届く声
教職総合演習では、いまディベートの指導を行っている。
ディベート初心者の学生がほとんどなので、
私が修士論文で取り上げた「シナリオ方式のディベート」で指導している。
この授業を受けているのは三回生。来年教育実習に向かう学生たちだ。
この授業では、現代社会にあるさまざまな問題を、ディベートを行うことで議論を深め、認識を深めるということを扱う。
シナリオ方式のディベートを指導してみて、おや?っと思った。
学生達の声が良くなっているのである。
前期に指導した学生達の声が良くなっているのだ。
どう良くなっているのかと言うと、一言で言えば、届く声になってきているということだ。
相手に届く前に、地面に落ちてしまう声の学生が多かったのだが、
昨日の授業を見る限りでは、ちゃんと届く声になってきている学生が増えてきている。
これは、嬉しい。
これなら、来年の教育実習までに間に合う指導ができそうである。
なぜこのように成長したのだろうか?
良く分からないが、楢原中学校への模擬授業が大きかったのだろうと思う。
声を出すことをしなければ、教師と言う仕事は始まらない。
そのことに関して具体的に理解を始めたのかもしれない。
ちょっと楽しみになってきた。
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