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2006/10/01

映画 「フラガール」

うーんん、充実した日だった。
午前中は論文書きに没頭。
午後からは出かける。

            ◆

いくつかの買い物をした後で、映画に向かう。
今日は映画の日。
そう、楽しみにしていた「フラガール」である。
一言で言って、良い。
「UDON」とどちらを勧めるかと問われれば、わたしは迷わず「フラガール」である。

以下、ちょっとだけネタバレがあるかな。

            ◆

松雪泰子がこんなに上手かったとは思わなかった。

蒼井優も良かった。
「スイングガールズ」の上野樹里と比べると、この時点では同じぐらいだろうが、今後の可能性を考えると、蒼井優に軍配が上がるだろう。

豊川悦司、岸部一徳なども良かった。
ジェイクシマブクロの主題音楽も良かった。

泣いて笑える映画であった。

            ◆

ストーリーそのものは、プロジェクトXにも紹介されたもので有名な話。
わたしも知っている話。
だけど、映像の作り込みが良い。

炭坑の人たちが住む住居のふすまの柄なんて、
(ああ、昭和の時代はあれだったよな)
と思わせるもの。
バスも、セーターも、髪型も、眼鏡も、服も。
みんなあの時代であった。

            ◆

「運命は、逃げれば追いかけてくる。
正面から受けて、背負った時に初めて乗り越えることができる」
とは、恩師の言葉である。

閉山と言う運命の中で、逃れようとする人、受け止めようとする人、受け止めたくとも逃げ出さずにいられない人、その人たちを支えることで自分が救われる人。どの人生が正しく、どの人生が間違っているなんてことは言えない。ただ、懸命に丁寧に生きるだけだ。

            ◆

奥さんと一緒に見たが、明らかにわたしだけが泣くシーンがあった。

「ウォーターボーイズ」「スイングガールズ」にも共通するのだが、これらの映画は大きく言えば学校ものであり、先生が登場する。この映画では松雪泰子が先生なのだが、本番のステージに立つ前に、先生が言う台詞がある。この台詞が、ダメだった。まるで、合唱コンクール本番を迎える直前の私と学級の子どもたちと重なってしまった。

            ◆

ラストシーンは、想像していたものだったが、それでも心地よく終われた。
他にも解説したいところはあるが、まあ、ご覧下さい。
これは、映画館で見た方がいい映画である。

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コメント

地元福島県の映画なので、おもしろくとも、つまらなくとも見ようと思っていました。
そうですか。
いい映画ですか。
まずは映画館で見て、DVDになったときには入手して、なんらかの教育利用に使いたいと思っております。

そうなんです。
あべたかさんに、是非お勧めしようと思いました。

地域や社会を変えるってこういう具体なんだと思いますが、これがエンターテイメントになっているのが凄いですねえ。

で、教師が見ると、また別の意味で泣けまっせ。

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