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2006/06/14

読んでもらえるレポートを

細かい事ではあるが、君たちは教師になるのであるからして、知らないのであれば教える。レポートの提出のあれこれである。

ホチキスの止め方

レポートが数枚ある時、ホチキスは、通常左上を止める。今回君たちから提出されたものは、例外なく右上であった。そういう指導を受けたのかな? 私の時は、左上を止めるように。

なぜか?教師は、生徒のレポートを読むとき、右手には筆記用具を持つ事が多い。左手でレポートをめくり、右手で間違いを直したり、評価をしたりするのだ。左上に止めてあると、これがやりやすい。だからだ。右側は、先生が左利きの時にやる。

レポートは読んでもらうためにある。読み手が読みやすいように提出する事。

読みやすい字で

きれいな字は必要ない。きれいである事よりも、読みやすい字で書く事が大事である。

読みやすい字とは、「太く、大きく、濃く」書かれたものである。君たちが受ける採用試験の採点官は、年齢的にも小さい字、薄い字、細い字は見えないのだよ。そんな字で書かれたものは、読まれずに採点されない。「太く、大きく、濃く」書く事。

行の頭 付属語と単語の分解はダメ

ワープロを使っていると、それに慣れてしまいあまり意識をしないのだろうが、手書きの場合はやってはだめだ。

行の最初に、付属語(助詞、助動詞)がくるのは、おかしい。ダメである。(ただし、助詞の「と」「など」は会話の鍵カッコの後にはあり)

また、さらにダメなのが、単語の途中で行を変更するものである。もし、君が国語の教師になろうとしているのであれば、言葉の美的センスを疑われてしまう。

「でも、どうしてもなってしまうんです」

という反論があると思う。あるかもしれない。だから、その時は、引用の時は文字の大きさを調整して揃え、自分の文章であれば文案を工夫して文を書くのである。

そこに、文章力や常識や美的センスが現れるのである。

縦書きは漢数字を使う

縦書きのレポート等は、あまりないかもしれないが、だからといって間違えてはいけない。縦書きの文章を書くとき、数字については基本的には漢数字を使う。一二三四五だ。算用数字の12345は、横書きの時と指導するのだ。

表で終わる

指定された範囲で終わる事だ。たくさん書く事が良いと評価されるのは、生徒の意欲を評価するからであって、君たちはそうではない。

指定された範囲の中できちんと書く事である。ひっくり返して読まな書ければならない読み手の事を考えてみるとよい。面倒くさい。

指定された範囲の中で、質の高いものを書き上げよう。

            ◆

繰り返しになる。レポートは読んでもらうためにある。読み手が読みやすいように提出する事。

私の授業で評価Aを必要とする諸君は、上記の5つは、今後、必ず守らなければならない。

特に、提出する文章で、薄い字、小さい字、細い字で書かれているものは、読まないのでそのままCとなります。

良い習慣はなかなか身に付きません。悪い癖はすぐに身に付くのにね。

君たちは教師になるのですから、しっかりね。

(教科通信 修学 NO16 より)

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コメント

ホチキスの止め方、行頭の書き方、今更で恥ずかしいですが、勉強になりました。

このブログを読んだ影響からか、国語の時間、勢いで「小さい字、薄い字、細い字は、読まないよ」って5年生の子どもたちに言ってしまいました。子どもたちは、急に厳しいことを言われたためか、ちょっとびっくりした様子でしたが、結構丁寧に書き出しました。

tnkさん、先頃はテレビご出演おめでとうございます。

5年生であれば、これらのことをきちんと理由をつけて説明すれば十分に理解していけると思います。

本人はきちんと書いているつもりでも、書き込み回覧作文などで他人の作品を読むと、いかに「薄い字、細い字、小さい字」が読みにくいかが分かり、自分の字もそのようになっていることに気がつきます。

きびしくしつけてあげることが、のちのち進路を決定するテストの時に「内容は合っているのに点数にならない」という最悪の状態にさせないためにも大事なのだと思います。

子どもたちによろしく(^^)。

いえいえ、テレビ出演の方は、ぼくではない方ですよ(笑)。
残念ながら、ぼくには、そんな才能もパワーもありません。
それでも、できるだけいい実践ができるように、諸先輩方から勉強させてもらっています。
今後もよろしくお願いします。

「内容は合っているのに点数にならない」
中学校の先生、大学の先生の言葉として、子どもたちに伝えたいと思います。

それは失礼しましたf(^^;。

小学校と中学校以上と言うのは違いがあるとは思うのですが、厳しく採点してあげることが大事だと思います。

私自身、小学校5、6年の時、単元が終わると行う漢字テストで50点満点がどうしてもとれず、つまらないところでミスをして49点が最高点で終わったのを覚えています。

だけど、その御陰で文字をよく見るとか、丁寧に書くとか1点分以上のものを学ぶことが出来たと思っています。

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