優勝パレードのあとの光景
ロッテマリーンズの優勝パレードが幕張で行われた。ディベート甲子園の全国大会で馴染みの街である。ビルの窓から、紙吹雪が舞う。きれいだ。
テレビでは、そのパレードの後にファンや子どもたちが紙吹雪を掃除している姿が映し出されていた。そして、
「良い姿ですねえ」
というコメントがあった。
確かにそうだが、実になかなか世界は広い。
向田邦子さんのエッセイにあったと思うのだが、確かブラジルのサンパウロでは12月31日、仕事が終わると、不必要な書類はビルからばらまくのだそうだ。そして、そのゴミは仕事のないホームレスたちが片付け、新年を過ごすためのお金を手にするというのだ。
日本の学校では生徒の「仕事」になっている学校の清掃も、アメリカでは業者の仕事になっていることがほとんどで、もし生徒が掃除をすることになれば、清掃業者は失業してしまうとのこと。
『下流社会』で論じられたように、日本がこの方向に行くのであれば、日本の優勝パレードのあとの光景も、変わるのかもしれないなあと思った。
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先日の「スポーツうるぐす」というスポーツニュース番組で、ロッテの優勝パレードの裏側を取り上げていた。
ボビー・バレンタイン監督は、キャンプインの前、3月の時点で地元幕張の方々と優勝してパレードをやりましょう!と約束していたとのこと。そして地元商店街も、わ....... [続きを読む]
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TBありがとうございます。
私も記事だけ別の色のようなので、ここにお礼を書きます。
しかし、しばらくはロッテの天下でしょうね。
投稿: 池田 修 | 2005/11/30 19:11