは、桃である。桃好きの私にとっては桃様である。町中が桃に包まれていると言っていい。大感激である。駅前広場にも桃がなっているのだから。

                  ◆

初日は西川純先生の講演があった。西川先生は上越教育大学の先生。会場に入った瞬間に目があったのだが、昨年北海道であったことを覚えていてくださってご挨拶できた。

お話の趣旨は、「学びあい」である。その教育哲学は見事なものだと思う。認知心理学を学び、その弱点を克服する方法として臨床教育学として、授業の記録を徹底的に行うという方法を採っていらっしゃる。私には絶対にできない研究スタイルだ。

そのスタイルから導き出されたお話であり、データもしっかりしているのだから説得力がある。ただ、教師経験が少ない先生には難しいのではないかという思いを得た。西川先生の主張する生徒による学びあいの方法を採用する場合、最初に教師が教室のヘゲモニーを採らなければならないのだが、ここが難しいと思われるのだ。

ただ、私が考えている「国語科を実技教科にしよう」と言う提言を採用する場合、西川先生の知見から学ぶことは大きく、これからも学びたいと思った。

                  ◆

午後はワークショップ。
一つ目は、あべたかさんの講座。ブログについて。
私も自分のブログと学校のブログを作ってきたが、このブログというツールは使い方によっては面白いツールになると思う。

現在の学校での情報の流れは、学校から家庭へ個人情報を乗り継い流れている。例えば緊急連絡網である。私はこれは危険だと思っている。たまたま同じクラスと言うだけで名前と電話番号を入手できる。かつてはこれだけの情報では何もできなかったが、今ではかなりのことができる。だから、やめた方がよいと考えている。さらに、きちんと届かないと学校や流した人の責任を問うことになる。

ブログでは、学校から情報を掲示し、その掲示板に情報を入手したい人が自ら出かけていき入手するのである。だから、個人情報に触れることもなく、情報は入手したい人の責任になるということである。

もちろん、これについて悲しいと思う部分もあるが、学校である以上仕方がないかなとも思う。

二つ目は、ひげまるさんの講座。教室プレゼンテーションである。
非常に勉強家のひげまるさんであるから、その内容は期待していたとおりであった。
現在、教室でプレゼンテーションというとパワーポイントを使って行うことと同義になっている感があるが、これは違うと思っている。ひげまるさんもこのことを主張していた。

5系列20通りの教室プレゼンテーションの技術を伝えていた。私がいま手をつけようとしている校内での研究にも関連のあるところであり、参考にさせていただきたいと思っている。ありがたい。

                  ◆

夜はネットワークパーティ。地上12階から福島の景色を見ながら食事である。残念ながら遠景は曇って見えなかったが、夜景に花火にと楽しめた。

さらに、午前中の講演をされていた西川先生の隣に座ることができたので、講演の時に感じたことや上越教育大学のF先生の話や、昔のディベート仲間のK先生のことで盛り上がることもできた。いやー、世間は狭い。こうして人の輪が繋がっていくってのは嬉しいことだなあ。

その後、二次会、三次会と会場を変えて教育のことを語る。
夏はこれだよなあ。

2005/08/12

花火大会終了

二年ぶりの花火大会は、見事だった。
打ち上げの数は少なかったが、構成が見事であった。

打ち上げ場所が多少上流になったので、本当に我が家の目の前ということではなくなったが、逆に土手の裏側のために見ることができなかった打ち上げ場所が見えるようになった。これもまた良いか。

仲間たちに集まって貰い、楽しく宴。
ありがたいことだ。

来年もたのしみ、たのしみ。P8100179

2005/08/10

花火大会 本日実施

本日のせいせき花火大会は、天候が心配されましたが
主催者の発表により、決行が確認されました。

参加のご連絡を頂いたみなさん、どうぞお越し下さい。
お待ちしております。

2005/08/09

夜風を愉しむ

夜風が心地よい。

ディベート甲子園の一仕事を終えて家に帰ってきた。
もちろん、今日も仕事の連盟の仲間もいるのだが、私は休暇を取って家にいた。
8月の後半からのバカンスに備えていろいろとしなければならないのと、家でなければできない仕事があるので休みを取ったのだ。仕事のために休暇を取るってのも変なのだが、仕方がない。

