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2005/09/18

初恋を偲ぶ夜

奥さんと二人で河原に出かけていった。
折り畳みテーブルを持参し、
ビールにおつまみも一緒に。
さっき写真を撮った場所とほぼ同じ場所に。

fullmoon

仲秋の名月と言えば、この詩である。

引用開始 ーーーーーーーーーー

逸題  井伏鱒二

けふは仲秋明月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあはせ
よしの屋で独り酒をのむ

春さん 蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿

ああ 蛸のぶつ切りは臍みたいだ
われら先ず腰かけに坐りなほし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ

けふは仲秋明月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあはせ
よしの屋で独り酒をのむ

引用終了 ーーーーーーーーーー

私が毎年呟くものだから、奥さんもしっかり覚えていた。
ビールのつまみで、タコのぶつ切りの入ったトマトサラダを買ってきたら、
「この詩に合わせてでしょ」
と鋭い指摘をしていた。さすが、奥さんである。

私が担当した生徒には、必ず紹介している詩であるが、今年はしていないなあ。
残念ながら授業に余裕がないのだなあ。
まあ、教科通信で紹介しようか。

秋の佳き夜に。

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コメント

懐かしいですね!この詩。
覚えてますよ~。
久しぶりに「詩のノート」を読み返したくなりました。
テストでこの詩を暗記して書いたことがある気がします。
覚えやすい詩ですよね。

今夜は本当に月が綺麗です。

中学生にこの詩を教えても、その時には分からないことが多いだろうが、中学生の時に教えておかなければ一生出会うことのない子どもも多いだろうからと思って教えているよ。

覚えやすい詩だから、中学生の時なら間違いなく覚えるよね。

もう、この詩の味わいは分かるよね。
いいよねえ。

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» [日記]仲秋の名月 [ことば・コトバ・言葉]
仲秋の名月を歌ったわけではないのだが、思い出す詩がある。   湖上 中原中也 ポッカリ月が出ましたら、 舟を浮べて出掛けませう。 波はヒタヒタ打つでせう、 風も少しはあるでせう。 沖に出たらば暗いでせう、 櫂から滴垂(したた)る水の音は 昵懇(ちか)しいものに聞こえませう、 ―あなたの言葉の杜切れ間を。 月は聴き耳立てるでせう、 すこしは降りても来るでせう、 われら接唇(くちづけ)する時に 月は頭上にあるでせう。 あなたはなほも、語るでせう、 よしないことや拗言(すねごと)や、 洩らさず... [続きを読む]

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