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2005/06/04

初夏を迎える儀式 その1

peachbeer

思ったよりも早くやってきた。
そうである。
私の夏を迎える儀式の一つは、「桃ビール」である。

我が家では、桃のことを「桃様」と呼んでいる。そのぐらい、好きである。
その桃様が晩ご飯のおかずを買いに行ったら、「おつとめ品」になっていたのである。つまり、
(もう熟し切っているので早く食べてね。値段引いておくから)
というやつである。桃ビールはそのぐらいがちょうど良いのである。

で、レシピである。

1)熟し切った桃様一つ
2)常温のビール
3)乾いたグラス

だけである。
桃とビールは冷やしていない方がよい。冷やしてしまうと桃の甘い香りが消えてしまう。

甘いビールなんて許せないという方もいるかもしれないが、お試しあれ。
初夏の小さな贅沢を飲み干すことができるであろう。

乾杯。

原稿への署名

欲しかったテッセンが手に入り、我が家で満開になっている。深い青紫の色は、気持ちを静めてくれる。

                   ◆

学校は体育大会の練習で盛り上がっているのだが、私は出張が続いている。昨日は杉並区の学力向上調査委員会という仕事であった。今まで教育委員会の仕事はまったくしていなかったのだが、このところこういう仕事が増えてきた。学校の行事にどっぷり浸かれないのは、悲しいものがあるが、まあ、これも誰かがやらなければならない仕事だからなあ。

昨日の出張では、委員がまとめてきた文章を一つにまとめるという作業であった。私はワードは嫌いなのだが、委員のまとめてきた文章をワードのファイルにひとまとめにする作業があり、一番ぺーぺーな私が作業を行った。

その時に、自分の書いた文章に名前を載せるか載せないかという話になった。委員会の答申なので載せなくていいのではないか?という意見があったが、私は乗せて欲しいと言った。それは、目立ちたいとかそういうことではなく、自分を守るためである。

                   ◆

教育業界は知的所有権について甘い認識の方が残念ながら多い。私もこれまでに何回か自分の著述を勝手に盗用されたことがある。私が書いた一冊目の本に古典教材を使ったディベートがあるのだが、その部分をそっくりそのまま使って自分の研究のように発表していた先生がいたのだ。それも結構大きな研究会で。

たまたまその研究会のことを知った私は、そこに出かけていき異議を唱えることができたが、もし、そのまま行けば、私がその内容を発表すると、私が盗用したかのような変なことになってしまうのだ。

こういう例は、他にもある。
だから、自分の発表したものにはきちんと自分の名前を載せておきたいのである。

あまり先行実践を調べないで、目の前の子どもの事実から授業を作っていき、あとから似ている実践があると教えて貰っている私が言うのもなんだが、もし、自分が実践をやる前に先行実践を知ったのならば、一言、一行、断ってくれればいい。そして、自分の実践はここが違うと書いてくれれば、さらにいい。

そうやって教育の実践というものは積み重なって行くのだと思う。

2005/06/02

ノートパソコンによるスライドショウ展示

いやあ、昨日は疲れた。
授業をやってから、校内研修の講座を担当し、それでもって学校を出た後
ある企画の打ち合わせで帰りは午前様になってしまった。

自業自得ではあるが、ちょっと辛いぞf(^^;。

                   ◆

そうではあったが、懸案であった「ノートパソコンによるスライドショウ展示」が実現した。

修学旅行で取り貯めてきたデジタル写真を、学校で持っているノートパソコンにインストールし、vectorで探したスライドショウ専門のソフトを走らせて、職員室前の廊下に並べることができた。

ノートパソコンはwin98であり、私は相変わらずウインドウズは分からないのだが、それなりになんとかなったと思っている。

三台あるので、初日、二日目、三日目と写真を分けて、例の what a wonderful worldをBGMにして流している。

この三台のが好評であれば、一、二年生の校外学習で撮影した写真を、ここで流すのも良いだろう。win98でかなり年代物のパソコンではあるが、こういう使い方はありだと思う。P6030045