一段落させてから風呂に入り、ランタンを点けてテラスで夜風に吹かれてビールを飲む。
「どぅあーーーーーーー、気持ちよい」

これは幸せである。

第10回 ディベート甲子園

やってしまった。

携帯電話を紛失してしまった。おそらく、新幹線の中だろう。
名古屋に着いてからDoCoMoに行って、電話の機能を停止し、
名古屋駅の忘れ物センターに電話をして探して貰っているが、見つかっていない。
ああ、やってしまった。

大事なときに、必要なときに、こうして無くしてしまう。
いつもこんなことをしている気がする。
そして、誰かのお世話になってなんとか乗り越えてきている。
今は、奥さんに助けて貰っていることが多いなあ。すまないなあ。

明日からは、ディベート甲子園の本番。
携帯電話の紛失にもめげず、冷静なジャッジを行おう。

んな、わけで私の携帯電話は不通です。
出てこないので、みなさんのメモリーも飛んでいます。
すみません、連絡がとりにくくなります。

                  ◆

大会初日は、名古屋の金城学院大学で行われた。
立派な講堂で開会式を行う。例の橋下弁護士も会場に来ていたが、いやー、細いねえ。やっぱりテレビでは太って見える。なにやらアドヴァイスのようなことをしていたが。

この日は、私はジャッジは一試合のみ。
高校の試合であった。
高校の論題は【日本は炭素税を導入すべきである。是か非か】である。4年前に中学校で準優勝したときの中学校論題【日本は環境税を導入すべきである。是か非か】に議論の枠組みが似ている。

ちょっと懐かしく思いながらジャッジに取り組む。
いよいよ大会が始まったのだ。

                  ◆

二日目は5試合ある。
私はジャッジを4試合行い、1試合は見ていた。

ジャッジは自分の地区、つまり私の場合は関東甲信越地区から出場している学校のジャッジをすることはできない。逆に言えば、普段見ることのできない地区のジャッジをすることができる。

印象に残ったのは、愛知の滝中学校と福島の会津高校である。
滝中学校が否定側になったとき、否定側の第一反駁の戦い方が見事だった。論題は【日本はレジ袋税を導入すべきである。是か非か】
「否定側は、肯定側のメリットの発生過程を認めます。しかし、重要性はありません。三点にわたって反駁します。一点目・・・・」
と始めた。

中学校の試合フォーマットが変わり、立論が6分から4分へ、反駁が4分から3分へと短縮されたので、反駁のポイントを絞ることが今まで以上に大事になる。こうして争点を絞ることは、争点が合っているときにはいいが、ずれてしまうと悲惨なことになる。だが、見事に合っているし、絞った分だけ時間に余裕が出るのでゆったりとしたスピードでスピーチできていた。

会津高校は、昨年の会津若松二中の生徒が進学して、出場してきた。東北大会から前評判が高く、どんな試合をするのかと楽しみにしていたのだが、まあいい試合だった。メンバーが揃わず二人での大会参加であったが、この二人組の息が良い。力強いスピーチをする一人と、木訥にしかしポイントを外さないスピーチであった。

特に、肯定側の第二反駁であった。否定側の第二反駁で
「鉄鋼業が今利益が上がっているのは、中国の特需が原因であり、基本的には業界は値下の国際競争に耐えられなくなっている」
という反駁に対して、
「中国の特需がある今なら、炭素税を導入しても業界は耐えられる。今導入して、環境技術を活かして世界をリードしていくのだ」
のような反駁をしたのだ。ジャッジの中からもうなり声が出た。

