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2006/09/30

今月の歌詞 9月 真夜中のテニスコート

曼珠沙華も色が落ちてきたし、長濱浪漫ビールは「秋エール」を売り始めたし、部屋の中でランタンを点けても暑いと感じなくなったし、入道雲はすっかり減ったし、もう秋なのは分かる。

だけど、今はこの歌を聴きたい。

            ◆

真夜中のテニスコート

むせるほどの緑の風を金網越しに吸い込めば
闇が昨日を連れ去るように少女達の姿も消えた

昔ここで別れた人を思い出してしまうのは
さっき飲んだカンのビールが乾いた目を潤したから

遠い遠い時間の中へ心は帰って行くけど
着慣れたブルーのTシャツ捨て去る時が来たのか


水銀灯照らすコートでただ夢中に追いかけた
いつもそれは男にとって他愛もなく素敵なことさ

遥か彼方光の中へ無くした何かが悲しい
それでも傷跡かくして見えないものを追うのさ

            ◆

作詞は珍康化で、作曲と歌は濱田金吾である。80年代の上質のAORの代表であった。
残念ながら、浜田省吾に名前がそっくりだったので、私が
『濱田金吾がいい!』
と言っても誰も理解してくれなかった。

しかし、今は良い時代だ。
同好の士が簡単に捜せる。
インターネットでね。

そうだよ、やっぱり濱田金吾は最高だよ。

            ◆

時代はこれからバブルに向かう頃であり、今から思えば妙な熱気が街に溢れていたのを思い出す。246号、青山通りを訳も無く夜通し歩き続けたのは、この頃である。あれは若さの馬鹿野郎が私を歩かせただけではなく、時代もそうだったのだと思う。

私もあの時代に生きていたものとして、多少はテニスができる。
当時の仲間達とテニス合宿なるものもした覚えがある。
昭島や千葉だけでなく、軽井沢だってテニスをしに行ったのものだ。

若いときには、夏の日差しのきつい午後だって平気でテニスができたものだが、たまにナイター料金を払ってやる夜のテニスは、少しゆとりのある大人になった感じがして、なんとも言えないものであった。

そして、
(少年時代は過ぎ去ってしまったのだなあ)
とサーブの練習をし続けながら思った。

それは、
夏なのに、
思い切り動いても気持ちの良い汗しか出ない、
真夜中のテニスコートであった。

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