今年最後の・・・

体育大会の練習が始まった。
和田中学校では、学校で共通して行う種目に大縄跳びがある。クラスごとにまとまって跳び続ける。一年から三年まで同じ種目を同じルールで行う。

どんなもんかと見ていたら、さすが三年。一回目の練習でもサッと跳びやすい形を作り練習に入る。一回目の最長記録はA組は52回、B組は53回というもの。クラス間が一回しか違わないというのはなかなかものである。

午後から晴れた空を見上げて、
「先生、今年最後の五月晴れですね」
とつぶやく生徒がいた。

嬉しいねえ。こういう感想。
俳句をやった甲斐があったというものだ。
季節の移ろいを言葉で表すことを楽しみとする気持ちが芽生えてきたのかもしれない。

                   ◆

三年の授業では「漢語の構成」にはいる。
が、構成に入る前に生徒からリクエストの多かった「音読みと訓読み」の話をすることにした。

漢字には基本的に、この音読みと訓読みがあるが、なぜそうなっているのか。例えば、「山」は「サン、ザン、シャン、セン」の音読み、「やま」の訓読みであるが、
1)なぜ、音読みは複数の読み方があるのに、訓読みは一つなのか?2)なぜ、音読みはカタカナで表し、訓読みはひらがななのか? 

そして、そもそも漢字はどうやってできたのか? いつ、日本にやってきたのか? 平仮名はどうしてできた? カタカナは? アルファベットは? なんて話をして、漢字のルーツ問題プリントをクイズとして楽しんだ。

みなさんは、「止」という字が何からできているかご存じでしょうか? これ分かると、結構感動しますよ。

                   ◆

二年生の授業は改良シナリオディベートから、小論文の初歩という流れでアフターディベートを行っている。

 主張
 根拠1
 根拠2
 結論

というシンプルなフォーマットで書かせている。このフォーマットを身につけてくれればオッケーなのだが、手元にある作品を見ると、ほぼできあがっている。良い良い。

                    ◆

放課後は、ディベート部の試合。
短い時間のフォーマットであったが、結構ディベートになっていた。自分で言うのも何だが、シナリオディベートの力は大きいと思った。

6/5の練習試合に参加できるかもしれないぞ。

2005/05/30

句会にディベートに

土日の一日を学校に出てしまうと、残りの一日で一週間の疲れを取ることになり、これはなかなか難しくなってきているなあと言うのが、最近の私。

さて、今日は三年B組で修学旅行の句会を行った。
句会の場合、一番大変なのは生徒の書いた作品を入力する作業である。今回は、私の授業にインターンとしてアシスタントに入ってくれているTさんが打ち込んでくれたので、非常に助かった。

おそらく句会を授業でやっている中学校なんて少ないと思うが、この句会形式を学んでおくことは、授業の幅を広げるのにとても役に立つと思う。形式が安定しているので、その形式に学習する内容の部分を変えてたくさん学ぶことができるのである。Tさんは、これを学ぶことでメリットが出て、私は入力をして貰うことでメリットが出る。このシステムは非常に良いと思う。

学級事務や授業事務をする職員がいない日本の学校の制度は、学校の専門性を著しく蔑ろにしていると言えるだろう。学校を良く機能させるためには、ここにメスを入れることだと思う。

                   ◆

で、その句会の結果である。

私の作品は、この組では一位に選ばれた。なかなか良い作品を見抜く目があるといえようf(^^;。
以下は、その見抜く目を持っている子どもたちが優秀作品に選んだ作品である。

 虹のもと 手をふりちかう また会おう

 薫風よ 吹くなら吹けと 叫ぶ草

 田植えして 写った青や 立つ青や

 田植えして 一粒の米 かみしめる

 田植えして 心も稲も まっすぐに

まだ言葉の意味やニュアンスを掴み切れていないまま使っている作品もあるが、なかなか良い作品ではないかなと思っている。

和田中学校は、四学期制度を導入している。春夏秋冬である。であるから、年に四回は句会ができるなあと思っている。子どもたちも句会を非常に楽しみにしているので、続けてみよう。次は、夏休みの宿題だな。

