面白いようにリンク
朝一番で点滴を受けに行く。ER病院なので、そこで点滴を受けられるのだ。これは便利。
だが、簡単には治らない。辛抱辛抱。
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耳が良く聞こえないと言うのは、集中力が途切れると言うことだということが分かる。上手く言えないが、「ながら族」である私が、一つの時間に一つのことしかできない。これが歯がゆいな。
であるので、本を読み続けている。来年度の授業に関する本を読み続けている。あちこちでお薦めであったりする本や、本屋で買ってくれと飛び込んできた本なのだが、この今読んでいる本が、面白いようにリンクしている。
特にリンクしているのが、
『100歳先生の「生きる力」を伝える幼児教育』(昇地三郎 生活人新書)
『悲鳴をあげる学校』(小野田正利 旬報社)
『下流思考』(内田樹 講談社)
(あれ、この本はまだアマゾンに出てないや。野中先生も読んでいるのに)
である。
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今年度の大学の授業は終わってしまった。ああ、学生諸君に申し訳ない。
これらの本をあと一ヶ月前に読み終えていれば、授業の最後の展開はもう少し深みのあるものにすることが出来たのにと思う。
いや、今年だってそれなりに懸命に組み立てた授業のつもりだが、授業をつくってきて最後の最後に乗っける部分をもう一段重ねることが出来たかなあと思うのだよ。ま、ひょっとしたらこのためにあと90分必要になったかもしれないが。
そのぐらい面白い三冊である。私の授業を受けた学生諸君、春休みに三人で三泊四日の旅行しなさい。そして、一人一冊この本を買って、一日で読み終えたら交換するという旅をしなさい。最終日には、それぞれの感想をもとに話し合うのだ。授業の復習になるし、新しい課題も手に入るよ。
って、どんな旅だ。
でも、こういう旅って贅沢な旅だぜ。
なかなかできないよ。
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特に、「大人とは何か」問題について、新たな研究課題が見つかったのは嬉しい。本当にこの「大人とは何か」ってテーマは、奥が深い。20年も追い続けてきているのに、まだ新しい角度で切り取れる視点が見つかるんだからな。
さて、これをどのような形で授業に落として行くかだな。
耳が治るまでは、アイディアを書きなぐるだけしかできないが、そういうことも大事だろう。
うーん、来年の授業が楽しみ。どうなるんだろう。
今年のものを土台に、新しい展開があるなんて、私が一番得しているのかf(^^;。
もちろん、この本からではなく、今年の授業そのものからも新しいアイディアは生まれてきた。学生諸君、君たちの御陰だよ。感謝する。
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来年も受ける?
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