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2005/09/30

刺激的な一日

一昨日は刺激的な一日であった。

「よのなか」科のゲストは、女装家の三橋順子さん。女性でなく、ニューハーフでもなく、女装家である。その「彼女」を中心として、差異と差お別の話をマイノリティーとメジャーの話の中に織り込んでいくものであった。

子どもたちは、この「女装家」というタームに敏感になれないようであったので、
『あなた、あなたです。あなたは、女装していますか?』
とセーラー服を着ている女子に聞いてみた。

女装という言葉は、女性が服装で女ぽくしているときには言わない。男性がしているときにに言われる言葉だ。具体のインパクトが冷静な判断力を失って、思っても見たこと無い思考を導く。子どもたちは、考え込む。

その考え込んだ子どもたちを残しつつ、マイノリティーが先入観をモトにした差別につながることの恐ろしさや、マイノリティーが生きていくことの辛さと優位さの話などがあった。

                  ◆

私は、先入観が悪いとは思っていない。先入観とは学習の成果であることも多いからである。問題は、その先入観にとらわれることだと思っている。もし、今自分が思っているお琴に対して違和感を抱くのであれば、

「これでいいんですよね?」
と聞けばいいし、事実が違った場合は
「そうか、事実は違うんだ」
と受け入れれば良いだけのことである。

用事があった校長室に三橋さんがまだいらっしゃったのでこの点を確認したらその通りであった。良かった。

                  ◆

この授業を参観して貰っていたのが、藤川大祐さんである。本日は校内研修会の日でもある。その講師をお願いしてあるのだ。藤川さんは私が紹介するまでもなくすごい人である。一言で言えば、「日本で一番多くの教育現場に出向いている若手授業研究者」ということであろう。授業づくりが研究領域で、教科は問わない。そんな彼に今年の和田中学校の校内研究の講師をお願いしたのである。そして「よのなか」科の授業を見て貰ったのである。

このコメントがまた良い。刺激的である。「よのなか」科の授業の構成が具体と抽象のバランスが良いことを指摘した上で、そこで扱われている事例には偏りがあるのではないかと指摘していた。今後のワークシート作成に参考になる。

                  ◆

その後、わたしは事務作業に突入。午後の研修の資料の印刷や、杉並区の図書館が主催する調べ学習コンテストの出品準備の名簿と名票づくりである。パワーポイントで貰った資料が、マックで開くとずれてしまうのでもう一度ウインドウズで開いて、なんてことをやていたらお昼になってしまった。

お昼は、なんと残られていた三橋さんと藤川さんと、ATのTさんの四人で食べることになった。ここでの話しも面白かった。いろいろと話が飛び交うのだが、藤川さんの研究領域である「歌謡曲の教育学」の話になったときに、三橋さんが「面白いわ」と歌詞に歌われる人称代名詞の変遷の下りに感心していた。

そこに和田中学校のテニス部のコーチであり、ミュージシャン深田さんが登場。5時間目の選択音楽の授業の講師をされている。先ほどの音楽つながりで藤川さんを紹介。そして、録音技術の変遷やなんやらの話で盛り上がる。藤川さんはそのまま5時間目の選択音楽の授業に参加してしまった。

私は研修の最後の準備をしつつ、同時進行で本日行われている東京ガスによる理科の出前授業の写真取りもした。そして、今日杉並区の教育研究所に出勤してきている、この研究の協力者である山口さんに電話して研修会に参加して貰うことをお願いする。

                  ◆

さあ、研修会である。夏学期末の事務処理の時間を割いて行う研修会であるので、時間は研修会にとっても事務にとっても大切である。

私にとっては、あっという間の一時間であった。現状の子供たちが置かれている実体を説明し、総合的な学習の時間をキャリア教育の時間と定義し直し、これを身につけるための方略と実践例を提示してお話をしてくれた。今書いている吾著書の中に収録される新たな提案も、示してくれた。面白かったなあ。

藤川さんは、18:00から千葉大学で会議があると言うことなので、研修会終了後休む間もなくお帰りになる。ありがとうございました。

                  ◆

その後、私は杉並区の図書館に調べ学習コンテストの、生徒作品を提出に向かう。何点かは入賞してくれよ。

で、研修後のクールダウンを一人でやろうかと思ったのだが、山口さんも久しぶりに飲みたいという気持ちになっているというので、高円寺に向かう。焼き鳥を食べながら今日の研修会を振り返り、近況を語りあい、論文の構想をつっつきあったりと、非常に楽しい時間を過ごした。

あまりにも楽しくて、例によって寝過ごしてしまい、気が付いたら北野の駅であった。上りの電車がギリギリあったので、良かったあ。

刺激的な一日であった。

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