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2007/01/17

千の風になって

「千の風になって」という曲がオリコンチャート一位になっているというニュースが流れている。紅白歌合戦で歌われた曲だ。

中高年が買っているという。
「私が死んだら風になるから、お墓の前で泣いたってダメですよ」
というような詩である。だから若者ではなくて中高年が買うのか、若者はダウンロードでCDは買わないからなのか理由はよくわからないが、一位である。

            ◆

この歌があることは知らなかったが、この「私が死んだら風になるから、お墓の前で泣いたってダメですよ」という内容は、去年知った。

家本芳郎先生が亡くなられた時に、伝わってきたのだ。
先生は生前、この詩を読んで
「これはいい。私も風になろう」
と高笑いをされたそうだ。

「大学の教員になって、先生の理論をこれから教師を目指す大学生に伝えます」
と、きちんと報告することもできずに先生は亡くなられた。
未だにお墓参りは出来ていない。

でも、風が吹くたびに、先生が様子を見に来てくれているのではないかと思えるのは嬉しい。

「人は、誰もその人のことを思い出さなくなった時に、本当に死ぬのだ」
というユダヤ教の教えは、このことを言うのかなと思った。

            ◆

昨日は滋賀大学の教職サークルからの招きがあり、学級担任論の講座を2時間少し行ってきた。後期のテスト期間前にも関わらず熱心に学ぼうとする学生たちがいた。定員40名のところを54名の学生が来ていた。

学生たちに、家本先生の教育哲学が少しでも伝わったとすれば、私は嬉しい。

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