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2007/04/02

『一瞬の風になれ』

野中先生が絶賛していた『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子 講談社)を読み終えた。新年度のスタートに相応しい、気持ちの良い小説だった。

途中何回か、ウッと込み上げてくるところがあった。
私の青春時代は、音痴を直すのに懸命だったぐらいだが、スポーツ系をやっていた人には堪らない小説だと思う。

            ◆

以下、ちょっとネタばれありかも。

            ◆

思ったことを三つ。

1)師と仲間がいて、自分で答えを出せるものが成長する。

みっちゃんという先生がとても良い感じで描かれている。思うが、この小説を先生の視線で読み返してみると教職志望の学生にはいいかなあと思った。スラムダンクの安藤先生系列の先生だ。その競技の経験者で、専門的知識を多く持ち、挫折を経験し、上からの指導ではなく引き出す指導。そして、生徒からの絶対的な信頼感を得ている。こういうのが今の子どもにはいいんだろうなと思う。

で、仲間たちもいろいろなのがいて、主人公に彩りを見せる。その中で主人公は自分で考えて答えを出して行く。教わることはとても大事だと思うが、やはり自分で答えを出せないとダメだなあと思う。いや、正しい答えかどうかは別。自分で答えを出すことが大事。

2)小説家志望なら、この続きを。

ここで終わるか、というところでこの小説は終わる。この終わり方もスラムダンクに似ていると言えば似ている。小説家を目指す高校生なら、この続きを書くのはいい練習だと思う。

3)軽音楽、ディベートの青春小説が読みたい。

誰か書いてくれないかな。
ディベートの小説は、筑田さんが適任だと思うけど。
筑田さん、どう(^^)。

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