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2007/04/17

授業の感想に答える1〜5

一回目の授業で、みなさんが掲示板に書いた感想についてコメントをしましょう。

S1 先輩からいろいろ噂を聞いてました。とてもびびっています。
しなければいけないことは多いけれど確実に自分の為になるものだと思うので精一杯がんばります。

S4 去年の後期に実際に課題に追われている先輩に話を聞いていて、覚悟はしていたのですが、予想以上でした。
でも、クリアしていくことは、確実に自分の力になるということが実感できました。板書のようにまとめることだったり、模擬授業をすることだったり、いろんな魔法のかけ方を学べたり、と。学習意欲がわきました。

T まあそんなに緊張するなって。先輩たちは、先輩たちがいないなかで毎週必死に新しい課題に取り組んで行ったわけだ。諸君は先輩がいるんだから多少楽だと思うよ.その分、授業のレベルを去年より上げるかもしれないがね。大学生なんだから授業のレベルが高いなんて泣き言を言うんじゃないよ。

S2 今日の授業をうけて、「湯船の法則」が印象に残りました。
生徒の学習量を湯に例えていてわかりやすく、なるほどと思いました。
いつ湯があふれるか分からないということを楽しみにできたらいいと思いました。

S3 今日の授業を受けて、<指導力>や<生徒にやる気を出させるために>という先生の話が印象に残りました。どうせできないと思ってやる気を無くしてしまう気持ちは、私自身も持ったことがあるので、その頃の気持ちを思い出して、<湯舟の法則>がとても自身のつく話だと思いました。これから、この法則を思い出しながら頑張っていきたいと思います。

S10 90分が早く感じました。噂の通りハードな授業になりそうだ、と思いました。しかし、エスカレータ逆走は本当にその通り!!だと思いました。
メモの取り方も段々上手くなっていくような気がします。この一年、自分自身が成長できるよう頑張ります!! 

T 湯船の法則にしても、エレベーター逆走の法則にしても、子どもの実感に訴えることのできる例えを見つけることが大事なんです。それが見つかれば、説明はかなり生徒に届きます。自分の経験と子どもの実感の両方にリンクする「例え」を説明のためにたくさん探してください。

S5 今日の授業で印象に残っていることは、「生徒に魔法をかける」といったところでした。私は中学校の頃からクラブでバレーボールをしているのですが(現在も…)、必ず子供ができることをやらせ、そしてそれができたらいっぱい褒める。それによって子供は自信がつく。こういった指導方法はクラブのような勉強以外の面でも共通していることなんだなぁと思いました。
今まで自分が経験してきたことなどを重ね合わせながらこの授業に取り組んでいけたらいいなぁと思いました。

S9 授業が始まった瞬間とても緊張しました。印象に残ったことは“湯舟の法則”です。勉強はやってもやってもできないのは、まだ閾値に達していないということと聞いたとき、高校時代の自分と重ねてしまいました。とても納得してしまいました。
もう一つ印象に残ったことは、“子供たちに誤解を解く魔法をかける”ということです。そんな素晴らしい魔法が自分にもかけれるような先生になりたいと思いました。

T 子どもは、良くなりたいんです。成長したいんです。だから、そのように方向を向けてあげれば良いんです。それが、私の言う「魔法をかける」というものの正体の一部です。魔法は先生の数だけ、子どもの数だけあると思います。あなたたちにとって一番良い魔法を探してください。

S6 説明能力は大事だと改めて感じました。
現場に行けば、多くの『何故?どうして?』に対して納得のいく答えを返せなければならないと思うと、自分の知っていることはまだまだ少ないと痛感しました。本当に膨大な知識がなければいけないと感じました。

T もう少し言えば、膨大な知識は最低の条件です。今は、インターネットで簡単に膨大な知識の簡単にアクセスすることができ、さらにそこから必要な情報を簡単に検索することができるようになっています。これは相手が中学生でも高校生でも同じです。
教師を目指すのであれば、または教師であれば、その膨大な知識を自分の言葉で説明できるようになっていなければなりません。
「勉強」ってなんですか? それを小学校4年生が納得するように説明できますか? これができるようになるのが大事です。

