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2006/07/23

再会を楽しみつつ、音楽談義

夜、京都駅まで繰り出す。
瑞雲中学校時代担当していた軽音楽部の部員であった、くり君が京都にやってくるという。
卒業してもう8年だ。

彼は芸大でテノールを学んでいる。小沢征爾さんの復活コンサートの合唱担当として今日行われる京都のコンサートに出演するのだという。

駅の近くで再会を楽しみつつ、音楽談義をする。

            ◆

私が最初に出かけていったクラシックのコンサートは、小沢征爾さんの指揮するもので、日比谷公会堂であっった。高校一年生の時だ。年賀状のやり取りをしていた小学校の音楽の先生が連れて行ってくれた。増田先生お元気ですかあ。

『ボクの音楽武者修行』を読んでいた私にとって小沢さんのコンサートは、格別の味わいであった。

            ◆

そして、大学時代。塾に向かおうとしていた満員の急行京王井の頭線車内で、ロングヘアで白髪が交じって、Tシャツでというカッちょいいおじさんを発見したこともあった。どうみても小沢征爾さんであった。
(そうか、確かN響を振るために戻ってきているってニュースでいっていたよな)
興奮した。

小沢さんが下北沢駅で降りる時に私も降り、人波をかき分けて行き
『すみません、小沢さんですか?』
「はい」
『あの、サインしていただけませんか?』
「いいですよ」

大学の帰りに塾に向かう私は、教科書と採点用の赤ペンしか持っていなかった。
『すみません、ここにお願いします』
「はい、いいですよ」
とっても気さくにサインしてくださった。
人ごみの井の頭線下北沢駅ホームでである。
『あの、コンサートには行けませんが、頑張ってください』
「はい、ありがとう」

いやあ、感動したな。

            ◆

その小沢さんのステージに教え子が立つ。
嬉しいねえ。
良いコンサートになりますように。

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コメント

良いお話ですね。小澤征爾さんのコンサートにはかねがね行きたいと思いつつまだ行けないでいます。先生が偶然電車で小沢さんに会えたこと、必然だと思います。
教え子が小沢さんのコンサートで歌うというのは教師冥利に尽きるすばらしい出来事ですね。私も子供達の将来を楽しみにしつつ日々の仕事に励みたいと思います。

書き込みありがとうございます。
HPを拝見しました。音楽が好きなんですね。私も古典の素養はさだまさしさんですf(^^;。

小沢さんのコンサートを見るのは、まあ、あります。でも、サインをもらえる、まして教え子が出演するなんてのは、やっぱり縁があるんですかねえ。嬉しいことではありますが。

ちなみに、私も10年ぐらい前まではモトクロスにハマっていました。その前は、SRX-4に乗っていました。バイクは良いですよねえ。

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