« キャリア開発演習2の最終課題 | トップページ | 懐かしい楢原中学校との交流 »

2006/09/20

自分から逃げたくなる時もありました

本日最終日。キャリア開発演習2の最終日であり、集中講義の集中の最終日である。45×90分の授業を、するほうもするほうだが、受ける方も受ける方である。しかし、やりきった充実感はあるなあ。

駆け抜けた!っという感じで終わるかと思ったら、フワッとゴール地点に入ったと言う感じであった。余力を残したというわけでもないが、実際のところ明日からのことも考えるとこういうゴールでないとね。

それでも、やりきった感は非常に心地よい。

            ◆

キャリア開発演習2の午前中の課題は、小論演習である。600字、40分で書く。
アイディア出し、構成、執筆、見直しの時間配分がどのようになるのかを実感させる。

そして、上手く書けなかった諸君に、計画していた時間配分と、実際との差を考察させる。また、テーマについてどのような切り口から攻めて行ったら良いのか、また、実際はどのように攻めて行ったのかを確認。

その後書き込み回覧作文で、お互いの作品を評価する。
ここまでが1限。

最初は抵抗感があった書き込み回覧作文も、もう大丈夫。というより、批判的な意見がないと物足りないようになってきている。自分の文章のどこが分かりにくいのかを指摘してもらうことに喜びを得始めたのは、嬉しい。

            ◆

んでもって2限は、同じテーマ、同じ時間配分、同じ文字数で、小論文をリライトさせる。

『同じテーマ、同じ時間配分、同じ文字数でもう一度書くなんて、意味がないと思った? 簡単だと思った?』

書き終わってから学生に確認する。

『簡単と思ってくれれば、それで良い。そうなんだね、一回書けば二回目は簡単なんだよ。仲間からアドヴァイスを貰い、アイディアを貰って書けば、二回目は楽なんだな。だから、一つのテーマを一回書いてみることなんだよ。そうすれば、二回目は楽になるでしょ。新しい知識を得て、切り口を手にして、三回目を書けばさらに書けるようになるよ。いろいろな論文のテーマでやってみるといいな』

リライトさせることが、作文の力をつける指導ではとても重要だと私は考えている。その重要性を学生は感じてくれたようだ。

            ◆

さあ、3限。1/45の最後の90分である。
この90分では、キャリア開発演習1、2を振り返りつつ、まとめるという時間にする。 

最初の30分を使い、何を学んできたのか私の方から授業の中身を簡単にまとめながら振り返る。(うーん、良く出来た指導の流れだ)と改めて感動する(嘘)。

そして、学生には授業のまとめと、今後についてのスピーチの課題を示す。20分で準備して、2分間のスピーチだ。

1)この授業で学んだこと
2)これから私がしたいこと
3)これから私がしなければならないこと
4)これから私がしてはいけないこと

を柱にして行った。

それを聞いていると、彼女らにいい学びがあったのではないかと思えてきた。
仲間と一緒に勉強することの意味と重要性を感じてくれたようだ。
教師という仕事とは何ぞやと考えてくれたようだ。
この自分が教師になるためには、何をすれば良いのかを深く考え始めてくれたようだ。
それが証拠に、ここで出会った仲間達と一緒に教職の自主勉強会を始めるとのことだ。

大学の学びの最大の楽しみは、自主勉強会にあると私は思っている。同じ志を持つ仲間達と、単位にもならない勉強をヒーヒー言いながらやっていくのが、大事な学びなのだと思う。折角、教師というすんばらしい仕事を目指そうとしたんだから、たっぷりと勉強してくれい。

ま、なんかあったらアドヴァイスぐらいはするから、その時は研究室に来なさい。

            ◆

学生達の感想の一部である。

引用開始 ーーーーーーーーーー

 キャリア1・キャリア2を終えて皆さん、池田先生お疲れ様でした。

 本当この30時間は、私にとってかけがえのない時間になりました。講義があるときは、辛くてしんどくて今すぐにでも逃げ出したいと思ったことは、数え切れないほどあります。
でも、友達ががんばってる姿や成長する姿、また自分の成長が目に見える形で見ることができたことが何より楽しくて最後まで、やり通すことができました。

 講義を受けていて、何度も自分は教師に向いているのだろうか?と何度も自問自答を繰り返しました。答えなどでていませんが、自分が夢に向かってがんばってることが何より重要な気がします。