S7 とうとうこの時が来たな…と緊張しています。しかし、本当に教師を目指しているのであれば、これからの教職関係への取り組みは真剣に向き合っていかないといけないと思っています。
今日の授業では、とにかくメモを取ることに精一杯で、授業の内容が頭に入っていないかもしれません。要点をつかんで、メモを上手にまとめることも国語力のひとつではないかと感じました。次回からは、もう少し肩の力を抜いて、授業を楽しく満喫できたらいいなぁと思っています。
池田先生、そして受講している皆さん。これからの1年間よろしくお願いします。

S8 池田先生の夏季集中を受けて、池田先生の授業形態は分かっていたつもりでしたが、正直第一回目の授業は辛かったです。しかし池田先生の一言ひとことを見逃さずにメモを取ることは、「ことば」という魔法を使う第一歩だと思っています。池田先生が使えるその魔法をいち早く取得する為にも、次回も頑張りたいと思います。
余談ですが、授業の後、池田先生が研究室に居られて助かりました。有難う御座いました。

S15 今日の授業はメモをとるのが追いつかなくてとても苦労しました。多分まだメモのとりかたが下手なのだと思います。次からはメモのとりかたをいろいろと工夫して少しは余裕をもって授業を聞けるよう頑張りたいです。90分という時間の長さを感じさせない、内容の濃い授業だったと思います。

S19 今日の授業は春休みで呆けていた私のいい目覚ましとなってくれました。いや、実際は目覚し以上。ガツンと殴られた感じです。
国語科教育法1でなんとなく察してやってきたことの説明を今ようやく聞いて、ああ!と納得。すっきりしました。
「湯舟の法則」は今日お風呂を入れながら、しみじみ「確かにそうだな…」と思い返していました。英語を勉強しているときに長い間成果がでなかったのに、ふっと突然分かる様になった経験があります。
しかし今日の授業は情報量が多かったです。焦りました。これは国語科教育法1の時からですが、要領よくメモすることが苦手で、聞きながら書く、ということがなかなかできずに困っています。国語科教育法1ではそれを克服する努力をしつつ、授業に臨んでいきたいと思っています。

T メモの取り方ですが、慣れないうちは次のことに心掛けましょう。

1) メモを取りながら意味を考えることは、あまりしない。ただ、記録に専念する。
2) 記録したものを時間を置いて見直し、意味を考える。

慣れてくるとこの1)と2)を同時にできるのですが、慣れないうちにこれをやると混乱します。子どもを指導する時も、教師が一つのことをさせていると思っていても、子どもから見たら二つのことを同時にさせているというときに混乱していることが多くあります。内容を分解して一つずつやるようにすると、混乱は減ります。

S11 いよいよ専門的な分野になってきたなと感じた。前年度の集中授業は半分お遊びだったのか!と思えてしまうほどだった。そして前年度の授業でも感じたことだが、先生の授業の世界に入り込んでしまい、授業が短かったように感じた。

T ま、学問は最高の遊びだという人も居ますから、それはそうなのかもしれませんが。この授業でも大いに言葉と頭を使って遊んでもらいます。楽しみにしていてください。

S12 90分間メモを取るのに必死で大変だったけれど、ことばは超能力だと思うという話や、湯舟の法則など印象に残る話が多く聞き入っていて、時間が経つのをすごく早く感じた。奈良の大仏の授業をするときの二種類の進め方のインパクトの違いや、最初の授業で子供に魔法をかけることなど本当に勉強になる話ばかりで、この一年大変だろうと思うけれど頑張ろうと思った。

T コンパクトに今日の授業の内容をまとめていますね。上手い上手い。

S13 「何故勉強するのか」考えなければいけない。強く心に残りました。自分の一言で子供の人生に影響を与えてしまう。教師と言うひとは、私にとって一番身近で、とても影響力のあるひとです。未熟な私は、まず考えること。それが一番大切なのだと、今の時点では思っています。

