ユリーカ!
奥さんは夜行バスで東京から、朝の五時半に山科駅に到着。迎えにいく。
本日、本格的な引っ越しである。
実は昨晩、寝ようとしたところに教育の神が舞い降りてきてしまった。いや、ありがたいのだが、この時間、よりによって今晩と言うタイミングであった。
慌てて、飛び起きコンピュータに向かう。
大学の授業での指導方法である。実践的に授業を指導する方法が思い浮かんだのだ。
それを、だーーーーーーーっと、一つの教材に仕上げる。寝たのは三時を過ぎていた。
◆
引っ越し。こういうとき、男は無力である。というか、私は無力である。
家具を何処にどのように配置するか、また、どこに何をしまうのかなど全く関与できない。というか、しない方が後々安全である。
子どものころ、男の大人の会話で
「もう、家の中の何処に何があるか分からないんだよな」
というのを聞くにつれ、
(馬鹿じゃないの? そんなの奥さんに任せっきりにするからだよ)
と思っていたが、最近はその気持ちがよくわかる。
私は日中外に出て仕事をするわけで、その間に奥さんは家の事を片付けてくれる。だから、奥さんが使いやすいようにするのが一番。食器棚とレンジ台をどの順番で並べるかであっても、こだわりが違う。そして、部屋の片付けが進むにつれて、何処に何があるのかがますます分からなくなる。
幸いにして、今回の引っ越しは今まで使っていた家具を基本としているので、その家具の中に何が入っていたかを思い出せば大丈夫だとは思うが、まあとにかく邪魔にならないように早めに片付いた寝室にこもり、授業の準備や大学の仕事を進める。
しかし、気分が優れなくなり体を休める事にした。
引っ越し屋さん、奥さん、ごめん。
◆
5時間かけてすべての荷物を14階まで運んでもらった。
いやあ、リビングと書斎は段ボールの山である。見事に山である。
その山に囲まれて、昼ご飯を食べそれぞれの実家に無事に終わった事を電話する。
いろいろとお世話になりました。
で、食事後、気分をリフレッシュするために、復活で出版された大西忠治先生の『授業つくり上達法』(民衆社)を読み直しながら風呂に入ったのだが、ここに再び教育の神が舞い降りてきたのだ。
「ユリーカ!」
アルキメデスじゃないが、それこそ慌てて風呂から飛び出し、引っ越しの荷物野山、じゃない、荷物の山の中から神を引っ張り出し、いや、紙を引っ張り出し、アイディアをメモメモメモメモ。
久しぶりの興奮。
これは上手く行くと大学の授業で面白い事が出来そうだぞ!
凄い一日だった。
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