80年代の音楽
オリンピックが始まった。
この大会が終わると、二月も終わる訳だがあっという間なんだろうなと思う。
開会式の選手入場で使われていた音楽は、80年代の音楽が主であった。懐かしくなる曲ばかりであった。あまりにも懐かしかったので、70年代後半から80年代までの曲を聞き返していた。
ユーミンの曲である。
「ひこうき雲」を最初に聴いたのは、中学生の頃だろうか。自我なんて言葉は知って入るが理解なんて出来ていなかった頃だと思う。きちんとした音程が取れている訳ではないが、その危うい音程が思春期の心の揺れと見事に共振していたのだと思う。
私がその心をなくしたのか、ユーミンが変わったのか。最近の彼女の曲を聴いても、あの時のような心の揺れはない。哀しいが、それでも、いまでも心をふるわす曲を手にすることが出来たことに感謝しよう。
サザンである。
いまだに魂をふるわす曲を書いてくれている。
オリンピックでは、なぜかオノヨーコが出てきてメッセージを読んでいた。
(まったく、そのぐらいメモを見ないで言えよ)
と思った人は、世界中で何人ぐらいいるのだろうか。
そして、イマジンが歌われた。
イマジンと言えば、私にとっては桑田さんの唄と、RCサクセションの唄である。
桑田さんのは、とにかくいいなあと思わせる。しかし、ぶっちぎりはRCである。
「天国はない。ただ空があるだけ。みんながそう思えば、簡単なこと」
と忌野清志郎さんはアルバム「カバーズ」で歌う。
世界で大国が関わる戦争が起こるたびに、このイマジンは反戦歌と見なされて放送禁止になる。逆説的に言えば、言葉や歌にまだ力があると信じられる瞬間だ。
リアルタイムのビートルズには間に合わなかったが、その後の黄金期に思春期を過ごせたことは幸せだったなあと改めて思う。
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コメント
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どもども。
わざわざ、わたしのカラオケ記事と結びつけてくださってトラックバックを付けて頂いたこと。感謝です。
しかし、奇遇ですね。
同じ頃、わたしと酔睡亭さんが「80年代」の音楽に思いをはせていたとは。
投稿: あべたか | 2006/02/13 04:27
シンクロニシティですねえ。
あべたかさんのブログを読んで、ををと思ってしまいました。
一度、カラオケボックス一緒に行きたいですねえf(^^;。
投稿: 池田 修 | 2006/02/13 18:24
>一度、カラオケボックス一緒に行きたいですねえf(^^;
フフフ。そうですね。
ネットワークな方々とはカラオケ、行きませんねぇ……。
古く、高知で藤川さんと行っただけでしょうか……。
投稿: あべたか | 2006/02/14 03:43
うっしゃあ。
じゃあ、3/27のネットワークの後の打ち上げでは、行きますか(^^)。
投稿: 池田 修 | 2006/02/14 18:56
いやぁ……ははは。
この日、勤務校の送別会があるので、お手伝いをしたら即帰らなければなりません。
ごめんなさいですぅ……。
投稿: あべたか | 2006/02/15 03:47