八月が終わる
私の好きな夏が終わる。
この夏も沢山の思い出を作ったが、それでもまだ足り無いなあと思っているうちに、
夏が終わる。
和田中は、もうすでに授業が始まっており、その面では夏は終わっているという思いもあるが、
やっぱり八月が終わるというのは大きい。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞ驚かれぬる
古今和歌集 巻4秋ー169 藤原敏行
目ではなく、風の匂いでもなく、風の温度でもなく、
「風の音」でその秋の訪れを感じた古人の感性と
言語化にあらためて唸ってしまう私である。
でも、もう少し、夏を感じていたい。
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