近江神宮で流鏑馬
関東では鎌倉であるのだが、その鎌倉でやっている武田流鎌倉派のみなさんがここに来て奉納の神事としてやってくれるのだ。会場の近江神宮までは、歩いて行ける距離。これは見ないわけにはいかない。
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神事の前に、流鏑馬の奉行(総責任者)から、流鏑馬の解説を受ける講座を受けた。曰く、西洋の馬術は左から乗るが、日本は右。曰く、西洋の手綱使いは手を横に使うが、日本のそれは縦にして親指に手綱を一回巻くなどである。これは無料。すごい。
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その後、食事をして本番に向かう。
講座を受けた人は、非公開の神事にも立会うことができる。大神の前で鏑矢を清める。昨日の上棟式と同じような所作があり、日本の神事はみんなルーツは同じなのではないかと思う。
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さて、本番。
いやあ、一馬力は凄い。
そして、その疾走する一馬力の上で、上半身は揺らぐことなく矢を打ち放つ。
だんだんと的は小さくなる。それを射抜くたびに観客は盛り上がる。
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戦のポイントを抽象化し、式として高めているのがよく分かる。最後の的は、瀬戸物の的。当たると中から花吹雪が出てくる。きれいだ。
最後は首改めを儀式化したもので最後になる。
いやあ、こんなに良いものを見せてもらって、
お弁当代600円、有料指定席代500円である。
うーん、近江万歳である。
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