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2005/12/29

一年を言祝ぐ旅

年の瀬に、この一年を言祝ぐ旅に出た。
どこか遠いところに行くのではない。
私たちが気に入っている都心のホテルである。
そのホテルは、隅田川の畔にあり、かなり気に入っている。

チェックインしたのが午後4時ごろ。
部屋に入ると、テーブルの上に豪華なフラワーアレンジメントが置いてある。
よく見るとメッセージもある。
連れ合いのお花の先生と、その教室に通う友達からのものであった。

レッスンの時にこのホテルに泊まることを話したのであろう。
この言祝ぐ旅はちょっとしたお祝いの旅でもあるのだが、それを祝ってくれているのだ。
うれしい。

ばしばし写真を撮っていたら、部屋のベルが鳴る。
何かと思えば、シャンパンセットが届いた。
うわあ、やられた。
お花とシャンパンセットでそりゃあもう豪華、豪華。hana11


その間にも外は、夕日の色が変わっていく。
その色に合わせて、街の色、花の色が変わっていく。
あわてて、黄昏色に染まる風景をバックにして写真を撮る。
き、きれいだ。
ああ、幸せである。hana21


                 ◆

お花の先生は、この間非常に忙しい。クリスマスレッスンに、クリスマスの飾りの注文に答えての制作、それに諸々のことで忙しいのが分かっていた。

奥さんの友達にしても、パン屋さんをしていて、この時期はクリスマスケーキを作っていてと忙しい。それなのにこんなにしてくれて、まあ、なんと幸せなのだろう。ありがたい。

夕景が夜景に変わるところでアレンジメントについているキャンドルに点火。
これが、また、いい。hana31


水の星座である蟹座である私は、川とか海とか水のある場所が好きである。であるにもかかわらず、たき火など炎も好きである。ま、さすがに自宅でたき火や暖炉は無理なので、ミニ七輪で遊んでいるが、実はキャンドルもいい。

部屋の明かりを消して、キャンドルの炎を見ながら時間を過ごす。
これに今回は、美しい花、夜景、そして、ipodに入れてあるゆったりとしたジャズをミニスピーカーで流しながら、のんびりである。

を、フロントから電話だ。
予約していたラウンジが空いたようだ。
これから食事の前の軽い、ドリンクタイムである。
ああ、極楽。

                 ◆

東京ベイブリッジがライトアップされているのを見ながら、飲む。
ディナーとまでは言えないが、それでも軽い前菜をたっぷりと食す。
もうこれでおなかは良いと言えば良いのだが、取りあえずホテルの周りを歩く。
日本酒が飲めるお店があったので、そこに入りちらっと食べる。

だいたいからしてホテルの部屋が好きなので外で何かする必要はあまりない。
ホテルに戻り、風呂に入りる。バスソルトを入れて、バスルームに音楽を流して。
インターナショナルサイズなので、バスタブもゆったり。はあ。

出てきた頃には、すっかりと夜景に明かりが溶け込んでいた。hana41


                 ◆

さあて、今夜のメインイベント。夜景をバックにDVD鑑賞会である。ああ、極楽。
今年読んだ本として、ベスト3に入るであろう『亡国のイージズ』のDVDがレンタル開始になったのだが、手に入れることができたので見ることにしたのだ。

原作を読んで舞台が今日泊まるホテルに近いお台場近辺ということが分かっていたので、そうすることにしたのだ。部屋の明かりを暗くして、持参したマックにDVDを入れて、隅田川のほとりに立つ高層マンションを背景にして、さあて鑑賞である。

つづく。

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コメント

うわあっ!
ロ・ロ・ロマンティック!
一流のラブストーリーを見ているようです。

「1年の区切りを都心のホテルで!」、酔睡亭先生ご夫妻の生き方はすばらしいですね。

ときどきBlogにお邪魔しています。衝撃的だったのは「漢字の覚え方」。書店で立ち読みしたときは「ふーん」程度だったのですが、「酔睡亭先生が実証されたのなら」とやってみてびっくり。この歳になって「薔薇」の書き方を覚えるとは思いませんでした。

今回は、突然花が届いたことからすごい展開になってしまいました。
連れ合いのお花の先生は、後から分かったのですが私の中学校の一つ上の先輩でして、縁があるんだなあと思っています。

たった二時間なのに、こんなに光が変わるなんて。
それがこの一年の終わりを象徴的に表しているなあと思いました。
たった一年なのに、急激にドラマチックに変化していくのを
思い出していました。

このホテル良いですよ。
あべたかさんも、奥さんと一緒にどうですか?
東京駅からもそんなに離れていませんし。

中元さん、ご無沙汰です。
いやあ、なんというか年末年始はなにげに良いプランがあるので、楽しみに出かけるというだけですf(^^;。

私も「薔薇」が書けるようになった子どもたちが急激に増えたのは驚きでした。多少でも
(を、漢字が書けるようになったぞ)
と実感できる子どもたちが増えると良いなあと思ってやってみました。

良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

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