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2006/07/22

移動の中で得る何か

まあね、こんなに新幹線に乗るとは思わなかったんだけど、実際乗っているわけね。
を、熱海の温泉街が見える。ということは、もうすぐ品川だな。

            ◆

『ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ』(高城剛 集英社新書)

では、これからの日本はハイブリッド、つまり異質なものを組み合わせることで新たな価値を作り出すこと、作り出せる力があることを、国のブランド力として提示するのが大事だと言う。それは、携帯電話でメールをしながら、側にいる友人と話をすることができる日本人の登場によって可能になっているという。

私達の時代には、それは「ながら族」という言い方で親に怒られたが、今は、マルチメディア、マルチタスクという言い方でも言い表せない、まるでCPUとHDが二個ずつあるような動きをする日本人が増えてきていると言う。それが、ハイブリッドである日本のブランド力を支えると予言している。

さらに、生き方の問題として、人は一つの仕事だけで生きるのではなく、副業ではなく二つの仕事を持つべきで、その結果家も二つ以上持ってそこを移動しながら、そう、インターネットが繋がるように、移動する生活が新しいものを生み出すという。移動する距離に比例して、アイディアも浮かんでくると言う。

            ◆

そうだよなあと思うこともたくさん書かれていたが、上記のような生活は、ほとんどの人には無理だろう。家を数カ所、あちこちに持つなんてのは、まあ無理。

だけど、結果として移動の多い生活に成っている私の思考過程にどんな変化が出てくるのかは、楽しみ。

            ◆

東京では久しぶりにラーメンの「きがら」に立ち寄る。ああ、美味しいなあ。今回はチャーシューメン。目の前に出てきた時のチャーシューは固いのに、スープを吸うにつれて柔らかくなる。絶品。

帰り際にマンションのパンフレットがあったので何気なく手にする。すると、あの「サクラ サンリバーボウル」の跡地にできるマンションとのことであった。どんどん新しくなるなあ。

            ◆

翌日は会議。
あるプロジェクトの為の会議なのだが、日本の国語教育に関わる若手のメンバーが集まった。多分私あたりがヤンゲストから二番目ぐらいだろうが、大御所の集まりではなく若手の集まりと言うのがこのプロジェクトの目玉。

なんというか、みんな真面目な方ばかりなので、勉強になります。

いえ、私が不真面目だと言うのではないのですが、いや、そうとも言い切れませんが、そのなんというか今までの伝統的な国語教師観を受け継いでいる国語の先生から見れば、私なんぞかなり違うところにいるので、そういう面で不真面目という言い方をしているのですが、ま、いいか。

新しい出会いを設定してくださるみなさんに感謝。

さて、明日の大阪での授業に備えて、大津に帰るか。

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