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2006/06/01

自分のブランド力を上げる

四回生は教育実習に行きながら、一方で教員採用試験の勉強をし、願書を出願しなければならない。

公立学校の教員になるには、当たり前だが閣都道府県の教育委員会の採用試験に合格しなければならない。

その時、君たちは驚く事になるだろう。

君たちの人生において、はじめてテストで受験料を払わない試験になる。そうなのである、教員採用試験は受験料はいらないのである。模擬試験でも、大学入試の試験でも君たちは数千円から、数万円の受験料を払ってきただろうが、ないのだ。タダなのだ。

これは何を意味するのだろうか。

            ◆

簡単に言えば、

「良い人に、私の都道府県の先生になってほしいのね。だから、受験しやすいようにタダなのね。良い先生候補のみんさん、私の都道府県を受験してね」

ということなのである。
だから、君たちはそういうような先生候補にならならければならないのだ。

そして、そのような諸君であることを明らかにする文章を、採用試験の申請用紙に書かなければならない。学生支援センターにいくと、今年の用紙があるから今のうちに、一度書いてみると良い。

            ◆

という話をすると、
(ん〜ん、書けない)
という思いを抱く諸君がいるだろう。そこを考えてみよう。

なぜ書けないか。その理由は二つある。

1)良い先生候補であるために必要な知識がない。また、指導力、人格の力、管理の力がない。
2)どのように書いたら良いのかが分からない。

ということである。では、それについての考察である。

1)は、それを身につける学習をすれば良いのだ。やり方は授業で指示する。あとは、諸君がやるだけだ。まだ1年間ある。しっかりやれば良い。

2)自己紹介の文章で書く事は、大きく二つの事しかない。自己紹介のスピーチでも基本は同じ。

a. 私は今まで何をしてきたのか
b. 私はこれから何ができるのか

である。これを具体的に書くのである。

a.について述べる。たとえば、書道専攻の諸君。君たちは、この三年間でどのぐらいの練習をしてきたであろうか。もの凄い量を書き続けてきた事だろう。だけど、まさか自己PRの文章に「もの凄く書きました」なんてことは書けない。

どう書くか。たとえば、一週間に半紙10枚書いていたとする。すると、一ヶ月で40枚、一年間で約500枚となる。三年間では1500枚だ。となると4年間では2000枚だな。「私は4年間でもの凄く書きました」と「私はこの4年間で半紙2000枚書きました」と書くのとでは、どちらの方が印象に残る?

しかし、まだこれではダメ。相手のイメージに届きにくい。
「私はこの4年間で半紙2000枚書きました。これは、『現代用語の基礎知識』と同じぐらいの厚さになります」
と例えを出すのだ。これで書道をよくわからない相手であってもあなたの努力を理解しやすくするのだ。

こうして君の「ブランド力」を高めるのである。ブランド力が高められれば、宣伝をしなくとも相手の方から欲しいと言ってくる。
「私の県で先生になって下さい」
となるのである。

まず、書いてみて自分というものを見つめてみる事から始めましょう。

採用試験一年前、早すぎる事はありません。

(教科通信 修学 NO15 より)

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