メディア断食
日直である。
夏休みの日直は、校内の見回りと事務仕事がメインになる。
夏休み明けに動き出す学芸発表会の準備や、校内で取り組む研究の計画を立てたりしながら、一日を過ごした。
もう一つの仕事は、生徒の夏休みの宿題の確認である。
夏休みの宿題の提出を私は三段階に設定している。
1)夏休みに入る前に提出してしまっても良いもの
2)夏休みの半ばまでに提出するもの
3)夏休み明けに提出するもの
こうすることで、子どもたちが纏めて一気に宿題をすることを避けさせるのと同時に、私が子どもの夏休み中に宿題の評価をすることができるようにしてある。じっくりと見ることができるので良い。高校によっては一学期の期末考査は夏休み中に採点するところもあるぐらいだから、この方式はもっとあっても良いかもしれない。
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で、今回の夏休みの宿題で二年生に課したものの一つに「メディア断食」がある。これは石川晋さんが普及させたものだった気がする。私もこの名前ではないが同じようなことを過去に実践したことがあるが、「メディア断食」の方が分かりやすいので、これを使わせて貰う。
方法は簡単である。三日間メディアから離れるのである。イメージとしては家族で食事と澄むところはある無人島で生活するようなものだ。このメディア断食をする前に、自分はどのようになるかを予測し、実際の断食の様子を描写し、その後予測は正しかったかの検証、やってみての感想を作文で行うのが宿題である。
この作文を読んでいたのだが、非常に面白かった。いや、職員室で声を上げて笑ってしまった。いくつかパターンがあったが、そのうちの一つとしては
初日、テレビと携帯電話が使えなくてイライラ。
二日目、することがないので宿題をやってしまう。思わず宿題が捗る。
三日目、外で遊ぶことを思いつき。プールに行く。
というものである。そして、色々な発見するのである。この宿題はお勧めである。
◆
私もかつて、
(新聞を読まなかったらどうなるだろう? テレビを見なかったらどうなるだろう?)
と思い、引っ越しの時に3ヶ月新聞とテレビを断食したことがある。そこで面白い発見をしたので、子どもたちにも経験させたかったのである。
で、そんな私ですが子どもたちにも宿題として課しましたので、私も断食をします。はい、8/17から8/27までメール、携帯電話、電話などが一切使えません。通じなくなります。はい、冬眠ならぬ、夏眠(@大熊徹先生)です。
ご迷惑を掛けるところもあるかもしれませんが、よろしくお願い致します。
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