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2006/05/19

模擬授業に挑戦

午後から大学へ。教職を目指す学生達の自主学習会、つまりは自主ゼミに向かう。大学の醍醐味は、自主ゼミにあると思う。自主ゼミ、つまり、単位にはならないが自分の学びたい事を仲間達と学ぶ。そして、先生に教えを請うというものだ。

私も大学時代には、竹内常一先生の自主ゼミに参加した。人気のある先生だったので、水曜日と金曜日の二回も先生はゼミを開いて下さっていた。いま思うとそれは凄い事だと思う。

今日は間近に迫った教育実習に向けて、授業の導入の模擬授業である。まっさらなところから授業を作るのは時間もないし、難しいのでいくつかの導入に適した教材を元にそれをやってみることを先週指示しておいたのだ。

            ◆

最初の学生は「人生名言集」をやった。私の授業記録からである。
二人で指導案を考えて、一人が実際に授業をやるというものだ。

正直言って、授業の導入の15分でやれるネタではない。しかし、それを説明してもダメ。自分で実際やってみて、この授業がどういう構成になっているのかを理解し、自分には何が足りないのかを実感しなければ模擬授業をやる意味はない。

指摘したのは、

・だんだん盛り上げる授業ではなく、いきなりクライマックスから始まる授業を目指そう。
・「指示」の順番を良く考えて、子どもたちの思考が流れるようにしよう。
・「指示」の内容を指導者がよく理解して、子どもにどういう動きが発生するか十分に予測しておこう。

15分の予定が20分ぐらいかかる事が判明。途中で止める。

二人目も私の授業記録から「擬音語ゲーム」である。擬音語を使ってものを説明し、そのものを当てるゲームだ。

始まり方は良かったのだが、指示した内容と子どもが違う応答をした時の反応の甘さや、ゲームで使う語句の説明の甘さ、まとめをせずに終わる授業等に問題が見られた。

『なぜ、まとめがなかったのだろうか?』

と質問する。
すると生徒役の学生が発言した。
「授業の目的がなかったからではないでしょうか」
この授業ではそうであった。

『教師は、授業をする時に、この授業でどんな力を誰に付けさせようかと考えて授業に臨みます。それを授業の最初に言うか言わないかは別にして、それを持って臨みます。そして、授業後にその目的が達成できたかどうかを確認し、まとめとします。いまの模擬授業は、教師が「この授業でどんな力を誰に付けさせようか」と考えているものが感じられなかったので、まとめがなかったのでしょうね』

のように話した。授業をほとんどしたことのない学生にとっては難しいかもしれないが、実習に行くのであれば、少なくともこれらの観点を持って授業に臨んでほしい。

            ◆

ゼミ後、学生達は「とても勉強になりました」と素直に学ぶ姿を見せていた。そうそう。それなら大丈夫さ。素直に学ぶ。そして、学んだ事を自分の力で出来るようにする。さらに、批判してアウフヘーベンする。その繰り返しだからね。

頑張れ、教育実習!

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