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2005/12/14

クローン人間の是非

本日の「よのなか」科は、クローン人間の是非であった。
突然
「このテーマで黒板にマッピングしてみて」
と校長に言われたのでちょこっと驚いた。が、それはそれ、マッピングメモを指導している訳ですので、やってみました。ある程度のことはできたかな。3分で描きました。

kokuban

今日のゲストは、独立行政法人 物質・材料研究機構の主席研究員である花方信孝先生。工学博士だ。ヒトゲノムの話から始まり、そのゲノムの分析結果のコピーを見せてもらったりして、とても興味深かった。

私はこの授業を受けながら、二つの質問が思い浮かんだ。

1)体内クローンは可能か?
2)動物の体への植物の埋め込みは可能か?

である。
授業が終わってから質問してみた。すると、

1)可能である。
2)もう、行っている。

との話であった。ゲゲである。

                  ◆

ただ、お話の感じだと、1)については花方先生も気づいていなかったようで、ひょっとしたら研究のテーマになるかなあ、いや、もうやっていて極秘事項だったらなんてことを考えた。この方法は、自分の体の中である一定の期間がきたら、クローンを行う訳である。そういうプログラムを遺伝子情報の中に組み込むのである。

もし、1)が可能なら、宇宙旅行などのときに便利だろうなあと思う。10年ごとに角膜を更新ししたら、目の病気の解決になるし、歯が可能なら虫歯治療も根本的に変わる。人が不老不死になるにはこの道なのかもしれない。

2)はできているということだったが、動物の体内に植物の細胞一つを埋め込むレベルであった。私は、たとえば、牛の背中に植物を埋め込み、水を与えておけば背中の植物が光合成をしてエネルギーを作り出し、牛が育つというようなものをイメージしていたのだが、これはまだできていないとのことであった。化学反応が複雑だからだそうだ。

でも、これができたらすごいことになるな。食料問題は結構解決するのではないだろうか。

                  ◆

倫理の問題で人間のクローンはゴーサインが出ていないが、中国やインドなどで進めば、安く高度な技術が作られることになり、日本は抜かれてしまう。私は、自分の歯がサイボーグ(差し歯)なので、ここだけクローンで変えてほしいと思っているが、意外と私の人生のうちに間に合ってしまうかもしれないなあと思った。

さらに、臍帯血のベンチャービジネスの話や、中国の一人っ子政策が生み出すクローン技術など詳しくは書けない話まで授業後に伺うことができた。いやー、すごい。

この5年ぐらいでこの世界の覇権は決まってしまうのだろうなあ。日本の科学者頑張れ、そして、人類の科学者、原爆の轍を踏まないように頑張れ。

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コメント

面白そうな講義ですね!
そして池田先生の目の付け所も面白いっす!!
1)は可能なんですか?!
ある一つの臓器だけある時期にクローンを作るように遺伝子にプログラムを組み込むってことですよね。
不死化させるなら想像がつくけど,クローン化はちょっと想像できないです…。
うーん。勉強不足です。

1)は可能だそうです。
私が考えたのは、ある一つの臓器ではありません。身体の全ての臓器です。

つまり、現在身体にある細胞がある一定期間で生まれ変わりながら、私という個体を保っています。

が、ご案内の通り遺伝子情報を傷つけながら細胞を生まれ変わらせ、死滅した古い細胞は白血球に食べられたりするんだと思うのですが、これはあくまでも私という個体が再生している状態ですよね。

ですが、私が考えたのは再生ではなくクローンなので、遺伝子情報も傷つけることなく、同じ細胞を作り続けます。ですからこれができるとなると、例えば18歳の身体を保ち続けることができるわけです。

それでもって、脳が深化(学習を進める)していくと、さあどんなことになるのでしょうか。

興味があるなあ。やってはいけないのだけど。

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