この日は、決勝戦に残る二チームを決めるまで行った。
「ワシワシワシワシ・・・」
会場の金城学院大学には蝉が多く、試合の最中にも鳴き続けていた。
なんか非常に切なかった。七年間土の中にいて一週間の命を鳴き続ける蝉と、半年間準備を重ねて一試合ずつ勝ち上がるために懸命にスピーチをする子どもたち。勝手にその姿を重ねてしまっていた。

そして、決勝進出の学校が決まった。

もちろん、勝ち残れない学校もたくさんある。
大会は、ほとんどの負けの学校と一つの勝ちの学校によって成立しているのだから。

だが、ここに至までに沢山の出会いと沢山の学び、そしてそれを支えてくれるスタッフ、仲間、指導者を得たはずで、その中で
(あ、私でもできる)
と小さな自信を積み重ねていくことができたのではないかと思う。

                  ◆

決勝当日。今年は、愛知地球博の「ロータリー館」をお借りしてやることになる。
建物は綺麗で心地よいが、ちょっと小さいかなあと思わせた。

私は高校の決勝ジャッジになっていた。
近畿から中学校と高校の両方共に決勝進出の学校が出て、近畿の支部長さんがジャッジをすることができなくなってしまったので、常任理事の私に役割が回ってきた。名誉なことである。

中学の決勝は、滝中学校と神戸大学付属中学校。
私は観客席で見ていたのだが、横にいたのが松本茂先生。これが面白い。
副音声でディベートの解説を聞いているように、細かいつっこみを入れる。
これを部屋を変えてテレビで中継したら面白いだろうなあと思った。

中学校の決勝後、いよいよ高校の決勝である。
滋賀県立膳所高校と長崎の青雲高校である。
中学校の決勝の時もそうであったが、高校の決勝はさらに会場は満席。
すごい熱気であった。

肯定側の地球環境保護の議論と、否定側の鉄鋼業界の衰退ががっぷりと組み合った。
大会の判定も3対2と割れる試合であった。
気持ちの良い試合を見せて貰った。

中学校は滝中が、高校は膳所高校が優勝した。

閉会式では、表彰の他にディベート甲子園のOBOG会によるちょっとした企画があった。OBから現役へのメッセージと、模擬ディベートである。論題は、【ドラエモンは22世紀に帰るべきである】。これは非常に良かった。M1グランプリに出るといいなあ。それぐらい面白かった。お笑いに新しくディベート漫才というジャンルを作ってもいいぐらいだ。

                  ◆

第10回大会ということで、東京を離れ名古屋に行って大会を行ったが、いい大会になった。大会を回す連盟のスタッフ、一緒に主催をしてくれている読売新聞社、資金を支えてくれているスポンサーのみなさんの大きな支えがあって、やってこれた。

10年間で議論の質も向上したし、社会に送り出してきた人材もかなりのものになってきていると思う。嬉しい。

私は、その成長した子供たちを見ながら、10年間一緒にやっている全国の仲間たちと話をし、食事をし、
(よし、11回、20回といくか)
と思ったのでありました。

ありがとうございました。
さて、新しい携帯電話を買わねば。

2005/08/04

ディベート甲子園へ

いよいよ8/6からディベート甲子園が開幕する。

今年は、都立西高校が「伝説の天才」に出演したこと、私が文部科学大臣にディベートの授業をしたことf(^^;。などで、でディベート甲子園の認知度もアップした。さらに第10回大会を記念して愛知万博の会場で決勝戦を行えるなど、非常に嬉しいことが続いている。

気が付いてみたら自分の三十代はディベート甲子園を軸に動いていたんだなあと思う。日本の教育にディベートを通して関わることができたことは、幸せなことだと思う。

例年、ディベート甲子園では素晴らしい議論が生まれる。
たった1時間にも満たない議論の時間ではあるが、その1時間にも満たない議論の時間のために、さまざまな時間をやりくりして日本中の中高生、そしてその指導者が自分を擲って取り組んできた結果の議論の時間である。

