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2006/07/08

福山へ

金曜日は、昨年に続き広島の福山にある中・高校一貫校にお招き頂いて、研修会の講師を務めた。昨年は、ディベートに絞ったものであったが、今回は国語教育全般について。「確かな学力をつけるための魅力的な授業づくり 国語を好きにさせる授業づくり」という大きなテーマを頂いての2時間半のお話でした。

1)漢字指導
2)作文指導
3)学習ゲーム
4)シラバス検討

という大きなテーマばかりで、果たしてご要望に添ったお話が出来るか、時間内に終わるかという不安がありましたが、無事に終わらせる事が出来ました。

先生方は、期末考査の最終日、つまり採点がたくさん残っているにもかかわらず、熱心に参加してくださいました。学校を回していく中堅の実力派の先生達は、教科の枠を超えて参加してくださり、しかも休憩時間なしでした。

研修会とか講座とかは、するがわの問題だけではなく受講される方の熱意に支えられて作られるものでもあります。今回もそれをしみじみ感じました。

            ◆

研修会の後は瀬戸内の美味しい魚を食べに。
採点もあると言うのに、先生方も参加してくださいました。
旬の天然の鱸(すずき)の刺身は、身も締まっていて美味しゅうございました。

と、新幹線の中でこの文章を書きながらふと窓の向こうを見たらきれいなお城だ。
あ、姫路城ですね。
新幹線から見えるんだ。

で、思うのですが私、本当に幸せね。
自分の言いたい事を言って、それが先生方のお役に立てて、
美味しい魚まで食べられるのですから。

富山の魚に、瀬戸内の魚。
幸せダア。

            ◆

来週末は、名古屋に向かい、ディベート甲子園東海支部の地区大会のジャッジを務めます。名古屋の魚ってなんだ?

を、こんどは右側に明石海峡大橋が見えるぞ。
新幹線ってやっぱり凄いなあ。

充実した広島行きでした。

教育実習報告会

国語科教育法の授業の後、教育実習報告会があった。4回生が3回生に対して自分の実習の経験を語る会である。

私の大学の時はこんな良い会はなかったなあ。いや、あったのかもしれないけど私は出なかった。いや、あると分かっていても私は出なかったかもf(^^;。

しかし、良い会であった。

私が報告をする4回生に事前に伝えておいた内容は次の事である。

引用開始 ーーーーーーーーーー

話してほしい事は、

1)実習に行く前にやっておいて良かった事
2)実習中にもらった言葉とその説明
3)実習を通して得た自分の課題

それに研究授業の指導案を持参すること

引用終了 ーーーーーーーーーー

発表する4回生は初めて話す学生諸君だったので、実習前と比べてどのように成長したのかは私にはよくわからないが、それにしても
(ああ、実習を通して成長したんだろうなあ)
と思わせる話し振りであった。集団に対して話すという経験を経てきているというのが分かる話し方であった。

私は一人一人のスピーチに対して、会場から質問を促し、私の方で補足説明をしと司会の役をしていた。

4回生の発表で印象的だったものを記そう。

「聞く事が大事です」

指導教官から貰った言葉。生徒指導では、どうしても教師は話したくなってしまうのだが、基本は聞く事なのだ。これが出来るようになるのは時間がかかる。中学での実習中、授業の前に突然始めた喧嘩を止めに入った先輩は、指導しつつも生徒の言い分を聞いた。これが、あとあとの指導に大きく影響したと話していた。

難しい判断である。
「授業を遅らせてまで生徒の話を聞くことに意味があるのか。授業が大事でしょ」
と言われればそれも一理ある。指導教官の考え方や学校の生徒指導方針によって、実習生が行った指導は正しくもなり、悪くもなる。

だけど、どうしようと考えている時間は現場にはない。なんて言ったって目の前で起きているんだから。ここは腹を決めて、(私ができる指導方法の中で、どうしたら生徒の為に一番良いのか)を直感で選び、やるしかないのだ。現場の先生だってそうしている。

この瞬間の判断力を鍛えるのは、経験である。しかし、君たちには経験がない。だから、人間との関わりを増やし経験を重ねる事、また、教育関連の本を読み本の事実をあなたの経験の一部に加えるのだ。

