新年度モード
原稿を書いたり、新年度の準備をしたりしながらして研究室で過ごす。
その合間にネットワーフィン。
さまざまな先生方のブログで、小学校、中学校の終業式の話題が出ている。一年間走り抜けてきて、ほっと一息つく間もなく新年度の準備に追われるという苦しさも同様に書かれている。一週間ぐらいは切り替えの時間が欲しいよなあと常に思っていた。中学校三年間担当して卒業させたら一ヶ月は休みが欲しいとも。
切り替えと仕込みの両方がないまま、新しい年度に突入するなんて、今まで教えてきた子どもにもこれから出会う子どもにも失礼だと思う。仕込みをしないでステージに立つ役者なんて考えられないが、教師はこれを求められるわけだ。ふむ。
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事務仕事が好きではなかった私も、この時期はヒーヒー言っていた気がする。まあ、最後の頃には通知表と要録を同時進行で行うとかさまざまな方法を身につけて行ったので随分楽になったと思ったら、今度は学校全体の仕事をしなければならなくなり、これもまたヒーヒー言っていた。
たとえば、通信簿を学校オリジナルで作ることになり私が責任者となった。Macでやればレイアウトは特に難しいものでもなく、それ自体はひょいひょいなのだが、そこに至るまでに何を通信簿に載せるかとか、この欄がもう少し右にあると良いとか、色々と注文を受けるわけである。
(全くもう、だったら自分でやれよ! 自分ではパソコン触らないのに!)
と口に出して言いたいことも何度もあったが、それをぐっと我慢してやり通すことで、その仕事をやる前には気がつかなかったことに気がついて、自分が成長していたりするんだから仕事ってのは侮れない。
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大学の方は、卒業式を境にして一気に新年度モードである。
学生たちは、来年度の履修の登録を澄ませ、キャンパス内には新しい東屋が造られている。
と、書いて思ったのだが、私が学生の時は履修届は新年度が始まってからだった気がする。ということは二ヶ月近く履修届けの締め切りが早いのか。
シラバスを追いかけながら、自分の学びをデザインするってのは、学問の入り口だからなあ、頑張れよ。
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このシラバスってのも難儀だなあと思う。
文字になってしまうとかなりの拘束力を持つ気がするが、実際去年の授業でもシラバスを途中で調整しながら行う授業は沢山あった。
学生の実力、要望、新しい学問上の成果などがシラバスを作っている時には分からない部分があり、実際に授業が動き出してからでないと確定できないところがあるわけだ。だから、私はシラバスというのは、方向目標であり達成目標とは考えていない。
達成目標になってしまったら、学問とは違うもののような気がする。
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で、明日は本学の今年度最後の、というか新年度一発目のオープンキャンパスとなる。私はこのオープンキャンパスで行う児童教育学科のガイダンスで、今年度のガイダンスの仕納めとなる。
年間で30近いガイダンスや模擬授業をしたことになるだろう。良くやったなあ。来年度はスタッフがドンと増えるので、私が出向くことも少なくなるだろう。お疲れさま、私である。
ちなみに、明日は
http://www.tachibana-u.ac.jp/official/admission/07touch/program.html#touch_a
となっていて、私は
児童教育学科ガイダンス 13:30〜14:30
でやります。どなたでも参加できます。
私はこの後すぐに東京に向かいますので、終わった後お話しする時間はないと思いますが、良かったらお越し下さい。
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