今年は、異動もありやっとディベート部を作って、関東甲信越大会に出場することができた私であるが、(いや、この子どもたちはすごい試合をしたのだが)全国には手が届かなかった。

なもんで、大会直前のあのヒリヒリとした雰囲気を直接味わってはいない。だけど、日本中の子どもたちと、指導者の先生方がワープロに向かって最後の最後まで議論を煮詰めていることを容易に思い浮かべることができる。

一年に一回。そうして、十年目を迎える。
名古屋でお会いできること、いい議論が展開されることを楽しみにしています。

授業づくりネットワーク2005in福島

私がベースにしている教育研究団体の夏の大会があります。
私も講座を担当します。
お時間のある方、お近くの方、良かったらお越し下さい。
特に、若い教師の方にお勧めです。

                 ◆

授業づくりネットワーク2005in福島
 授業成立の基礎技術
  主催 授業づくりネットワーク
  後援 福島県教育委員会

開催日 2005年8月11日(木)~12日(金)
会場  コラッセふくしま
 http://www.corasse.jp/
 〒960-8053 福島市三河南町1-20
 TEL 024-525-3910
 〈アクセス〉
  JR福島駅(東北新幹線、東北本線、奥羽本線)
  西口より徒歩3分

■8月11日(木)
9:30~10:00 受付
10:00~10:10 開会セレモニー
10:15~11:05 講演
 「なぜ<学び合う教室>なのか?」
  講師:西川純(上越教育大学)
      都立の定時制高校に勤務後、上越教育大学で研究・教
      育活動を展開する。『なぜ、理科はむずかしいといわ
      れるか?』(東洋館出版)に始まる認知研究・臨床研
      究を背景にした教育書は多くの熱烈な現場実践家のフ
      ァンを獲得している。最新刊は『「静かに!」を言わ
      ない授業』『「座りなさい!」を言わない授業』(東
      洋館出版)
11:15~11:50 対談
     西川純
     上條晴夫(授業づくりネットワーク代表)
      作文指導、ディベート指導、学習ゲーム、ワークショ
      ップ型授業、エンターテインメント教育学などの実践
      的な研究を起こなっている。現在は「授業成立の基礎
      技術」に邁進中。主な著書は「子どものやる気と集中
      力を引き出す授業30のコツ」(学事出版)「お笑いの
      世界に学ぶ教師の話術」(たんぽぽ出版)など。
11:50~13:30 昼食休憩
13:30~15:00 ワークショップ型講座1
 A:支援体制づくり はじめの一歩~悩みの共有から~
  講師:塚田直樹(群馬・太田市立中央小学校)
 B:書くことワークショップ
   ~質問力を鍛えながら、創作を楽しみながら~
  講師:石井淳(秋田・秋田市立金足西小学校)
 C:学校用ブログを用いて共同の学び合いを
   ~学校用ブログ(CMS)、スクログの可能性~
  講師:宗像忠夫(株式会社テレジャパン代表取締役)
     草野登喜夫(TOKIOSPEED)
     阿部隆幸(福島・大玉村立大山小学校)
 D:学習ゲーム・ワークショップ型授業(国語)
  講師:平山雅一(北海道・三笠市立三笠中央中学校)
 E:これだけは身につけたい小学校国語の授業技術
  講師:鈴木啓司(千葉・浦安市立見明川小学校)
 F:低学年担任からみる子どもを元気にする理科授業のヒント
  講師:真田伸夫(山形・寒河江市立白岩小学校)
15:20~16:50 ワークショップ型講座2
 G:子どもの困り感、解決へのヒント~教材・指導の工夫~
  講師:池田康子(神奈川・川崎市立桜本小学校)
     上原淑枝(神奈川・川崎市立百合丘小学校)
 H:体験! 教室プレゼンテーション
  講師:堀裕嗣(北海道・札幌市立上篠路中学校)
 I:授業成立に役立つIT活用ミニネタ講座
  講師:佐藤正寿(岩手・水沢市立水沢小学校)
 J:社会科ワークショップ型授業講座
  講師:江間史明(山形大学)
 K:これだけは身につけたい小学校算数の授業技術
  講師:竹松克昌(神奈川・茅ヶ崎市立緑が浜小学校)
 L:一気に盛り上がる みんな安心して楽しめる集団遊び
  講師:古関勝則(福島・福島市立金谷小学校)
18:00~20:00 ネットワークパーティー

