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2005/12/13

法教育とディベート

法教育とディベートの関係を考える研究会では、京都大学の土井真一先生を京都から御呼びして行った。30人強の集まりであったが、非常に良かった。

まだ三十代後半だが、京都大学法学部の教授である土井先生の話は、さすが、法学部の教授と言うのがぴったりな回転の速さ、説明の適確さであった。

裁判員制度が導入されることになる日本の司法制度である。
法とは何かということをきっちりと知っておく必要はある。

土井先生によれば、「約束を守ること」の意味と重要性を学ぶことが基本であるという。人が生きるときに、このことをきちんと行えれば、生きやすくなるということを学ぶことが法教育の土台であるという。

私は、他にも

・みんなで決めたルールを守るというが、そのみんなの中に自分が入っているという実感を持てないが、それはなぜか。

・ルールは守る一方で、作ることも重要だが、この作るをきちんと行う実践が難しいが、どのようなものがあるだろうか。

・なぜ、人は所有権を大事にすること、つまり物は盗んではいけないと厳しく教えるのだろうか。

などの質問をした。

これらも丁寧な説明をもらった。
基本的には私が考えていることと同じであったので、私はああ良かったと思った訳であった。

エキサイティングであったなあ。

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コメント

 どうも。宮城(石巻)の佐々木です。
 いつも読ませていただいています。
 有益な情報の提供,ありがとうございます。

>みんなで決めたルールを守るというが、そのみんなの中に自分が入っているという実感を持てないが、それはなぜか。

という質問にどのようにご回答いただいたのですか?
興味があります。教えてください。

どうも、池田です。遅くなりました。

二つあったかと思います。
一つは、約束を守ると自分にメリットがあるのだという実感を小学校時代にもてるようにすることです。

もう一つは、決めごとには決めて良いことと決めてはいけないことがありますが、決めてはいけないことを決めているときに、自分が入っていないと感じることがあるわけですが、そのことは悪いことではないということです。

いずれにせよ、小学校時代が重要だと思いました。

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