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2005/12/09

進路事務

授業中に何気なく
『ああ、今日を入れて学校に来る日は、今年は、あと9日だねえ』
と話したら、
「え!!」
という反応が多かった。
うーむ、三年生必死なのか鈍感なのか分からない。

             ◆

しかし、この9日間で中学校三年生を担当する教員は、嵐に巻き込まれる。
進路事務である。

推薦で受験する生徒を確定し、どの学校にどの先生が訪問して相談するのかを決め、出願や試験のために学校に来れない生徒が何人いるかをカウントして給食を止める日を決め、高校に訪問する日の予約を入れ、特別活動の記録の内容の確認と文章化、これらを全て書類に落とす。

一般で受ける生徒の押さえを確認し、併願受験の条件を確認し、都立だけで受験する生徒のまさかのための学校をそれとなく考える。

さらに、東京都教育委員会に提出する成績一覧表を作成し、調査書を作り、調査書記載事項証明書を作り、通信簿を作り・・・。

はあ、書き出すだけで悲しくなってくる。これらを9日の間にするわけで、恐ろしいことに授業は一切カット無しで、授業と同時に行うのである。それに、会議も研究会も忘年会もあるぞ。あ、原稿書きもある。

             ◆

学校は授業が第一だと私は今でも思うが、授業以外の仕事がものすごく多いことはあまり理解されていない。

学校に企業並みのことを求めるのであれば、企業で一般的に行われている「総務」とか「庶務」とかの部署を置いて、教員が授業に専念できるシステムを構築することが大事だと思う。

本当に授業に専念したいのであれば、事務仕事をテキパキと行えばよい、というようにも言われるが、そんなレベルではなくなってきていると私は考えている。きちんとシステムとして授業を行えるものを作らなければならない。

学力向上は、こういうところも関係しているはずだ。

2005/12/08

新年会のお知らせ 1/3

今年も残すところ、あと二十日あまりとなりました。実に早い一年でした。
さて、この時期のご案内と言えば、吉例の新年会のお知らせです。

例年通り、幸か不幸か池田の授業を受けてしまった諸君で、法的にお酒が飲める年齢になっているみなさんをお待ちしております。世代を越えて、交流して頂ければと思います。もちろん、連れ合い、婚約者、恋人、友人を連れてくるのは歓迎です。

日にち:平成18年1月3日(火曜日)
時間 :お昼ぐらいから、帰れる時間まで
持ち物:みんなに紹介したいものがあればなにか

参加を希望するみなさんは、メールで連絡を下さい。

私の方は、ベルギービールとワインを例年よりも多く用意できると思います。

2005/12/07

刺激的な本三冊

寒くなりました。師走です。師走の師を持った魚は、鰤(ぶり)です。寒くなるとおいしくなる魚です。何か関係があるのでしょうか(笑)。

                    ◆

読書の秋を通して本を読む勢いが増えた皆さんに、この頃私が気になっているいくつかの本を紹介しましょう。興味のある皆さんは、手に取ってみてください。

『生協の白石さん』(講談社 白石昌則 東京農工大学の皆さん)

現在ベストセラーですね。大学の生協(生活協同組合)というところで働いている白石さんと言う職員と、そこの生協を使っている大学生との交流の記録です。
こんな風に書くと堅苦しく感じるかもしれませんが、そうではありません。生協にあるお客さんの要望を受け付ける「ひこととBOX」に寄せられた意見に、白石さんがまじめに、かつユーモアたっぷりに答えている記録集です。
基本的には、文房具や食品のリクエストが多いのですが、中には、

「単位を売ってください」「牛を売ってください」「愛を売ってください」

のようなリクエストがあります。これに、見事に答えてしまうのです。
私は、朝の通勤電車の中で読み終えてしまいました。とても温かい気持ちになれる本です。

                    ◆

『10年後の日本』(文春新書 『日本の論点』編集部編)

(10年後と言えば、そうだ。ちょうど、和田中の子どもたちが社会に出て行く頃のことだなあ)
と思って読み始めました。この本、結構衝撃的です。本当にこうなってしまうのか。もちろん、良い予測もありますが、厳しい予測もあります。

たとえば、
「『2002年度の所得再配分調査』によると、世帯ごとの所得格差の大きさを示すジニ係数は、0.4983と過去最高を更新した。1984年から7回連続で拡大を続け、0.5に限りなく近づいている。ジニ係数が0.5というのは、全人口の25%の高所得層が、国民の総所得の75%を占めている状態のことだ」
「国連人口部は、日本が労働力の現状維持をはかろうとするなら、2050年までに3000万人以上の移民受け入れが必要だと予測している。人口の3分の1が外国人になる計算だ。」

など。日本がそういう社会になるかも知れないことを頭のどこかに置きながら、(さてではどういう授業をしたら良いのだろうか)と考える私であるが、君たちも(10年後はどうなっているの?)と読んでおくことは意味があることだろう。

                    ◆

『小説入門のための高校入試国語』(石原千秋 NHKブックス)

早稲田大学教育学部で小説を専門に教えている石原さんの本。この本では、小説とはどのように読んだら良いのかということを扱っています。

もともと小説は「どのように読んでも良い」と作者は言います。では、どのように読んでも良いはずの小説が、入試問題として扱われる時には、なぜ正解があるのでしょうか、高校の入試問題として実際に使われた小説をもとに、解説を加えていきます。これもインパクトがある本です。

ただ、「そうだ」という人と「いや、違うでしょ」という人に評価も分かれる本なので、まずは本屋で最初の「はじめに」「序章」ぐらいに目を通して、それで(お、面白いな)と思った人や、小説は好きなのに入試の小説が解けないと思っている人は読むと良いと思います。手掛かりが掴めるかもしれません。