■8月12日(金)
9:00~10:30 「ミニネタ特集」レポート検討
        「授業成立の基礎技術」の一つとして、位置付け
        たいと考えているのが、「ミニネタ」です。私語
        が多い時、クラスの雰囲気がどんよりと重い時、
        「授業成立」のために繰り出すあの手この手をレ
        ポートにしてみませんか? レポート発表希望の
        ご連絡をいただければ、基本的な書式をご連絡差
        し上げます(7月以降HP上にも掲載します)。
        書式は簡単なもので、発表+検討8分程度を予定
        しています。
         本誌でミニネタ特集(1月号予定)を行う際に
        掲載することを目標に検討させていただきます。
         たくさんのレポートをお待ちしております!
10:50~12:20 ワークショップ型講座3
        学級・授業を診断するワークショップ
 M:生活科・総合…子供理解のための情報収集と活用のコツ
  講師:横藤雅人(北海道・札幌市立北野平小学校)
 N:授業感想文
  講師:池内清(東京・聖学院小学校)
 O:中学校学級経営診断
  講師:池田修(東京・杉並区立和田中学校)
 P:気づきから整理へ~発達障害のある子どもの見つめ方~
  講師:青山新吾(岡山・岡山市立石井小学校)
12:20~13:40 昼食休憩
13:40~15:10 模擬授業による提案+ディスカッション
 「授業における書くことの重要性(○か×かを含む)」
  授業者:野口芳宏(千葉経済大学短期大学講師)
       1936年、千葉県君津市に生まれる。千葉大学附属小
       学校教諭を経て、教頭、校長。退職後は、北海道教
       育大学教授を歴任。主な著書に「鍛える国語教室」
       全20巻別巻3ほか多数。
  解説者:鶴田清司(都留文科大学)
       1955年生まれ。日本言語技術教育学会編集委員長。
       文学教育を中心に研究をしつつ、ディベートや学習
       ゲームなど国語科教育を革新する新しい教育方法へ
       の目配りは抜群。主な著書に「文学教材で何を教え
       るか~文学教育の新しい流れ~」(学事出版)「国
       語の基礎学力を育てる~学力保障・言語技術・絶対
       評価~」(明治図書)ほか多数。
  司会者:上條晴夫
15:20~15:30 閉会セレモニー

【参加費】
 <2日間>
  ネットワーク会員社会人 7000円
  ネットワーク会員学生  3000円
  非会員社会人      8000円
  非会員学生       4000円
 <1日のみ>
  ネットワーク会員社会人 4000円
  ネットワーク会員学生  2000円
  非会員社会人      5000円
  非会員学生       3000円
 *大会当日会員の申し込みをされた方は、受付で手続き終了後、
  参加費の差額分をお返しします。

【宿泊費】
 1泊朝食付き
  シングル(福島リッチホテル) 8200円
   http://www.rich-hotels.co.jp/fukushima/
  ツイン(福島東急イン)  6500円
   http://www.fukushima-i.tokyuhotels.co.jp/


【ネットワークパーティ代】
 5000円(税込)

