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2007/03/29

母親の誕生日

今日は母親の誕生日。
東京に住んでいた時は、年度末ということでとても忙しくて顔を見せに行くことはできなかったが、今年の誕生日は実家にいるので直接、
『お誕生日おめでとうございます』
と言うことができた。

            ◆

母は元気である。もともと体を動かすのが好きということもあるが、いまでも体操をし、水泳をし、良く歩いている。私よりも元気かもしれない。

座っているところからさっと立ち上がることができるので、
『いやあ、元気だねえ』
と言ったところ
「こんなことできるよ、修できるかい?」
と言ってやってみせた。

1)お尻を床につける
2)足の裏を合わせる
3)そのまま立ち上がる

のである。
もちろん、その歳に手を床につくことなどはしない。私も挑戦してみたが、絶対無理であった。足をあぐらの状態にして立ち上がることはできるが、母の状態では無理である。なんて体が柔らかいんだ。恐るべし、母である。

            ◆

お祝いの昼食を父、母、私の三人で取ってから京都に向かう。父の作った米をお土産に、たっくさんの注意事項を言いつけられ、駅まで送ってもらった。
『あのう、私、一応、大学で学生を教えているんですけど。しかも、教育だったりするのですが』
「何言ってんの。子どもはいつまでたっても子ども」
の母の一言でお仕舞い。
はい、その通りです。

また週末にお邪魔します。

            ◆

モノレールに乗って立川駅に向かう。
少し西日になった日差しを受けて、町中にはたくさんの桜の花が輝き出していた。
ああ、春なんだなあ。

            ◆

で、このまま帰らない。もう一人会う仲間がいる。
最初の学校の時に非常勤講師で体育を教えていたK先生だ。二年ほど一緒に仕事をしたがとても面白くて、いい奴だった。ただ、連絡ができない奴でf(^^;、やっとこさタイミングが掴めてこれも15年ぶりぐらいに会うことになった。彼はいま都立の有名進学高校で体育の教員をしている。東京駅で仕事を終えた彼と待ち合わせである。

久しぶりに会う彼は、相変わらずいい顔をしていた。実践に全力を注いでいる教師の顔だ。ただ、蓋周りぐらい太ったか。ま、私も人のことは言えないが。

麦酒一杯の予定だったが、数杯を楽しみあれやこれやと自分のことを話し、相手のことを聞く。ああ、なんて楽しい時間なんだ。あっという間に新幹線の予定の時間になり、慌てて予約していた新幹線を変更する。

十五年、それぞれがその場でがーーーーーーーっと実践してきた。そのことをお互いに詳しくは知らない。でも、お互いにちょっと太ったけど、ただただ熱かったあの時とは違い、今は冷静に熱くなっている互いを確認することができた。

奥さんが京都に連れて行けと言っているとのこと。
お待ちしてまっせ。
今度は一晩中教育のことを話そうぜ。

さあ、三日ぶりの京都だ。

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コメント

K先生とは、野球部の顧問をやっていた先生ですか?
僕が野球部に入った時はもう、顧問ではなくなっていましたが、1年生の時に、体育、保健を教えていただきました。
K先生”も”非常に型破りな先生でしたので、大変印象に残っています。非常に熱い先生で、心と心で接することができました。
なつかしいですね。

堀之内君、遅れました。

そうです、あのK先生です。今も変わらず矢沢永吉のような感じで授業をしています。彼の教え子が3人教師になったと喜んでいました。

(まったく教師って奴はしょうがねえなあ)
と自分の仕事を放り投げて思っていました。

15年なんて一瞬ですね。

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