「あなたのような下手な授業でも懸命に聞こうと思っている生徒がいるのよ。だから懸命に授業をしなさい」

これも指導教官から。厳しくもありがたい言葉だ。そうなんだな。子どもたちって優しいんだよ。
「分からないのは、オレが頭が悪いからだ」
と自分を責める。そうじゃないって、教え方が悪いから理解できない授業というのだってたくさんあるのに、自分を責めるんだ。

だから、教師は厳しく自分の授業を磨かなければならないのだよ。

これを繰り返す事が、「教えたいという教師と学びたいと言う生徒の美しい関係」を作ることになるのだね。

「先生、来年この学校に返ってこいよ。オレが甲子園に連れて行ってやるから」

泣けるねえ。男の生徒ってのはガキだけど、かわいいよな。こういうこと平気で言えるから。頑張って教師になるんだぞ。

また、自分が得た課題と言う事では、共通して出ていたものがある。それは、「知識が足りない」ということである。

昨日の私の授業で能の話になり、私はちょっとだけ謡をやってみせた。
諸君は、驚きながらもニヤニヤ笑っていた。
(先生、良くやるなあ)
ってな感じだろうか。

まあ、それはそれで「良い」。まだ君たちは学生なんだから。だけどね、君たちは先生になるんだよ。能の話を授業でする時に、ちょっとでもいいから生徒の目の前で能を演じられる事が大事なんだよ。生徒の
(先生、良くやるなあ)
(恥ずかしくないのかな?)
(おかしいんじゃないの?)
という視線を受けながら、それでも少しでも理解をさせるためにやるんだよ。

で、実習生の言葉だ。自分の知識が足りないと言っていた。諸君に聞いてみたら京都の大学にいながら能を一回も見た事が無いとのこと。これじゃあ、とてもじゃないが生徒に能の事を授業で語る事なんて出来ないぜ。知識が足りなさすぎる。

「毎朝の学活で話す事柄が無くて困った」
「説明すれば説明するほど生徒が分からなくなっていったのを感じてしまった」
「言いたい事はあるのに、それを説明する言葉が見つからなかった」

これらは、すべてがそうだとも言えないが、基本的には知識量のなさから来ている事だ。

じゃあ、どうしたらいいのか。先輩達は口を揃えていっていたね。
「もっと本を読みます」
と。
そうだな、それが一番良いと思うよ。

どのぐらい読むのかって?
んーん、そういう質問はねえ。君がどのぐらいの読書量をしてきたのかにもよるけど、ちなみに私は常に5〜10冊ぐらいは同時進行で読んでいるよ。

何から読む?
んーん、これも同様の理由で難しいが『<教育力>をみがく』(寺子屋新書 家本芳郎著)は、私の授業を受けるのには必読書だね。

さらに、三回生の諸君は宝物をもらったはずだ。それは研究授業の指導案である。諸君はその指導案がなんで宝物なのかがまだ分からないだろう。

だが、やがて分かる。諸君が実習中に研究授業をやるときに必ず書かなければならないのが、その指導案である。

国語科教育法2の授業で私が指導する事になるが、ある程度書けるようになってから教育実習に行かないと、実習先で辛い事になるぞ。

私達は研究授業の当日には行く事もあるが、君たちが指導案を書いている時は、側にいられないからな。だからその時に、先輩から貰った指導案が宝になるのだ。

面白いと思った指導案を、一度書き写しておくといいだろう。書き写す事で細かい事が理解できるはずだ。

先輩達は、しっかりと君たちに伝えるべき事を伝えてくれた。三回生の諸君、一年後は君たちの番だな。期待している。

(教科通信 修学 NO26、7より)

書き込み回覧作文で作品を味わう

S1 自分の作文に感想を書いてもらえると、どういうことに皆興味があるのかわかるから、次に作文を書く時の参考になるので、とてもいいかと思いました。もう一回、書き直したのを見てもらいたい。テスト作りはとても難しそうだけど、頑張って作ってみたいと思います。(特に文章題)

T 学校教育に置ける指導は、具体的でなければならないと私は考えています。『教室の皆が興味を持てるような具体的な内容で書きましょう』と指示を出したとしても、①教室の皆が興味を持てるような内容。②具体的な内容の2点について、多くの中学生は理解できないでしょう。書き込み回覧作文を行えば、このうち①についてはコメントが貰える事で生徒は分かります。②について説明するのみになります。で、具体的ってなんだか分かったよね?