【昼食・夕食】
 各自でお願いします。ただし、1日目のネットワークパーティは
 夕食を兼ねています。

●申し込み方法
 ★参加費、宿泊費、パーティ代は、前払いとなっています。
 ★下記について、HP、Eメール、FAXまたは郵便でご連絡く
  ださい。
  (1)お名前・住所等について
   1)お名前
   2)会員社会人・会員学生・非会員社会人・非会員学生の別
   3)勤務先名
   4)〒・住所
   5)電話・FAX番号
   6)Eメールアドレス
  (2)参加日・宿泊・パーティについて
   1)参加希望日:2日間・1日目のみ・2日目のみ
    *必要金額:(    )円
   2)宿泊希望:有(シングル・ツイン)・無
    *必要金額:(    )円
     ☆宿泊の定員はシングル40名、ツイン50名で
す。定員を
      超えた場合にはご相談させていただきます。
   3)パーティ:参加・不参加
    *必要金額:(    )円
  (3)ワークショップ型講座について
   1)ワークショップ型講座1(A~Fを選択):(  )
   2)ワークショップ型講座2(G~Lを選択):(  )
   3)ワークショップ型講座3(M~Pを選択):(  )
    *講座の詳しい内容は次のアドレスをご覧ください。
      http://www.jugyo.jp/
  (4)必要金額を下記郵便口座へお振込みください。
    *手数料は恐れ入りますがご負担いただきます。
   郵便振替口座番号:02740-0-16322
   名義:石川晋

 ☆申し込み後、1週間以内に連絡がない場合は、トラブルが予想
  されますので、恐れ入りますが、再度ご連絡ください。
 ☆申し込みの締切は、宿泊の場合は7月20日です。申し込み後の
  キャンセル料につきましては、次のようになっています。
   8月4日まで 無料
   8月9日まで 宿泊代金の20%
   8月10日まで 宿泊代金の50%
   8月11日   宿泊代金の100%
 ☆当日受付も行いますが、希望するワークショップに参加できな
  い場合もございますのでご了承ください。

●申し込み先
 (HPの場合)   http://www.jugyo.jp/05natuform.html
 (Eメールの場合) zvn06113@nifty.com
 (郵便・FAXの場合)
  〒089-2622 北海道広尾郡広尾町公園通南4丁目10-1
         ネットワーク福島大会事務局長 石川晋
  TEL&FAX  01558-2-3657

2005/08/03

平和好き

私は、きれい好きである。
(えっ?)
と驚かれる諸子もいるかと思うが、きれい好きなのだから仕方がない。英語で言えば、「fond of cleanness」という(らしい。「デイリーコンサイス和英辞典」による)。

私の奥さんは、私のこの「私がきれい好きである」ということに異論を挟んでくる。
「どうして、こんなに片づけができないあなたが、きれい好きなの?」
と。
しかし、きれい好きとは「きれいなことが好き」な人のことであり、片づけが上手な人のこととは違う。よって私はきれい好きなのである。

                         ◆

この私個人の「きれい好き」のレベルの問題なら、私の家庭の問題で済むのだが、ちょっと考えると、これと同じような構造をしていてもっと大きな問題があるのではないかと思っている。

「私、平和が好きよ」
というものである。
平和が好きなのは当たり前である。問題は、平和をどのように築くのか、保つのかということである。

『亡国のイージス』を読んだから、それに感化されてこんなことを思いついたのかというと、そうでもないんだが。

今年は戦後というか、敗戦60年だなあと思っていたらこんなことを思いついたのだ。
8月は平和を考え、保つための努力をする一ヶ月でもある。

貴重な休暇

4時半から起きて仕事をした。
夏は、朝が涼しくて気持ちがよい。例えそれが、熱帯夜であっても。

8月30日締め切りの原稿があるのだが、先日締め切りを一ヶ月間違えてしまったので、今回は自戒を込めて一ヶ月早く書き上げておこうと思って書いていた。

それから、実践論文をもう一本。これは、9月締め切りなので、もう少し手を入れる時間がある。この二本が終わる辺りで、7時頃になった。

テレビをつける。すると、「宇宙ラーメン」なるものが紹介されていた。スペースシャトルで食べられるように特別に開発したラーメンらしい。

無重力では麺から飛び散るスープがやっかいらしく、その対策のために麺を一本麺にしたり、固まりにしたり。また、スープをあんかけ状にしたりと工夫したとの報道があった。なんというか、すごい。

