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2005/08/14

授業づくりネットワーク 二日目

ということで、翌朝はゆったりとした起床になってしまった。
この日は、レポート検討と私の講座がある。
講座に備えてゆっくりと食事を取る。

レポート検討は、今回から違う形式。レポーターが小さな会場を回り、発表を続ける形式である。一種の回覧である。この形式であれば、小さなグループなので意見を言いやすいであろう。多田、」レポーターは他のレポートを聞くことができないから、そこが問題と言えば問題。ま、目的によるのだろう。

私の講座は学級経営に関するもの。今年は教師になってはじめて担任がないのだが、それはそれで担任の仕事を客観的に見る良い機会であると思う。想定していた講座受講者は教職経験10年以下の若い先生であったが、なぜかベテランが多くいたf(^^;。講座のアンケートを見ると、及第点を貰っているようであり、良かった良かった。

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昼食事後、今大会の目玉のもう一つである、野口芳宏先生の「うとてとこ」(谷川俊太郎)の模擬授業があった。これは80年代の伝説の授業であり、いくら不勉強な私でも、この授業のタイトルぐらいは知っていた。が、実際に見るのは初めて。

授業はさすがであった。遊びの要素、ゲームの要素、笑いの要素を入れながらもきちんと向上的変容を提示している。

ただ、一つだけ気になったことがある。それは読み方である。野口先生は最初の一行の「うとうとうとうと」で「う」を弱く「と」を強く読んでいるが、ここでいう「う」は意味から言って(ってここで意味を書くとネタバレになるので意味は書かないが)、強く読み、あとの「と」を弱く読むのではないかと。

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家に帰って確認した。
日本語のアクセントは、高低の二種類しかなく、単語の中では一音目と二音目の音の高さが必ず変わるというのが原則。「雨」は一音が高く、二音目が低い。「飴」はこの逆になる。

もう少し詳しく日本語のアクセントを分類すると、アクセントは大きく二種類あることがわかる。一つ目は平板。単語の一音目が低くて、二音目から助詞まで高いのが平板と言う。例えば、「日が、鳥が、桜が」などは二音目以降が高くなっている。

二つ目は起伏。起伏のの仕方には三種類あって、一音目が高くて二音目から助詞まで低いのが頭高と言う。例えば、「火が、雨が、命が」。
単語の中で最初が低く、途中で高くなって低く終わるものを中高(なかだか)と言う。例えば、「心が、ウグイスが、同い年が」では、二音目が上がり三音目から下がっている例である。
平板のように単語の最初が低くて次から高いが、単語の後に来る助詞が下がるのを尾高(おだか)と言う。例えば、「花が、男が、妹が」のように。

ちなみに用例は全て「新明解 日本語アクセント辞典」の解説編18.19pの「名詞の型一覧表」から採用した。

で、纏めると、「う」は、一音だが頭高の単語なので、「うと」では「う」が高くて、「と」下がる。つまり、低くなるということである。ところが、野口先生は、平板で「う」を考えられているので、二音目の「と」があがっているのだろう。

名人の授業に文句をつけるつもりはないが、20年間も行われてきた授業であるのに、この点を誰も指摘しなかったのであろうか。少なくとも私は家に帰って確認しなければすっきりしなかった。

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授業の後、野口先生とお話しする機会を得た。私もわくわく授業に出たということでつながりを持つことができたのだ。そのときには、上記のアクセントの話はすることができなかったが、今度何かの時には伺ってみたいものだ。

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大会終了後、お土産の桃を抱えて帰宅する。私はどうもお土産を宅急便で送るというのが苦手。重たい思いをしながら持ち帰って、「どーだ!」っと見せるのが好き。これでないとお土産という感じがしない。まあ、桃が安くて送るとそのお金がかかりすぎるというのもあるが。だって、(ちょっと痛んでいるが)一箱7つ入っていて300円ですよ! 二箱買ってしまった。

んで、帰宅して桃の自慢をしつつ、手紙の整理をする。するとNTTから重要なお知らせの手紙が届いている。なんであろうかと思って封を開けると・・・、携帯電話が見つかったとのことであった。

保管場所は京都府の四条警察署。おそらく新幹線で落としたものを拾ってくださった方が京都で降りて届けてくださったのであろう。ありがたい。

締めの綺麗な福島への学びの旅であった。
来年は大阪だあ。

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コメント

 こんにちは、「ひなたぼっこ (おじさんのパソコン&IT的情報生活(^^;)」のSOBAです。
http://soba.txt-nifty.com/blog/

 カテゴリーのリンク設定がありませんね。もしよろしかったら、

 僕の「やっとカテゴリーのリンクを張れました。」
http://soba.txt-nifty.com/blog/2005/04/post_abd7.html
を参考にしてください。実は僕もカテゴリー分けリンクができなくてスタート後しばらく悩んでいました。
 これをやると訪問した人がお目当ての記事を探しやすくなるだけでなく、実はそれ以上にブログ管理人が楽になります。自分の投稿を効率的に管理できるようになるのです。
 僕もこのコメントを書く際、ひなたぼっこのカテゴリーリンク分けを利用して自分の記事を探しました。

SOBAさん、ありがとうございます。
私もどうやってやったらいいのか分からなかったものですから、とても助かりました。

初めて書き込みいたします。先日は大変貴重な資料とアドバイスありがとうございました。

ところで、野口先生の「うとてとこ」実践ですが、私も20年近く前から修正追試しています。私はずっと池田さんの言うように「う」を強く、「と」を弱く読むものとばかり思って授業していました。気が付かないものですね。

ごぶさたです。
資料は使えそうですか? 良い論文を書いてくださいね。

さて、今回ライブで野口先生の模擬授業を見たわけですが、野口先生が「う」を弱く読み、「と」を強く読むことにかなりしつこく指導されていたんです。

で、その指導があればあるほど違和感があったもので、調べてみたんです。他の人に違和感がなかったのかと心配でしたが、実は違和感がある人もいたようでした。

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