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2005/10/12

本を読むようになるために考えられる手段

夏学期が終わり、夏学期に読んだ本の数が集計されました。
その結果、残念ながら君たちの読書量が伸び悩んでいることが分かりました。和田中学校では三年間で100冊読むことを目指しています。これは、一ヶ月に三、四冊のペースで読むことになります。ただ、この目標はちょっと気を抜くとたどり着けない数になってしまいます。

私は、今までの人生で「本を読みなさい」と言われたことがありません。逆に、「本なんか読んでいるんじゃありません」と言われたことは何回もあります。ええ、引っ越しのときに読み始めた昔の本が面白くて、怒られながらもなお読み続け、更に怒られたのでトイレに隠れて読み続けるということはありましたが、「本を読みなさい」と言われたことはありませんでした。

ということで、私は本を読まない人の気持ちが正直言って分かりにくいので、何が読書を妨げているのか、どうしたら読むようになると思うか、また、読んでいる人は何がきっかけで読むようになったのかなどを諸君に紙に書いてもらいました。その結果、いくつかのことが分かりました。

課題図書が難しい

課題図書は、一ヶ月に一回君たちの朝の読書に合わせて用意している本です。今は、和田中学校に揃えてあったものを順番に与えてます。去年も同じようにして読んでいたので、特に問題があるとは思えないのですが、君たちの意見を見てみると

・自分の興味にあった本でないと読みにくい
・文字が小さい
・挿絵がない
・本が厚い

などがありました。
君たちを本の世界に導くために行っている課題図書ですが、それがそうなっていない、または嫌いにしている可能性もあることがわかりました。

確かに、もう既(すで)に本が好きな人たちであれば、「興味の本でなくても、文字が小さくても、挿絵がなくても、本が厚くても」読むことは可能ですが、まだ本を読みたい読みたいモードに入っていない人にとっては、辛いかもしれないなあ

と思った訳です。

これを受けて、先月ちょっと実験してみたのが、「授業中図書室に行って、自分の好きな本を選び、一冊借りる」というものでした。ある生徒は借りてきた本を一日で読んでしまったと翌日話していたので、効果はあったのでしょう。

これをこれからも続けてみたいと思います。ただ、授業中に捜しにいくというのは限られた授業の時間数なので、いつまでも続けるということはできないかもしれません。今月はやりますが、それ以降もどんどん図書室に借りにいって下さい。もちろん、借りた本はきちんと返してね。

図書カードを取りにいくのが面倒くさい

読み終えた本は、図書カードに書いて10冊ごとに一枚のカードにまとめるようにしています。現在、このカードは職員室においてあります。そして、先生に声をかけて貰うことになっています。(そのぐらいのことは簡単だろう)という思いもありますが、確かに私が中学生であれば、面倒くさいと思うかもしれません(笑)。

そこで、このカードを国語係が管理して教室に置くようにもしたいと思います。読み終えたら、教室においてあるものを使ってどんどん書き込んでいって下さい。とりあえず職員室前に置きますので、必要な人は持っていって下さい。

読む時間がない

んーん、これはなあ。考えられる方法は二つ。一つは、時間を作るです。本が好きな人は、3分、5分と時間ができたら、その時間をこまめに読むのだよ。去年までの先輩が今の君たちより時間があったとは思えないし、君たちよりも圧倒的に時間がない校長先生や私だって、こうして時間を作って読んでいるよ。時間は作って読むしかないんだなあ。

もう一つは、早く読む訓練、つまり「速読」だね。私はトレーニングを受けたことがあるが、受ける前よりも5倍ぐらい早く読めるようになりました。

ただ、これはきちんとトレーニングを受ける必要があるので、簡単にはできません。興味がある人は、聞きにおいで。ちょこっと教えてあげるから。

(教科通信「志学」 NO. 21 より)

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速読 速読といってもいろいろあるのぉ。 お主は、一日何冊本が読めるかの?  1冊読める それくらいでは、速読の意味がないのぉ。 我輩は、一日10冊の本が読めるぞぃ。 速読、というやつじゃな。 我輩は、もともと一日20ページも読めない人間であった....... [続きを読む]

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