ディベート甲子園三日目
本日ディベート甲子園、全国大会決勝。
私は高校の決勝戦のジャッジとなった。
二年連続引き受けた。
名誉なことである。
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中学校の試合の後、昼ご飯。
なんと会場に岩手大学の望月先生が観戦にいらっしゃっていた。
私の近くに座られたので、一緒に食事をすることに。
実際に現地に足を運ばれて、自分の目で見ながら進めようとする姿は、学ばなければならない。真摯な研究の姿勢というのは、こういうことなんだろうなあ。
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さあ、高校の決勝戦である。
前評判通りの良い試合になるか楽しみ。
で、実際はその通りになった。
肯定側の第二反駁のF君が、圧倒的にうまい。
ジャッジも投票が別れること無く、5対0で一致して会津高校の優勝であった。
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しかし、なんといっても切ないなあと、毎年思う。半年間準備を重ね、一瞬にその成果を試合として発揮するわけである。全国大会であっても二泊三日であっという間に過ぎるのだ。
決勝のスピーチが終わる度に、なんとも夏が過ぎて行く切なさが、スピーチとは別に伝わってきたのだ。
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主審のスピーチをされる嶽南亭さんに、お願いをしたのは
『立論の中に使った証拠資料の著者に、御礼の手紙を書くといいということを話してもらえませんか。自分が学べたのは、この本の御陰ですということが著者に届けば、著者は嬉しいだろうなあと思うのですよ』
ということです。私が著者で中高生が自分の論文を引用してくれたら嬉しいもんねえ。もし、自分の論文が違った意味で使われたら、それも直してあげたいし、いいと思うんだけどなあ。
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理事会で大会の反省と今後の方針を確認して、めでたく終了。
そして、打ち上げ。
また新しい一年が始まる。
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