【追加情報】

三年生の国語の教科書に出てくる松尾芭蕉の『奥の細道』。この中に「平泉」という巻がある。これは、源義経が平泉で戦った歴史上の事実を元にして描かれている巻である。実は、次の日曜日の夜8:00から、NHK大河ドラマ「義経」で、この部分が放映される。ちなみに、最終回。

ここを見ておくことは、『奥の細道』を十分に理解するために、良い手がかりになると思う。ぜひ、見ておくように。

(教科通信「志学」 NO. 36 より)

ちゃんと配置を

私は、きれい好きの片づけ下手である。
であるが、このところずっと元の場所に戻そう運動を細々と続けている。

学校が担ってしまった役割を、元の場所に戻そうということである。
家庭の仕事は、家庭に。医者の仕事は医者に。警察の仕事は警察に。保健所の仕事は保健所になどである。

山田さんのブログを見ていたら、まさに!と思うことが指摘されていた。

http://yamadama.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/all_about__b6fe.html

このまま仕事が肥大したら、現場はクラッシュするぞ。あ、それが目的なのか?

2005/12/06

法教育とディベート 研究会のご案内

以下のように研究会があります。
良かったらお越し下さい。

今回は、法教育とディベートの関係を考えます。
裁判員制度が導入されるいま、学校教育で法教育をすることは重要な意味があると考えられます。
今回は、このきっかけを得られるのではないかと思います。

引用開始 ーーーーーーーーーー


【教室ディベート研究会】
〜法教育とディベート教育とのコラボレーション〜

主催:NPO法人全国教室ディベート連盟

新学習指導要領の本格実施に伴い、論理的思考力、表現力やコミュニケーション能力等
が求められています。新しい教科書にもディベートの文字が目立つようになりました。
そこで、全国教室ディベート連盟では、ディベートの授業づくりのための定例研究会を
開催しています。
今回は、ゲスト講師に、法教育推進協議会の座長で法教育の普及に向けて幅広くご活躍
中の、土井真一氏をお迎えして、法教育とディベート教育との関連について考えたいと
思います。皆様のご参加をお待ちしております。


■日時:2005年12月10日(土) 午後1時〜5時(受付は12時45分から)

■場所:杉並区立和田中学校(道に迷うことがありますので、10分程度余裕をみてお
越し下さい)
所在地:東京都杉並区和田2−21−8
 最寄駅:営団地下鉄丸ノ内線 東高円寺駅下車 徒歩13分
     詳しくは、次のアドレスをご覧ください。
http://www.wadachu.info/map.html
■内容
・13:00−14:15 講演 "法教育の現在"
             講師 土井真一氏(京都大学大学院法学研究科教授)
【講師紹介】
ご専門:憲法
ご著書:『現代立憲主義と司法権』青林書院(共著)他

・14:20−14:50 レポート発表
             法教育とディベートに関連した実践報告        
            (和田中の取り組みも紹介します。)          
             報告者 池田修 (杉並区立和田中学校)
                 北村明裕(横浜市立奈良中学校)

・15:10−16:50 質疑応答・ディスカッション

■司会・進行:太田昌宏(本連盟常任理事・研究開発委員会委員長)

■参加費: 2000円(教室ディベート連盟会員1500円)★当日受付でお支払いください。

■申込み方法
1)氏名、2)〒、3)住所、4)電話・FAX、5)勤務先(または学校名)、6)一般・会員の別 
7)電子メールアドレス(あれば)を明記して、下記まで電子メール(もしくは郵送、 
 FAX)でお申し込みください。定員は50名です。お早めにお申し込みください。

■懇親会 :18時くらいから懇親会を予定しています。
ご参加の有無は、当日、確認させていただきます。

■参考文献:『はじめての法教育』 法教育研究会著 ぎょうせい 2005年発行

<連絡先・申込先>
全国教室ディベート連盟「教室ディベート研究会」係
E-mail:kenkyu@nade.jp   住所:〒162-0814 東京都新宿区新小川町6-12
FAX :020-4663-6140    TEL: 03-5228-6400(問い合わせのみ)

引用終了 ーーーーーーーーーー

お待ちしております。

和楽器を楽しむ

学校では、三者面談が始まっている。どこの学校でもこの時期は三者面談だと思う。三年生は進路のかかった面談だ。副担任たちは、職員室で進路事務に勤しむ。私は進路事務の他にちょっとした仕事があったり、私事があったりで、それなりに落ち着かない。まあ、師走である。

和田中学校では、今度「文楽」を見に行く。その文楽の事前学習が本日あった。
うた、三味線、太鼓、鼓、小鼓、笛のメンバーで、楽器の紹介に演奏というものであった。

私も写真を撮りながら、その解説を伺った。
いやあ、実に奥深い話であった。wagakki

2005/12/04

冬の空気

空気が凛としてきました。
ああ、冬だなと思います。
午前中、お歳暮を用意しに駅前のデパートに足を運びました。
上着も着ないでデパートまで足早に向かいました。
そのときに、冬の空気を感じました。

原稿はなかなか進みません。
久しぶりに進みません。
だけど、立ち向かわないことには終わりませんから、少しずつでも進めます。

ノートパソコンですから、ACアダプターを抜いてバッテリーで稼働させ、家の中をうろうろしながら執筆の場所を変えて、気持ちも変えて書き進めます。

今日は、一つの章が終わりました。
あと、二つの章です。

冬の空気が頭をすっきりさせてくれることを期待しています。

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