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2005/11/26

採点の日

午前五時半に起床して、風呂に入り一日を始める。
朝ご飯を食べてから、国立の桜の紅葉を見に行く。午前中の光が当たっている方がきれいに見えると思ったので、奥さんと出かける。きれいだったなあ。
ついでにスーパー紀伊国屋で、いくつか珍しい食材を買う。

そして、帰宅して、さあ採点というところで睡魔が襲ってくる。
やっぱり疲れが出たか。
このまま採点をすると、採点間違い続出の可能性があるので、寝る。

お昼のパスタを食べてから、一気に採点。
はあ、疲れた。

明日は、答案の再チェックと、今度こそ原稿書きだあ。

2005/11/25

秋の多摩の一日

祭日は久しぶりに休んだ。テスト問題を作り終え、採点前の空白の一日であった。ええ、もちろん書かなければならない原稿もあるのですが、すみません、秋の一日を優先してしまいました。

出かけたのは、多摩市の公報に載っていたイベント。防人の歩いた多摩の横山を歩く会である。私の住む多摩市は、万葉集に乗っている防人歌のふるさとなのだ。

たとえば、

4417: 赤駒を山野にはがし捕りかにて多摩の横山徒歩ゆか遣らむ(椋椅部荒虫妻:宇遅部黒女)
4423: 足柄の御坂に立して袖振らば家なる妹はさやに見もかも(藤原部等母麻呂)
4425: 防人に行くは誰が背と問ふ人を見るが羨しさ物思ひもせず


がある。この防人歌で歌っている場所を、防人に扮した俳優と、その防人の妻に扮した女優が多摩の横山を歩くというイベントであった。

自宅から歩き始めて家に帰ってくるまで5〜6キロという行程であったろうか。多摩市の連行寺や聖ヶ丘の住宅街、都立桜ヶ丘公園と通り抜けていくのだが、紅葉が見事であった。また、ガイドの説明も面白く、なかなか楽しかった。

例えば、

・古代東海道は、この足下1.5メートルのところにあるだろう。
・古代東海道を一部発掘調査したときの写真は、これです。
・この竹やぶの中に古代東海道はあると思われます。
・奈良の春日大社は、茨城の鹿島神社から神様が出向いていっている。
・聖蹟桜ヶ丘にある鄙びた細い道は、かつて多摩川を渡るための渡し場に通じる道であった。

なんて話もあった。

2


多摩の横山の遊歩道に、防人が妻と別れる場所と思われる見晴らしの良い丘で、防人は手を振り、妻も手を振りということをするのだが、面白くもありつつ良かった。

sakimori2


イベントの最後は、
「なおも防人は行くのであった」
と司会者に言われ、一人歩き続けていくという演出もあったりで良かった。

                ◆

それにしても今から1400年ぐらい前に、この多摩の地から九州まで行くというのは、大変なことであったろう。人の寿命が30年ぐらいのときに、3年間派遣されるというのはつらいことであり、生きて再び会えないというのが暗黙の了解であったろう。

そして、もう一つすごいと思うのは、話し言葉はあっても書き言葉を持たない庶民の歌が、多摩から奈良まで伝わったという事実である。途中で誰かが書き留めたのか、書き留めた物が伝わったのかは良く分からないが、やっぱりすごいと思う。歌の持つ生命力と言うかパワーというか、そういうものなのだろう。

                  ◆

これで一日が終わった訳ではない。
勤労感謝の日である23日は、多摩市のお風呂屋さんは無料で入れるのだ。風呂好きの私はいそいそと出かけていった。あー極楽。

                  ◆

そして、夜は高幡不動の万燈会(まんとうえ)に行った。
紅葉がライトアップされる中で、五重塔に提灯が飾られ、階段にはろうそくとかがり火。これも幻想的な世界であった。

秋を十分楽しみつつ、非常に安上がりな一日であった。満足、満足。

ここで「YOU メッセージ」かあ?

天声人語でも取り上げられていたマラソンの高橋尚子さんのレース後のインタビュー。天声人語では良い評価がされていたが、私はダメであった。ものすごい違和感を感じて聞いていた。

オリンピックで頂点を極めた彼女が、その後いくつかの挫折を味わい、マラソン選手としての自分をあきらめて引退しようかと思ったところから、再起を図って今回の優勝。すごいなあと思う。

が、レース後にあったインタビューでは、なぜか自分のことを語るのではなく、つらい苦しみの中にいる人たちへのメッセージになっていた。

こういう場面では、通常「I メッセージ」である。つまり、「私は〜をしてきました」「私は〜に感謝しています」のように語られる。そしてその「I メッセージ」に寄り添いながら話を聞いて、
(そうだよなの。そういうのってあるよな)
と自分に重ねながら感動するのだが、今回は違った。

