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2006/07/23

だから、縦ではなくて横に

一日研究室で過ごす。来週が前期の最後の授業になる。
このところ高校訪問などで授業の準備ができなかったので、休日返上で研究室に籠り準備。授業を作る作業は、手を抜けないからなあ。

最後の二回の授業は、定期考査の作り方と評価について行う予定。中学校1年生の最初の中間テストという設定で、漢字試験と長文読解の問題を作る。中学1年生が15分間で解ける程度の分量を作ることという指示を出している。これをお互いに解き合って、相互評価をするつもりだ。

            ◆

さらに来年度担当することになる児童教育学科の授業の一つ、「学級担任論」などのシラバスを作る。研究室に置いてある学級担任関連の本を片っ端から読み直す。

それにしてもやっぱり家本芳郎先生の本は、いい。再読しながら、これらの本で私が教師として育ててもらっていたのを何回も自覚した。

大学院の授業に、「学校経営論」というものがあったのに、学部の授業には「学級担任論」という授業が無いのに驚いたのが4年前。

もちろん、学級担任論という学問が成立するかどうかは、微妙なところであろう。しかし、物事の本質はそこではない。担任学でも担任術でもいいのだが、教師になったら必ずやる担任、その担任の為の授業がないのはおかしいと思うのだ。校長にならない教師はたくさんいるけど、担任にならない教師はいないはずだ。

大学の学問は縦割りでその専門性を極めて行く。だから、道徳、特別活動、生徒指導、憲法とやっていくわけだが、学校現場に入ると一人の生徒や学級の集団はそのように縦にはできていない。様々なものが複雑に、または豊かにかかわり合っているのだ。

だから、縦ではなくて横に学問を展開する必要があるのだ。

            ◆

学級経営論ではなく、学級担任論。学級集団の子どもたちをどう導いて行くのかというより、もっと担任としての多岐にわたる仕事を理解させる授業でありたい。

学生が学校現場に立ち問題が発生したとき
(ああ、そういえばこれは大学でやった!)
と指導の糸口を掴めるような授業。

楽しい学級をもっと心地よいクラスにしたい時
(あ、あのアイディアを発展させたらいいかも)
と実践の発展を望めるような授業。

そんな授業を大学に作ってみたい。
なんてたって、教師の醍醐味、そう、苦しみと喜びの混ざった醍醐味は担任にある。
その担任の仕事を考える授業を作りたい。

今は
http://www.sankei.co.jp/news/060722/sha102.htm
のような時代である。

学生たちに力を付けて学校現場に送り出したい。
そんな挑戦を来年から始めてみるつもりだ。

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