S2 友達の作文を皆で楽しめるって良いなと思いました。テスト作るのも不安だし、解くのも不安です・・・。

T 文章が自分の生活を見直すきっかけになるということはありますよね。これはつまり、書く事考える事に繋がっているからです。書いて、読んで、考える。この循環が大事なんですね。

S3 書き込み回覧作文でみんなからコメントがあると、すごく嬉しかった。「書きたい!」と思わせることが大切だということが理解できた。何回も読み返して自分できちんと指導できるようにしたい。

T そうです。みなさんは、教師になるのですから、自分が分かるだけでは不十分です。みなさんは、分かった先に「指導できる」ようにならなければなりません。力を付けて下さい。

S4 テストを作るのは、かなり難しそうだと思った。テストを作る時に考えなければいけないことが想像以上にあったし、配点を考えるだけでも大変だと思った。実際に受ける立場の時は、「何でここの配点が高いんだ?」と不満も色々あったが、ちゃんと理由があり、考えられた結果そうなっていたのだと分かった。

T 今回のテスト問題をつくる授業では今までの授業と違って、最初に丁寧にその方法を説明しませんでした。私の作ったテストの実際の見本を見せるだけにして、あとはお任せ。理由はあとで説明します。良い問題を作って下さい。

S5 今日の授業の前半でやった体験作文の回覧はとても面白かったです。インパクトの強かった内容はまだはっきりと覚えていて、思い出すと笑えます。私も他の人の印象に残るような作文を書きたかったなと思いました。

T 竹の味、浴衣、長沢、ポップコーン・・・。これらは今でも鮮明に思い出す事が出来ます。自分にしか起こらなかった体験を、読者に分かりやすく丁寧に、インパクトのあるように叙述する事。これが大事なんですね。

S6 書き込み回覧作文は、いろんな人の過去の体験を知ることが出来て楽しかった。でも初めの一分は作文を2枚しか読むことが出来ず、はじめの方にちょっとコメントを書いたぐらいでした。テスト問題作りを来襲して、解く時に、もう忘れてしまった漢字がたくさんありそうなので、解くのが少し怖い気がします。

T ということで、この書き込み回覧作文は、学級の行事のあとにお勧めなんです。同じ体験をしながら、感想が違ったり同じだったり。その中で仲間が育っていくことを私は指導の中で何回も見ました。

テスト問題は作るよりも解く方が厳しいみたいですねえ(笑)。

S7 回覧作文は、みんながどんな事書いているかわかって、良いと思った。確かに、よし、自分も頑張ろうという気持ちになると思います。今日は、料理を味わうように、作文を味わえたと思いました。テストを作るのは初めてですが、難しそうだけど頑張ろうと思う。

T 味わって読んでもらった作文は、喜んでいるでしょう。丁寧に書いたものを丁寧に読む。そんなことが繰り返し行われる授業が教室で普通にされるなら、子どもたちの作文力は向上するはずです。

S8 テストを作る。どんなテストにしたら良いのか今からとても悩んでいます。それ以上にパソコンを買わないといけない。書道だからいらないと思っていたのが甘かったなあと今日一番思いました。作文も次に書くときに今回以上に読んでおもしろと思ってもらえる作文を書けたらと思います。パソコンは中学の時に3台動かなくしたのを思い出しました・・・。

T ものを買う時は、欲しいから買うではなく、必要だから買うと考えておくと良いと私は考えています。欲しいものというのは、よく考えてみると欲しいのではなく、「欲しいと思わされている」ことが多いわけです。CMとか作られた流行とかにですね。だから、あんなに欲しかったものがあっという間にどうでも良いものに変わります。

ですが、パソコンや万年筆などは、あなたの人生に必要なものでしょう。そして、この道具を使いこなすにはある程度のトレーニングの時間が必要になります。確かに「書道は卒業論文がないからパソコンは必要ない」という考え方もできますが、あなたの長い人生を考えるとき、パソコンなしの人生は考える事が出来ません。そういうものは、早めに使えるようになって置く事が大事です。

私も持っている万年筆は、普通に使ってもあと2〜300年は使えますが、自分の癖に馴染んで使いやすくなるには5年ぐらいかかりました。あなたが今買っても、就職した時には使いやすくなっていません。だから、そのような一生ものは、なるべく早く手に入れて、亡くさないように大事に使っていくのです。その方が安いし、価値があります。