                   ◆

二年生は、改良シナリオディベートに入っている。シナリオディベートで使ったシナリオを改良して、戦うディベートである。新たに対戦メンバーを決め、三試合を行う。二時間で行う。

最初の一時間で二試合。残りの一時間で一試合と、簡単な小論文を書いてお仕舞いである。私が修学旅行に行っている間にきちんと準備していた生徒は、それなりに良い試合をしていた。

小論文が楽しみである。

2005/05/29

論文完成

この一ヶ月間取り組んできた論文がやっと完成した。
あとは、タイトルを付けるだけである。
「月刊 国語教育研究」の8月号に掲載される論文なのだが、この一ヶ月間は(も?)忙しくしていたため、締め切りぎりぎりまで格闘することになってしまった。

一昨日書ききり、一晩寝かせて本日確認してみたら、予定していた字数よりもかなり多いことが分かったので、削り込みの作業をしていた。文字数カウントではうまくあっていたのだが、雑誌用にレイアウトしてみると3Pも多い事が分かった。

文章から必要外の修飾部を必死に削り取り、完成させた。疲れたなあ。
これで、貯まっているメールへの返事やら、ファックスへの返事が書ける。
遅れている方、すみません。

cim cityと「よのなか」科

昨日は、土曜日だが学校に行った。
午前中はディベート部の指導。
午後は、佐伯胖先生が代表をするコンピュータ教育の研究会に参加である。

何らかの事情で、その研究会の会場が和田中学校になり、何らかの事情で私が授業をすることになった。公式記録としては、私が佐伯先生に授業をしたと言っても良いだろうf(^^;。

なんの授業かと言えば、「よのなか」科のコンピュータゲームを利用した箇所である。ゲームソフトは、「cim ciity」である。

このゲームは奥が深く、ヴァージョンアップも重ねている。プレーヤーが市長となって街を繁栄させるゲームである。このゲームを使って政治の本質を理解するという授業である。

私はこのゲームを10年ぐらい前にやって遊んでいた。そのときは、このゲームで授業ができないかなあと思っていた。そうこうしているうちに、「よのなか」科の2冊目の本を読んで、この授業があることを知った。それだけで授業をしているのだから、我ながらすごいことだ。

ただ、逆に言えばこのゲームを使えば、多くの人が比較的簡単に、この授業ができてしまうと言うことだ。しかも、このゲームのクラシック版はインターネットで無料公開されている。

http://www.japan.ea.com/simcity4/sim_classic/

人口を増やすことのできなかった佐伯先生は、
「よし、今晩ダウンロードして、やるぞ」
と息巻いていらしゃった。良い先生だったなあ。

その後、懇親会を大学生協会館でやって楽しく交流。
早稲田大学高等学院の先生達が何人かいらっしゃったので、今年学院を卒業したT君の話題で盛り上がる。やはりここでも有名人であったか。元担任としては、嬉しい限りであった。

修学旅行雑感 4

修学旅行では、合間の時間を使って私も体験講座をやってみた。粽(ちまき)づくりである。ここで言う粽とは、中華ちまきではない。新潟や山形で作られる笹団子に似た粽である。

笹を丸めてその中に餅米を詰めて、笹でくるみひもで縛るのである。米の一粒が笹の合間に入ってしまうのを丁寧に防ぎながら詰める。そうしないと、蒸した後に笹がその零れてしまった米が糊となってしまい、食べにくくなってしまうのだ。

この体験をしながら、ちょっとしみじみしてしまった。

知っている方はご存じだが、私はハーフである。生徒にもシルベスタースターローンに似ているとか、ジャッキーチェーンに似ているとか言われる。隠していてもバレるものだ。どこの国かと言えば、山形と東京である。

で、実は、私が小学生の頃に父の田舎の山形から送られてくる荷物には必ずこの粽が入っていたのだ。

当時の私は
(べたべたして変な食べ物だなあ、食べにくいなあ)
と思ったり、
(また、この笹団子か、飽きたなあ)
なんて思っていた。

芳美ばあさんは、こうして作ってくれたのか。
30年も経って、いや、経ったから分かったのかなあ。
芳美ばあさん、ありがとう。

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