でも、これらの特性を使うと介護の食品としてもいけるということ。宇宙の技術が戦争ではなく、介護に活かせるってのもいいなあ。

                  ◆

ワープロのやりすぎか、右肩の肩胛骨の下あたりが非常に痛い。バットの裏で背中を突かれたような痛さがこの数日続いている。

整体に行って見て貰ったら、臓器が弱っているようだとの判断。いつもより丁寧にメインテナンスをしてもらう。ちょっとは良くなるが、それでもまだ痛い。これでディベート甲子園のジャッジを続けるのはちょっと厳しいなあ。

しかし、休暇は有効に使わなければならない。
昼食後は、教員免許申請のために都庁に向かう。
大学院終了時に一括申請すれば良かったのだが、急遽一年間で終わらせることになったため申請のスケジュールにあわず、そのままにしておいたのだ。

都庁の第二庁舎の27階に行って申請書類を貰う。これを学芸大学に持っていって必要項目に記入して貰い、さらに都庁に持参し6600円で発行して貰うことになる。中学と高校の専修免許だ。

ちょっとの手続き違いで書道の専修免許は貰えないことになってしまったのは残念だが、まあ、いいだろう。

                  ◆

帰ってきてから、今度は歯医者だ。
本当に体が悲鳴を上げているなあ。
だけど、今日のうちにやっておかないと8/6からはディベート甲子園だし。

非常に忙しく充実した休暇であった。
今日も飲まないぞ。(断酒二日目。ディベート甲子園用に休肝日)

2005/08/02

シェフは満足

胃の検査は、何回やっても慣れない。
発泡剤が辛い。バリュユムも辛い。
体調の悪いときには、本当に参る。
昨日の検査では、気分が悪くなってしもうた。

                  ◆

午後から学校に行き、事務仕事。
すると、
「やられてしまったよ」
と声を掛けられる。
何事かと思ったら、私が学校で育てているスイカが、カラスに食べられてしまったというのだ。

外に出てみると、皮一枚を残して見事に食べられている。
ここまで食べきるかというぐらいに。

なんだか嬉しくなってしまった。
そりゃあ食べられるのは頭に来るが、ここまで丁寧に食べられると美味しい料理を作ったシェフの気持ちになる。「ご満足していただけましたか?」ってな感じだ。

話によると、カラスが食べた後は蟻がさらに綺麗にしてくれたと言うことだ。
よしよし。

よく見たら、まだ雌花が咲いていたので、もう一回実ってくれないかなあと思いながら人工授粉した。
今度は人間様も食べるぞ。

                  ◆

今週はディベート甲子園と花火大会のために休暇をとる。
学校を異動して無理してきた体が悲鳴を上げているというのもある。

免疫機能が下がっているんだろうなあ。
のんびり読書しよう。

2005/08/01

ディベート甲子園――全国中学・高校ディベート選手権大会

ディベート甲子園の全国大会が近づいてきました。
今年は、名古屋の万博会場で決勝戦が行われます。
どうぞ、お越し下さい。

                 ◆

ディベート甲子園――全国中学・高校ディベート選手権大会
第10回大会(2005年)


○論題○

中学: 「日本はレジ袋税を導入すべきである。是か非か。」
*レジ袋とは買い物などで、商品を運ぶために街の商店やスーパー、コンビニから無料又は有料で受け取る手提げ袋のことをいう。
*客はレジ袋を1枚渡されるごとに5円を支払い、店は所在する市区町村に納入するものとする。
*納められた税金は市区町村の環境対策費にあてる。
*2007年4月1日より実施する。