必要かどうか、これがポイントです。

S9 作文の回覧がとても楽しかったです。同じテーマなのにそれぞれの体験が見れて楽しかったです。テスト作り、高校に教育実習の内諾貰いに行った時に話を聞きました。未知の領域に足を藤入れるのは面白そうですが不安です。しかし、予行練習だと思って考えます。

T 未知の世界に突入する時に、わくわくする人生でありたいと思います。多少は準備もしますが、準備しているうちに、チャンスを失うことのないように。大学の授業でなら、失敗したって聖蹟が悪くなる程度です。本番でこけないように、大いに挑戦して下さい。

S10 回覧作文がとても面白かったです。コメントがついて返ってくると嬉しいし、他の人がどういう所に注目して読むのかが分かりました。これを続けていいくときちんと考えて作文が書けるよう」になるし、書く事自体がスムーズになると思います。教師が参加できるのもいいなと思いました。

T ときどきはこうして生徒のいる場所に先生も降りていって、一緒の活動をすることが大事だと思います。中学生であっても子どもたちは喜びますよ。何より見本を見せる事が出来るのが貴重です。

S11 みんなの作文を回覧して、面白いなと思ったり凄いと持ったり、楽しかったのと同時に勉強になりました。「この表現おもしろい」というのがあって、作文を書く時はぜひ使おうと思いました。テストを作るのは難しそうで、今からどうしようと不安ですが、先生のテストなどを参考に作りたいです。

T 【「この表現おもしろい」というのがあって、】とありますが、【たとえば、〜のようにおもしろい表現があって、」と書く事が大事です。具体的に引用する事です。その引用が無いと、何が面白いのか分からなくて読者は消化不良を起こします。心がけて下さい。

(教科通信 修学 NO24、5より)

2006/07/06

西大津のタイ料理

昼ご飯は、西大津にある「すぼる」というタイ料理のお店。
先日手にした雑誌に載っていたので、出かけてみる事にした。
ランチが980円で食べ放題のバイキング。
お店の腕前を確認するにはちょうど良い。

これが、大当たり。
いや、まさか西大津でこの味に出会えるとは。しかも、この値段で。
去年、一昨年と旅に出たタイのサムイ島で食べた味である。
グリーンカレーもおいしいし、オイスターソースを絡めてある野菜炒めも美味しい。
トムヤンクンもスイーツも。

お変わりをし続けてしまい、満腹。大満足。
会計の時には
「アローイ」
とタイ語で美味しいとの言葉をかけると、タイ語で
「コックン カー」
とありがとうございますと返事が返って来た。

ランチのメニューには無かったが、一品料理にあった「ワタリガニのカレーソース炒め」「白身魚の甘酢あん掛け蒸し」に大いに期待が持てる。楽しみ楽しみである。

            ◆

満腹になれば、眠たくなる。
琵琶湖の湖岸に出かけていき、くつろぐ。
読書をしようと思ったが、薄曇りの湖に波の音。
抗うのを止めて椅子に身体を横たえた。

I'm off

            ◆

これで一日を終わらせようと思ったのだが、仕事が終わらないので夕方6時から大学に向かう。週末に岡山の中学・高校で講座を依頼されているのだが、その資料作りをする。仕事に関する本は基本的に研究室においてあるので、家では仕事にならないのである。

帰宅したのは9時過ぎ。
風呂に入り、美味しい魚を食べ、うまい酒を飲み
誕生日の一日を終えた。

さあ、ここから二週間は出張が多いぞ。
うしゃうしゃと取り組むぞ。

2006/07/05

志賀直哉の『正義派』

明け方に起きてドイツ対イタリア戦を見る。
(この試合を日本の主審が裁いたら、例の三国同盟だなあ)
と思いながら見る。

昔、中国を旅している時に、ドイツ人、イタリア人と一緒の列車の席になった事があるが、
彼らから
「今度はうまくやろうぜ」
と言われて、三人でブラックに笑ったのを思い出した。

            ◆

で、眠気に負けて布団に戻ったのだが、起きてみたら北朝鮮のミサイル騒ぎ。
まったく、私の誕生日を狙ってこのミサイルか。

自分から悪口を言って人間関係を壊しておき、相手のせいにして泣き叫ぶという女子中学生は、まあ、いた。それと同じような事を国家レベルでやるってのは、いや、やれる環境があるってのは凄い。

