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2006/04/18

国語科指導の世界へようこそ

進級おめでとうございます。
今年度、国語科教育法1と2を担当する事になりました、池田 修と申します。
昨年度まで、東京の杉並区立和田中学校というところで、教鞭を執っていました。今年度から京都橘大学にお世話になる事になりました。

私は、大学というところで本格的に授業をするのは初めての経験という事もあり、どの程度までやれば良いのか、正直分からない部分もあります。

が、この授業を受けるみなさんは、将来国語科や書道の教師になろうという意志を持っているみなさんですから、そのみなさんが将来学校教育現場に立った時に十分に力を発揮できるように、学校現場の指導の場面に即した授業を展開しようと考えています。

つまり、教員採用試験に受かるための授業というよりは、採用されてから教壇に立った時に役に立つ授業であろうと考えています 。

            ◆

みなさんもご存知の通り、教員採用試験は非常に狭き関門です。なかなか合格できません。しかし、それでも受験する人が多いのは、教師という仕事に魅力を感じる人が多いからでしょう。

どこに魅力を感じるのか、それは人それぞれでしょうが、私は中学校の国語の教師をしていて、子どもたちが言葉を通して自分を磨き、仲間と一緒に磨き合っている姿を見るたびに、
(ああ、国語の教師になってよかったなあ)
と思ったものでした。

国語科や書道の教師の道を選ぼうとしているみなさんは、良い仕事に就こうとしているなあと本当に思います。是非、その夢を実現して下さい。

            ◆

しかし、その一方で

「辛い」
「休みたい」
「早くやめたい」

とつぶやき、実際にこんなにすてきな仕事を辞めてしまう先生も増えています。ベテランの先生や新しく教師になったばかりの先生にも、辞めてしまう先生が増えています。色々な理由はあるのでしょうが、その内の大きな理由の一つに、授業が上手く行かないということがあると思います。

            ◆

授業というものは、実に豊かで奥の深いものです。

正直に語れば、年間30回の授業で、国語の授業の基礎を伝える事はできないと考えています。ですが、なんとか勘所の一部分を手にしてもらえる授業を目指したいと考えています。

そのために、この授業は、講義よりも実際に「やること」を大事にしようと考えています。シラバスを見てもらえれば分かると思いますが、学校現場に出て行った時、多くの若い先生が悩む具体的なトピックを中心に授業を構成しています。

みなさんは、国語の、書道の指導者になるのですから、自分が理解するだけでは不十分です。自分ができて、できない子どもに指導ができて、できない子どもができるようになって、初めて
「先生!」
と呼ばれるようになるんですね。

具体的な指導ができるようになれば、
(よし、何が何でも先生になってみせるぞ!!)
という気持ちになると思います。そんなみなさんになれるような授業を目指したいと思っています。

今まで習ってきた国語とはちょっと違うと感じるかもしれませんが、しっかり学んで下さい。

(国語科教育法通信「修学」 NO.1 より)

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