彼女のインタビューは「YOU メッセージ」であった。「あなたは、〜してください」「あなたも〜のはずです」というメッセージであった。

私は、このメッセージに違和感を感じた。
なんだか、政治家の街頭演説のように感じた。

確かに、大変なレースに勝ったというのはすごいと思うが、だから、「私が頑張ったのだから、あなたも頑張れ」というメッセージ、私はダメだなあ。

ただ、こういう思いであのインタビューを聞いていた人は、そんなに多くはないと思う。多くの人は、彼女の話に感動しながら聞いていたんだろうなあと思う。

でも、私はダメなんだあ。
この感覚分かってもらえるかなあ。

2005/11/22

問題作成

秋学期の期末考査が始まった。
国語科は24日の一時間目なので、今日中に印刷を終えておく。自分で作った問題は、丁寧に点検しないと、間違いが見つけられない。作り終わって最低一日は寝かせておいて、それで点検するのだが、それでも発見できないミスがある。なぜかと言えば、

1)自分では正しいと思って作っている。
2)問題のフレームは過去の問題を使い回している。
3)細切れの時間で作っている。

ということがあるだろうか。

1)は、間違っているものを作ろうとしていないので、チェックする時も自ずから正しいはずというバイアスが自分の目にかかっているからだ。このバイアスを解くのは実に難しい。だから他人の目に寄るチェックが必要なのだが、同僚も同じ時期に時間のない中やりくりして作っている訳で、見てくれというのはお互い様だとしてもなかなか言いにくい者がある。

2)は、「平成十七年度 和田中学校 国語科三年 夏学期 期末考査 実施日 ○月 ○日 担当 池田 修」なんてところだが、春学期に使ったものをかえて使うので、夏学期の部分を春学期のままで出してしまうということがあるわけである。

3)は、まとまった作成時間がなかなか取れないので、細切れの時間で作るということである。一つの単元が終わったところで、その単元の試験問題のアイディアをメモしたり、問題作成までしておく。ところが、あとで見直すと用語の統一が図られていないことがある。また、細かい問題すぎたりすることがある。授業を終えた直後に作ると、細部にまで指導の記憶が残っているので、そこに焦点を当てて問題を作ることになりやすいようである。だから、これも良いようで悪い。

とまあこういうことがあって、試験問題作成のミスが発生するのだと分析している。かつては、試験一週間前と言えば、生徒の指導はないし、会議もなかった。だから、今よりも余裕を持って問題を作れた。また、採点も時間をかけて行えたから、記述問題も数多く出せた。が、今は、このどちらの時間も取れない。結局、子どもの考える力を育てる試験問題は作りにくいことになっている。

教員にゆとりがないままで、良い教育をしろというのは、長い時間をかけて人を育てる仕事がどういうものなのか、少し誤解しているのではないかとも思う。

教務専門の事務職員を創設するような教育改革が必要なのだが、そういう方向には行っていかないのかなあ。

 

2005/11/21

熱っぽい

ので、寝ます。
今から寝れば、9時間近く寝られるな。

おやすみなさい。

2005/11/20

白楽天に捧ぐ

「林間に酒を煖めて紅葉を焚く」とは白楽天の詩の一節である。

試験問題が出来上がらない私は、気分転換にと春の桜に使ったライトアップ用の電気を取り出して、外の欅に光を当てて喜んでいる。kouyou5


本当なら、ここにぬる燗を用意してチビチビとやるところであるが、試験問題が出来上がらないでいると落ち着かないなあ。ではあるが、このロケーションの方が大事だ。

白楽天の気分に少し浸る方が、今宵は意味があるように思える。

さて、さて、炭火をおこして夕餉の支度を始めるとするか。

100ドルPC

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20091069,00.htm?tag=blogger.cr

いやあ、これなら中学生にも一人一台で大丈夫だ。
リナックスがOSとのことだが、例えばマックがOS9.2.2を無償で入れてくれたらもっと良いのになあ。

手動でバッテリ−に充電できるのもいいなあ。
私だってほしい。

雲に引っ張られる

試験問題を作りながら一日を過ごしている訳です。疲れると、他の原稿に手を出して、また疲れると外を見る訳です。

我が家の北側には多摩川が流れていて、その多摩川がリビングからよく見える訳です。その空をじーっと見ていると、雲が南から北へとゆっくりと流れていくのが見えます。

で、その空に体を任せていると、自分の体が雲と一緒に北側に引っ張られていく気がする訳です。akisorad

そこで、そのままにしていると前にひっくり返ってしまうので、うーんと体を反らせバランスを保つのです。

そう、そうして体を反らしてコンピュータで固まった私の体をほぐすのです。

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