 知識がないこと。本当に落ち込みました。専門分野にしても教育のことに関してもすべてにおいて知識がないことに。だけど、そのことに面と向かう機会をこの集中講義で得ることができました。自分の長所、努力するを発揮できるときなのだと気づかされました。努力して、息を抜くことを忘れていたら、息を抜くことを意識的に自分に教えてあげたいです。

 教員採用試験まで、あと一年をきりました。でも、まだ時間はたくさんあります。この残された時間を有意義に使っていきたいとおもいます。

引用終了 ーーーーーーーーーー
引用開始 ーーーーーーーーーー

本当に大変な一ヶ月だったと思います。本当にあっと言う間で、毎日が速かったです。
でも、常に毎日何か考えさせられる事ばかりで充実していたと思います。寝不足やら色々見舞われましたが・・・。

皆さんの意見を聞いたり、自分で何かを書いたり、発表する事で今までぼんやりとしていたものが少しはっきりしてきたと思いました。

最初は「このまま続けていて大丈夫なのか」とよく考えてへこんでいましたが、今では前よりも教師の仕事に興味がわいてきて「どんなに大変でもやってみたいんだ」と思うようになりました。
知識(雑学、一般常識など)やまだまだ専門分野の知識が足りていない事などあり、自分から逃げたくなる時もありましたが、ここまでやってこれて少し自分と向き合えた部分もあるんじゃないかと思いました。

皆さん・池田先生改めてありがとうございました。お疲れ様でした。

引用終了 ーーーーーーーーーー
引用開始 ーーーーーーーーーー

キャリア開発演習1・2を終えてまずは自分に「よくやった」と褒めてあげたいです。授業を受ける日は本当に気合いを入れていかないとダウンしそうなほど私にとってはきついものでした。けど何とか休まずに出席できたことを誇りに思っています。

この授業を受けてやはり自分がまだまだ小さいことに気づかされ落ち込み、また頑張ろうとも思いました。今日のスピーチで述べたようにまずは本を読むことから入って、小論のトレーニングをしっかりしていきたいです。

池田先生に教わったやり方なら本当に苦しく大変なものではないと思うので、「やってみたいな」と感じるようになりました。教え方ひとつで生徒の人生までも変えられるんだと実感しました。また、それだけ教師の責任は大きいのだと改めて実感したし、少しプレッシャーにも感じました。

けど、いつか今回の池田先生に教えてもらったように生徒が前向きに考えられる授業をしてみたいです。そして、生徒の心に残る先生になりたいです。

引用終了 ーーーーーーーーーー

彼女らの感想を読みながら、
(はあ、終わったなあ。学生達もよくやりきったな)
と、しみじみとしていたら、電話。

「先生、教授会が始まります」

をを、そうであったf(^^;。
お仕事お仕事。

さあ、明日から大学は、「正式に」後期の授業開始。
夜は楢原中学校との再会だ。

« キャリア開発演習2の最終課題 | トップページ | 懐かしい楢原中学校との交流 »

コメント

大変な集中講義。ブログ上からもひしひしと感じました。
でも、学生達にとって、これは何かであるはずです。
学生の感想がよかった。
将来の教師たちが、こうして育っていくのを本当にうれしく思います。
池田先生、しばしゆっくり休んでください。

ありがとうございます。
いつもより、2時間余分に寝ることが出来ましたf(^^;。

熱心に取り組もうとする学生達に恵まれて、良い時間を過ごすことが出来たと感謝しています。なんか文化祭を成功させた時の気分にも似ていますねえ。

教科書のないところから一ヶ月の間に、45×90分の授業を構成するのは、私にとっても初めてのい経験で良い勉強になりました。

少し手直しをすれば教員研修用のプログラムにもなるかなと思えるものでもありますし、多くの手応えも得ました。

もちろん、私がメリットを得るのが授業ではありませんf(^^;。彼女らに力がついてきているのも、嬉しく思います。こうして書き込みを頂いて、彼女らも嬉しく思っていると思います。

ありがとうございました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95613/11971315

この記事へのトラックバック一覧です: 自分から逃げたくなる時もありました:

« キャリア開発演習2の最終課題 | トップページ | 懐かしい楢原中学校との交流 »