            ◆

争いは、正義があるから、正しいものごとがあるから起きるということに薄々気がついたのは、大学生の頃。志賀直哉の『正義派』という小説である。

「池田、このタイトルおかしくないか?」

と竹内常一先生に質問されて、
(うおおおおおおおおおっ!)
と気がついた。

(そうだよな。なんで、正義に派閥があるんだ? 正義は一つ。正しい事がいくつもあったら、正しくならないじゃないか)

(こういう核心をついた問いを生徒にぶつける事が出来る教師になりたい)
と思う一方で、
(正義は派閥を生み、その派閥が主導権争いをすることで戦争が起きるのね)
と思ったものだ。世界各地で勃発する紛争も、基本的にはこの対立が含まれていると今でも考えている。

ボックス席

Wl
大学の池に睡蓮の花が咲いた。
さすが元女子大学だけあって、花の数は多いと思う。
睡蓮や蓮の花は、咲く時に
「ぽん」
という音がすると言う噂を聞くが本当なのだろうか。
実際そんな気持ちになるような咲き方ではあるが。
トリビアに確認して欲しいものだ。
ちなみに、睡蓮は水面から茎を伸ばし咲くが、蓮は水の上に花を浮かべて咲くのだそうだ。

            ◆

午後から神戸へ。
これで大学主催の学校説明会は終わりになる。
西大津駅から神戸駅まで新快速で1時間で着いてしまうが、さすがに距離がある。

対面の座席には1歳ぐらいの子どもを抱えた母親。
関西の電車はボックス席が多いのだ。
嫌な予感がしたのだが、この子どもが靴を履いたままで私の膝を何回も蹴る。
さすがに
『私のズボンを何回も蹴っているので靴を脱がせて下さい』
と言う。若くもない母親はむっとして脱がす。

『あのねえ、自分の子どもがそういうことをしていることに気がつかないようなあなたの気づき方では、子どもが危険な状態に陥りそうになる時に気がつかないですよ』

と言おうと思ったが、これは止めて読書に勤しむ。
でも、本当にそう思うよ。

            ◆

説明会を終えた後、帰りの新快速では梅本先生と来年度の児童教育学科の打ち合わせをしながら帰ってくる。こういうときボックス席は便利だ。細かい打ち合わせができて良かった。

            ◆

夕ご飯は久しぶりに餃子。
我が家の餃子は非常にシンプル。「ニラ」と「ひき肉」だけである。これを蒸し器で蒸して、ショウガをたっぷり入れたツケに浸して食べる。

このところ疲れていた私の様子を見て、奥さんが作ってくれた。
明日は誕生日だし、久しぶりのオフにしてゆったりとするので、じっくりと味わって食べる。
はあ、美味しい。

おやすみなさい。

2006/07/03

うーん、残念

大学主催の学校説明会が続き、さらに高校での説明会も続くので授業の準備をしている暇があまりない。本日も午後から大阪の南、天王寺で説明会があったのだが午前中は大学に行き、仕事である。ま、そういう時に限ってプリンターのインクが切れたりする。機械は人の心まで読むかどうかは知らないが、シチュエーションは読んでいると思う。

            ◆

今日の仕事は、来年度の新入生のキャンプの素案を作り、教職を目指す学生のための宿泊セミナーの素案を作り、授業の準備に事務処理である。

あっという間に3時間が過ぎ、昼ご飯を生協で食べて一旦自宅に戻る。そして、大阪に向かった。

            ◆

説明会は恙無く終了。話す内容も三回目なので随分慣れた。
で、面白いのが何処の会場でも

『本学では、教員養成をチョークの餅から指導のような重要でありつつも細かいので蔑ろにされてきたものも指導したい』

と話すと、この瞬間は会場に来ている高校の先生達が顔を上げる。
びっくりするんだろうなあ。

おそらく会場に来ている先生達は、誰一人として大学の教職課程でチョークの持ち方なんて指導されていないからなあ。私だって指導されていないが、どうやって持つのかは聞きにいって教えてもらったぐらいだもんね。

だけど、本学の書道科の学生だって、黒板に文字を書くとなると全然だめになってしまうほど黒板の字ってのは難しいからね。

ま、一年ぐらい丁寧に黒板に書く練習をすれば書けるようになると思うけどねえ。

            ◆

夜は、浜大津に出かける。
魚好きの課長さんに教えていただいた店「魚叡」にでかける。

店に入ると、カウンターが15席、座敷が10席ぐらいであるが、月曜日だというのに、店内はほぼ満席。期待できる。

結果として、魚そのものは美味しかったが浜大津にしては値段が高く、一番のマイナス点はカウンターの両サイドで煙草を吸われてしまった事。美味しい刺身の上にタバコの煙が流れるのを見るのは耐えられなかった。