高校: 「日本は炭素税を導入すべきである。是か非か。」
*炭素税とは化石燃料の輸入及び製造にかける税とする。
*税額は炭素1トンあたり一定額とする。
*すべての業種を対象とし、例外は認めない。


○開催日時 2005年8月6日、8月7日、 8月8日

○日程
8月6日(土) 金城学院大学(名古屋市守山区)
 12:00~12:45 受付
 13:00~13:30 開会式
 14:00~15:05 高校予選第1試合
 15:30~16:25 中学予選第1試合
 16:50~17:55 高校予選第2試合
 18:00~19:00 中学生・高校生の集い
 19:00~20:00 OBOG会総会

8月7日(日) 金城学院大学(名古屋市守山区)
  8:30~    受付
  9:30~10:35 中学予選第2試合 高校予選第3試合
 11:10~12:15 中学予選第3試合 高校予選第3試合
 13:30~14:35 中学決勝トーナメント1回戦、高校決勝トーナメント1回戦
 15:10~16:15 中学決勝トーナメント準々決勝、高校決勝トーナメント準々決勝
 16:50~18:00 中学決勝トーナメント準決勝、高校決勝トーナメント準決勝
 18:30~19:30 理事会・総会

8月8日(月) 愛知万博長久手会場(愛知県愛知郡長久手町)
 12:00~12:50 中学決勝トーナメント決勝
 13:10~14:10 高校決勝トーナメント決勝
 14:20~14:40 エキシビジョン企画
 14:50~15:20 決勝講評・判定
 15:30~16:10 表彰・閉会式


○場所
 金城学院大学(8月6,7日)

 2005年日本国際博覧会長久手会場 ロータリー館(8月8日)

ディベート観戦講座のご案内

ディベート観戦講座のご案内

 今年の夏、ディベート甲子園の全国大会が、はじめて関東をはなれ、愛知で開催されます。愛・地球博パートナーシップ事業として、全国の中学生・高校生に地球環境問題を考え、ディベートをしてもらうためです。大会の決勝戦は、愛・地球博の長久手会場ロータリー館で行います。
 私ども全国教室ディベート連盟は、この機会に、中学生・高校生の実際の試合を実際に見ていただきながらディベートの方法を解説する、「ディベート観戦講座」を下記のように企画いたしました。ディベートに関心をお持ちの皆様にご参加いただければ幸いです。

日時 2005年8月7日(日曜)午前9時30分~午後4時00分(午前9時受付開始)

会場 金城学院大学E4号館
(名古屋市守山区大森2-1723 名鉄瀬戸線「大森・金城学院大学前」下車徒歩12分)

参加費 8000円(連盟会員7500円)。
     参加費にはDVD教材とテキストの代金を含みます。
     DVDをお持ちの方は、3000円(連盟会員2500円)。

本講座の特徴
1)連盟東海支部作成のDVDを使って講座を行ないますので、ディベートの方法やフローシートの書き方などを短時間で理解していただけます。
2)講座で使うDVDを活用していただくと、生徒たちにも、無理なくディベートを教えることができます。この意味で、本講座はDVDを活用した模擬授業ともいえます。
3)生徒たちの白熱した試合を実際に参観していただき、ディベートの醍醐味を味わっていただけます。

申し込み方法
メール(nade-tokai@debate.club.ne.jp)にて、「ディベート観戦講座参加希望」と明記し、①氏名、②連絡先(メールまたは FAX)、③所属を記して、全国教室ディベート連盟東海支部宛にお申し込み下さい。申し込み締め切りは7月31日です。定員40名を超える場合はお断りする場合があります。

問い合わせ先
全国教室ディベート連盟東海支部支部長二杉孝司(金城学院大学文学部)
電話(金城学院大学052-798-0180)かメール(nade-tokai@debate.club.ne.jp)をご利用ください。

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31