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2006/11/17

読書へのアニマシオンと二種類の読み方

本日の2時間目は、慶応大学付属普通部の鈴木先生による「読書へのアニマシオン」の特別授業。先生が、研修で京都にいらっしゃると言う情報を得て、午後の立命館小学校で行う前に、是非にとお願いして私の指導する学生に授業をして頂いた。

90分の授業時間のうち、30分が読書へのアニマシオンの哲学、歴史、原則などのお話。そして、残りの60分で三つのアニマシオンの作戦(プログラムのことを作戦と言います)をして頂いた。

私も前期の国語科教育法1の授業で、詩を使ったアニマシオンは学生に体験させていた。それは「物語バラバラ事件」である。今日は、それとは違う3つの作戦を、スペインのモンセラサット氏が開発した75の作戦から選んでやっていただく。

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鈴木先生の物静かな語り口で、授業は進む。物静かな語り口が授業の熱さを引き出すという見事なもの。これがなかなかできない授業者が多い。感動的なものを話す時、読む時、自分が感動的に読んではダメなのだと言うことが分かっていないのである。感動で感動を与えるというのは、一つの方法だが、淡々とした行為で感動を与えるという方法もあるのだ。

読むということは、自らの最もシンプルな解釈を伝えると言う行為である。聞き手が解釈のままならない子どもであれば、話し手はその自らの解釈を子どもに伝えることが大事である。そうして、子どもたちは解釈を読み手の解釈、読み手の演出を元にして手に入れて行く。

しかし、子どもたちが解釈を自らするようになった時(そのように指導をしているわけだから、そうなっていくはずだ)、まだ自らの解釈を伝えるような読み方では、子どもたちは「引いて」しまう。自分との読み(解釈)のズレが心地よくないのだ。ひどい場合には「子ども扱いされている」「馬鹿にされている」のように感じるのである。

            ◆

読み方には、大きく2種類あると思っている。解釈を前面に出した「物語読み(朗読読み)」と、文章を極めてプレーンに、解釈を押さえて読む「テキスト読み(音訳)」がである。教師はこのどちらもができなければならない。

昨日の模擬授業に向かう時に、きときと君にやっとこのことを説明することができたわけだが、今日の鈴木先生の授業を拝見していると、まさにこの2種類の使い分けが見事なのである。

その使い分けの心地よさの中に包まれて、学習者は自らの解釈を求めて学びを深めて行くのだと思う。

もちろん「読書へのアニマシオン」そのものも学生に大好評であったが、私は改めて「声」「語り」について再確認させて頂いた。鈴木先生、ありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いいたします。美味しいものを用意してお待ちしておりますf(^^;。

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さて、明日あさっては大阪で関西の100人の教職を希望する学生たちに授業だ。
準備は後少しで終わる。
良い出会いがありますように。

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コメント

記事と関係なくてすみません。私も新車を契約してしまいました。毎日仕事をがんばった自分へのご褒美。これで、来月の研究授業はさらに気合いが入ること間違いなしf(^^;

おめでとうございます。
例のアレですね。
ストレス、発散しすぎて事故になりませぬよう
お互いに注意しましょうねf(^^;。

金額的にはMINIと同じくらいかも。
タイヤは半分なのに贅沢ですね。f^^;)

限定車ではしょうがないですね(^^)。
いずれにしても、ドライブの晩秋ということですね。
重ねておめでとうございます。

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