満開の東京の桜も味わう
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実家を出て、整体に向かう。
うーん、少し耳鳴りが良くなった。これが続けばいいのだが、さてどうだろうか。でも、すこしでも良くなると嬉しい。
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学生時代にアルバイトをしていた喫茶店の社員の方が、立川で自分で店を持って三年目。近況報告をしに伺う。喜んでくれた。嬉しいなあ。
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教え子の結婚式というのが今回の東京行きのメインのテーマ。ちょと早めに会場の霞ヶ関ビルに行く。文部科学省は改築中。外側を工事の壁が覆っている。そこに、看板。あれ、これって日産のあれと変わんないじゃん。なんだかなあ。
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荷物を一旦預かってもらって、所用で出かける。所用1を滞りなく澄ませて、結婚式所に向かおうと思ったのだが、地下鉄の駅名を見たら、「九段下」とあるではないか。これは行かざるを得ない。所用2、満開の東京の花見である。千鳥が渕である。
すっっごい人だった。千鳥が渕に向かう人たちはとんでもないことになっていた。私は武道館に向かう列で我慢た。ここでも十分である。さらに、靖国神社の桜を見て堪能した。
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靖国神社は、花見をする人たちで盛況であった。
私は、戦争は嫌いである。痛いのも、辛いのも、当然殺されるのも殺すのも嫌である。さらに言えば、一回死んだ人が、よみがえるとは、なかなか思いにくい。
だけど、国の力によって戦争に向かわされ、
「靖国で会おう」
と言って死んで行った人たちがいると思うと、色々と考えてしまう。
国の力で戦争に向かわされたのであれば、国は責任を取ってその後の関わりを行うべきなのであろう。それが戦後補償なのだと思う。しかし、英霊となるとこれが少し問題になる。そもそも例という存在を認めていいのか? 霊は神道形式でいいのか? すべての霊に神道形式でいいのか?国が宗教に関与していいのか?ということがある。
1)霊が存在していて、靖国神社に戻っていると主張して言る場合。
2)霊が存在していなくて、靖国神社に戻っていると主張している場合。
3)霊が存在していなくて、靖国神社に戻っていると主張している場合。
4)霊が存在していなくて、靖国神社に戻っていると主張していない場合。
私の立場は、基本的に4)なのだが、もし、1)の人があの場面を見たらどう思うのかと思う。
1ー1)ふざけるな。
国を守って死んで行った人のところで、何、どんちゃん騒ぎをしているんだ。
1−2)うれしいな。
私達が犠牲になったから、こうしてみんなが楽しくやれるんだ。これはいいことだなあ。
私には良くわからない。が、なぜこうしてこれが問題になるのかは、「ことば」だと思う。魂や霊ではなく、ことばなのだと思う。
ユダヤ教では、その人が死ぬというのは、その人のことを語る人がいなくなったときをさすのだと言うことだ。私達はことばを持っている。その言葉が伝えられる限り、考え続けて行く問題であろう。
ただ、一つ思うのは合祀をしてほしくないという人たちは、そうしてあげればいいのにということだ。それぐらいはしてもいいんじゃないの。
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結婚式から披露宴へと参加した。
私が中学三年生との時に、担任した子どもだ。初めての転勤でいきなり担任した。一年限りの付き合いであったが、その後の付き合いの方が濃いかもしれない。
今日、お母さんに会って話しをした。お母さんがおっしゃった。
「先生が、家庭訪問のときに、『彼には仲間になってほしいと言ってくださったことが、嬉しかったんです。そして、本当になりました』」と。
私も言った記憶がある。そして、彼は教師になった。美しく品のある奥さんと一緒になった。
私に品がないから一層思うのかもしれないが、そしてこれはジェンダー的にどうなのか欲は分からないが、男として言えば、品のある奥さんは良い。奥さんの友人たちを見ていれば、奥さんの良さが良くわかる。
そんなパートナーが傍にいてくれるという感覚はたまらなくいいはずだ。
私の教え子が、そんな結婚をしたというのは、嬉しい。
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3時間ぐらいの結構長い披露宴だったが、そんなことを感じることなく、楽しい式であった。主賓の挨拶、お父さんの挨拶、その他一人一人のスピーチがとても良く、ジン、人、仁と来たもんだ。
満開の東京の桜も味わうことも出来、新年度への充電も出来た。ありがとう、O君。そして、奥さんのY枝さん。またね。
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結婚式の横のテーブルにいたのは、新人の教師。
「ああ、私も早く奥さんが欲しいなあ」
と言っていたので
『若者。私と話している場合ではない。お開きの合図が出た。すぐに、会場を飛び出し、ほら、奥さんの友人たちを外で待ち受け、声を掛けて二次会を設定するのだ。ほら、行け!』
「分かりました!」
若者たちはどこかに行ったのだろう。私が一階にたどり着いた時は、静かなものだった.よいよい。
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披露宴会場からタクシーに飛び乗り、東京駅へ。10分で行けるということだったが6分で着く。その間、都内の夜桜見物。幸せだ。
東京駅で新幹線の指定を行い、時間を見ると発車まであと15分ある。そりゃあ行くしかないでしょ。気になっていた東京駅のオリジナル麦酒。
『発車まであと10分だけど、2分で持って来れる?』
「はい!」
黒のスタウト麦酒を東京の思い出とともに飲み干す。
幸せになるといいなあ、結婚おめでとう、教育をなんとかしようぜ、みんな元気で。
んでもって、新幹線に飛び乗る。発車2分前であった。セーフ。
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途中名古屋で大雨。新幹線が止まるかと思った。止まったら乗り継ぎがヤバい。でも何とかセーフで、京都駅構内を親から貰った米の入った重たい鞄を引きづりながら湖西線に駆け込む。ここも2分前にセーフ。
西大津も大雨だったので、ワンメーターだがタクシーに乗ってしまった。
そして、なんとかその日のうちに我が家へ戻る。
疲れたけど、いい時間だったなあ。
そして、明日から新年度だ。
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