ユリーカ!となったら
ユリーカ!となったら、それを論証せねばならない。
畑正憲氏は、
「アイデアを出すだけでは駄目であり、それを実行していくのは別の才能なんだよ」
『ムツゴロウの人生読本』
と言っている。
それが今日である。昨晩は興奮のあまり10時前に寝てしまった。
ところが、夜中に千葉大学の藤川先生が私に
「佐藤学先生に会った方が良いよ。これが電話番号だよ」
となぜか私に言い続ける夢を見た。
私は佐藤学先生は直接は存じ上げない。藤川先生は佐藤学先生に大学の時に習っているそうだ。
うーん、藤川さんと佐藤先生と今の私を結ぶものは何だ? うーんと唸っているところで目が覚めた。それが夜中の12時。
水を一杯飲んで寝直す。昨日はお酒も飲んでいないのにねえ。
◆
朝はまた5時半に起床。段ボールの間を縫ってパソコンのある食卓に向かう。
ジュースを一杯飲んで、ワープロに挑む。
教材を作り始めたのだが、そこからが大変。論文のプロットが出てきて、教材の修正案が出てきて、新しいアイディアが出てきてとそれに対応する私はてんてこ舞い。
私が動いているのではなく、私の中の何ものかに私が動かされているという感じだ。これを昨日は教育の神と言ったのだが。
◆
奥さんは
「面白いね〜。なんでこんな引っ越しの時にね」
と笑っている。
なんでと言われても困るのだが、引っ越しの片付けがしたくないからではない。そんなもの私には出来ませんから、したくない言い訳になんかならない。
考えてみるに、この二ヶ月間大学での授業を作るために、今まで読んでいた教育に関する名著を読み直したり、読んでいなかったけど読まなければなあと思って読んだ教育に関する名著らが、蓄積されてきて、大学が始まって二ヶ月後のこの辺りで、私が大学の生活に少し慣れた気持ちのゆとりの隙間を縫って、間欠泉のように吹き出したのではないかと思う。
間欠泉であることは分かっているので、吹き出している間にそれをなんとか形にしなければならないと思って、ひたすらワープロに向かい、メモを書きなぐりして、気がつくと8時を過ぎている。
うりゃああああああああああああと朝ご飯を食べて、大学に向かう。
今日は一日、この間欠泉との勝負なのである。
◆
ありゃあ、もう19時だ。
今日は10数時間論文と格闘したか。いやあ、これって修士論文以来だなあ。
明日は大阪梅田に出張ダア。
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