募金活動の前を通った
募金活動の前を通った。
石川県の地震の被害に対する募金活動である。
財布から小銭を取り出して寄付する。
「必ず石川県のみなさんにお届けします」
といって受け取っていた。
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確かに世の中には、募金活動のふりしてだまし取るような輩もいる。明らかに怪しいときには私も募金を使用とは思わない。わざわざ詐欺に遭いに行くようなものだからだ。
だが、ちょっと怪しいかなぐらいであれば募金はするようにしている。というのは、騙されるのが嫌だからと募金しないことによる損失は、結構大きなものではないかと思うからだ。
いや、私が募金する金額なんでたかが知れている。それで救われる人が大きく楽になるなんてことはない。だから私が募金しなくとも金額による損失はほとんどない。私が心配する損失は、私自身の問題である。
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騙されることを恐れて募金をしなくなると、私は他人のために身銭を切るという習慣をなくしてしまうことになると思うのだ。こんな理由で募金するなんて確かに非常に利己的だなあと思うのだが、そんな気がする。
自分のことばかり考えやすい私だからこそ、多少騙されることがあったとしても、何処の誰かは分からないその他人のために、少しだけど役立つだろう募金をすることが、生きて行くための授業料だと思っている。
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