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2006/04/15

石川九楊

4/15 今年の大学の大きな仕事の一つに、新学科設立準備がある。今日は、その仕事で大阪にあるSという高校にお邪魔した。一時間、高校二年生を相手に幼児教育について話すというものである。頑張ってiworksでパンフレットも作った。

京都に来てまだ半月であるからして、大阪に足を向ける余裕等ない。だから、行ったことのない町にいく事になる。地下鉄を乗り継ぎ、阪急の特急に乗って梅田方面に向かう。乗り換え案内はこういうとき実に便利である。

関東と関西の違いはいくらもあるが、エスカレーターの通路の作り方はその一つである。京都駅ではなぜか関東スタイルなのだが、大阪に来ると違った。しっかりと歩く人は左側で乗る人は右側であった。

私の義理の父と兄は電車通であるが、その二人が日本の電車の中で一番好きなのが、阪急電車という事を聞いていたので、興味津々で乗る。

1)各駅停車なのに、早い。
2)特急が3Doorの方はとてもきれい。
3)線路際に桜の花が多い。

確かに乗り心地は良かった。

            ◆

S高校のある駅に降りる。
このS高校は義理の叔母の出身高だと言う話を聞いていた。また、義理の祖父の住んでいた町にも近いとの事。なにか、縁を感じる。

高校に到着し、50分話す。
高校二年生という事で、私が最後に楢原中学校で教えていた子どもたちと同じ年齢だ。あいつらどうしているかなあと思いながら、授業をする。

予定通りに恙無く終了し、学校を後にする。
その後、駅前のショッピングセンターを見て歩き、関東では店先に並んでいない魚を見て楽しむ。驚いた事に、北海道産の生のシシャモがあった。買おうかどうか悩んだが、移動距離を考えて我慢。

           ◆

奥さんに連絡すると、阪急デパートで食事をしているという。
そこで、待ち合わせをする事に。
会ってから四条を歩く。
私の目標は二つ。

1)石川九楊展を見る。
2)文房具を買う。

1)大丸の美術館でやっているのを見に行った、石川九楊氏は現在の書の世界ではトップランナーである。だが、なかなか肉筆を見た事がなかった。今回京都の大丸でやっているというので見に行こうと思っていたのだ。

いやあ、凄い。
おそらく中学生が見たらなにがなんだか分からないだろう。
これが文字? これが書道?
と普通は思うだろう。

そんな中に、良い言葉があった。(作品「歎異抄NO18」の解説文より)

引用開始 ーーーーーーーーーー

芸術表現は基本的に常軌を逸した職人芸に裏打ちされていなければならない。アルチザン(引用者注:職人)はアーティストでないかもしれないが、アーティストはアルチザンでなければならない。少なくともアルチザンの知る、制作上の微細な秘密に精通し、それを知悉していなければならない。

引用終了 ーーーーーーーーーー

そうだよなあと思う。中学生向けに話をすれば、書写と書道の違いと言っていいのかもしれないなあ。

その後、LOFTで文房具を買って目的は達成。

            ◆

錦市場を歩き、高幡不動のおいしいケーキのお店「FUJIU」のシェフに教えてもらった錦市場の近くのおいしいケーキ屋さんでケーキを買い、今日はおなじみの「天狗」で食事をして帰宅。

はあ、今日も歩いた。

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