うーん、残念。

            ◆

Biwakofunsui
夜の琵琶湖噴水を見て帰宅。
先日の富山旅行のときに買った「ふぐの卵巣の味噌漬け」と「純米 京乃一滴」で締めて終わりにする。

2006/07/02

西大津の休日

大学ではネムノキが満開の花である。
Nemunoki

今日は降ったりやんだりの天気。
晴れると比叡山はきれいに見える。
そんな中を比叡山を目指してスタート。
Sorahiei


山中越えという京都に向かう道があるのだが、そこから比叡山ドライブウエイに入り山の中にあるホテルでお茶をしようと計画。しかし、料金が高すぎる。

急遽取りやめて京都市内に向かう。

            ◆

北白川に出て、白川通を北上し、大原三千院方向に向かう。大原と言えば

「♪京都〜大原三千院 恋に疲れた女が一人♩」

という曲で小学生の頃から知っている場所だが、実際に走ってみると
(こんなところまで恋に疲れた女がやってくるかねえ?)
と思えるぐらいの辺鄙な場所。

それを助手席の連れ合いに言うと、
「だから来るんじゃないの。分かっていないわね」
と一蹴。

いや、その、疲れていたらこんなところまで来る元気はないと思うのだが。

それに、この大原の雰囲気は、東京の青梅や埼玉の飯能辺りの景色とあまり変わらない。わざわざ京都まで来なくてもねえ。それに当の三千院近辺は観光化していて、やっとたどり着いても破れた恋を癒す雰囲気はないんじゃねーの?と思った次第でした。

            ◆

琵琶湖大橋辺りのガソリンスタンドがこの辺りでは一番安い。リッター122円。ガソリンを入れてから、目の前にあった店に入った。「PREGO」。イタリア語でこんにちはという意味だろう。

琵琶湖の畔にあるレストラン。一番窓際の席でお茶とケーキを楽しむ。
琵琶湖の上空を走る雲に併せて、琵琶湖の水の色が変わっていくのが面白い。
広い空だ。
広い空は本当に気持ちがいい。
Prego


            ◆

小一時間休憩してから、坂本にある魚屋に向かう。
先日、本学の課長さんから教えていただいた店だ。

鯵が数種類あったので、どの鯵が美味しいのか聞いてみる。すると、
「こっちの鯵は手釣り。あっちは網ね。手釣りの方が美味しいよ」
とのこと。
さらに、石川県産の岩牡蠣を発見。驚くなかれ、3つ300円。
ってことはですよ、いかに算数の苦手な私でも分かる1つ100円です。
なんてこった!!
買います買います、ええ、買いますとも。

野菜に果物だって安い。東京じゃ信じられないぐらい安い。
満足満足。

            ◆

さて、明日も大阪だ。

オシムの言葉

筑田さんのブログにあったのを覚えていたのだろうか。
本屋ですっと手を出して買っていた。

『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見せる』(集英社 木村元彦著)

を読み終えた。

現在ジェフの監督をしているこのオシム氏が、日本代表チームの監督になったら凄いことになるぞという感触を得た。

数学者や医者になれる道を投げ捨ててサッカーの道を選び、母国ユーゴすらビヤの崩壊の中で家族の生存も分からない中でチームを指揮するすごさ。教育者として厳しい時は厳しく、しかし、成長を促す厳しさである優しさ。

こんな人が日本代表チームの監督になるのか。
楽しみだなあ。

            ◆

一つだけ、この本の弱点を言えば、文章が分かりにくいことであった。

構成をきちんとして、もう少しストレートに叙述すれば良いのに。オシム監督の事実をきちんと伝えるだけで、この本は良い本になると思うのだが、いじりすぎてちょっと分かりにくくしている部分があった。「第52回青少年読書感想文全国コンクール」の課題図書にしては、お粗末ではないかなあ。

ま、でも学校のクラブ活動で監督をしている先生は、指導者としての幅を広げるヒントをたくさん得られる本になるはずです。

私もチームを持っている時に読みたかったなあ。

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