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2006/06/10

漏刻祭

いま、マックスウェーバーの『職業としての学問』を読んでいる。
実は、高校を卒業して、大学に入った時に一度読んでいる。
それは、高校時代の友人で、現在東工大で有機化学の先生をしている松本隆司君から勧められたのだ。
「やっぱり、これは読むでしょ」
と。

私はなんとなく教師になろうとは思っていたかもしれないが、学者になるなんてつもりはまったくなかったが、
(まあ、彼が言うなら読んでおくか)
と思って読んだのだが、内容の記憶は全くない。

あのとき思ってもいなかった「学者」になった私は、
(あ、そうだ)
と思い出して読み直している。

            ◆

・大学に職を奉ずるものの生活はすべて僥倖の支配下にある。
・学問に生きる者は、ひとり自己の専門に閉じこもることによってのみ、自分はここにのちのちまで残るようなを達成したと言う、おそらく生涯に二度とは味わえぬであろうような深い喜びを感じることができる。
・いやしくも人間としての自覚のあるものにとって、情熱なしになしうるすべては、無価値だからである。
・情熱はいわゆる「霊感」を生み出す地盤であり、そして「霊感」は学者にとって決定的なものである。
・こうした「霊感」が与えられるかいなかは、いわば運しだいの事柄である。学問に生きるものは、この点でも僥倖の支配に甘んじねばならぬ。

            ◆

たしかに、基礎的な勉強を徹底的に続けた上で、発見が降ってくるのを待つしかないのが研究なのだと思う。割と納得する部分があった本だ。しかしこれを20年前に読んでいるんだが、その時には分からなかったんだろうなあ。

琵琶湖の湖畔で、朝日が登ってくるのを見ながら朝の読書をして、読み終わる。

            ◆

歩いて15分のところに近江神宮がある。
今日は、1300年前に天智天皇が日本で初めて漏刻(ろうこく)という時計を作った記念日と言うことで、天智天皇がまつられている近江神宮で午前11時から漏刻祭という祭があった。

奥さんと二人で歩いて見に行ったのだが、なかなか面白かった。
お社の中には、さらに階段があって宮司さんがそれを登って、扉を開けるところから神事は始まる。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
と言いながら扉を開けるのだ。
そして、さまざまな神様が現れては祝詞をあげる。
なかには、外人さんもいた。

時計会社のお歴々が玉串を捧げ、舞楽が奉納され、式は滞りなく進んだ。Bugaku

舞楽をライブで見たのは、初めてかもしれない。

珍しい時計も見た。日時計ではなく、火時計である。Hidokei

ドラゴンの背中に大きな線香が置いてある。そこに紐が重ねてある。紐の先端には鉄の玉がぶら下がっている。線香が少しずつ燃えてきて、紐の場所に来ると、紐が燃えて切れる。すると、鉄の玉が落ちて、下にある鉄で出来た受け皿に当たる。すると、大きな音がするのだ。

これは、作ってみたいなあと思った。

            ◆

午後は、大学に行って授業の準備。そして明日のキャンパス見学の準備だ。

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コメント

あら、昨日の午後、大学におられたのですか!

インターンシップの一環のパソコン講座で723教室にずっとおりました。このパソコン講座も、もう5年ほどやっております。

そうそうFchikenオフも企画しなければ!

はい、いましたf(^^;。
家の片付けもしなければならないと思うには思うのですが、私が関わると却ってひどくなるし、研究に必要な本はほとんど研究室なので、土日も大学に行くことが多いです。

オフ楽しみです(^^)。

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