T 参考図書は『なぜ勉強させるのか』(諏訪哲二 光文社新書)です。理論としてはこの本が分かりやすいし、納得するものだと思います。ですが、その理論を自分の言葉で子どもたちに語れるかどうかというのは、別の話です。ここができるかどうかが大事なポイントです。

S14 2回生夏の「特別活動論」以来、久しぶりの池田先生の授業です。早速課題も出ましたが、一つひとつ自分なりの考えとことばでまとめあげて消化していきたいと思います。
 ただ、掲示板の課題や、メールでの課題は、ネットを介するのでいつもちゃんと出来ているか不安になります。
 また、私はメモを取りながら講義を聴くことが苦手なので、今日はいきなりハードでした。
 でも、これも自分なりの工夫でまとめて、この授業が終わる頃には得意と言えるくらいになりたいです。
 正直言うと、私はあまり教師にいい思い入れがないので、この授業を通して、まずはどんな教師が自分の理想とする教師か見つけられればいいなあと思います。

T 教師に良い思い入れがない。良いじゃないですか。あなたがよい教師になれば良い。今まで習ったよくはない教師を分析し、どうしたらよくなれるのかを考えればよい。これを反面教師と言いますね。

S16 国語科教育法は他の授業にない刺激を感じた。良い緊張感のまま授業を続けていたので終わったときはちょっと疲れてました。教師になればこれが毎回続くと考えたら、少しずつでも慣れていかなければいけないなと感じました。
また、池田先生の授業はパフォーマンスも多いので授業の内容が印象にすごく残りやすいです。先生が最後におっしゃっていた勉強の苦手な子にかける魔法術、ぜひトライしてみようと思います。

T ということは諸君は「魔法使いの弟子」ですな(笑)。

S17 「わかりやすい」素直にそう思いました。だらだら話をするのではなく、要点がはっきりしているのでメモもとりやすく、あっという間の90分でした。
また、「ことば=超能力」には感動しました。私ですらそうなのですから、これから国語を学ぼうとする子供たちにとって、普段自分たちが何気なく使っている言葉が実は超能力のようなものだったなんて、魅力を感じずにはいられないだろうなんて思いました。

T ありがとう。わかりやすくするために、私は実はいろいろな工夫をしています。これから授業を進めて行く中でその工夫について君たちに説明をし、君たちが工夫をできるようになることを求めて行きます。がんばってね。

S18 教育はビジネスではない、という言葉が印象的でした。教育で重要なのは、能率の良さや利便性ではないということ。生徒ひとりひとりとじっくり向き合う、教師というのはいわばアナログな職業なのかもしれない、と感じました。

T はい。人間はデジタルでもアナログでもなく、人間なんですね。そして、「ビジネスを戦争で語るな、教育をビジネスで語るな」という言葉があるのですが、私もそう感じています。
授業で触れた「学習権宣言」(1985年 UNESCO 国連教育科学文化機関)をもう一度載せておきましょう。

引用開始 ----------

学習権とは、
読み書きの能力であり、
質問し、分析する権利であり、
想像し、創造する権利であり、
自分自身の権利を読み取り、歴史をつづる権利であり、
あらゆる教育の手立てを得る権利であり、
個人および集団の力量を発達させる権利である。

中略

学習権は、経済的発展の手段ではない。それは基本的権利の一つとして認められなければならない。学習行為は、あらゆる教育活動の中心に位置づけられ、人びとを出来事のなすがままにされる客体から、自分自身の歴史を創造する主体に変えていくものである。

引用終了 ----------

是非、全文を読んでみてください。

S20 授業中、あんなに必死にメモをとったのは久しぶりでした。90分の授業がとても充実していたと思います。どの授業ももっとメモをとり、真剣に授業に取り組まなければならないなと反省しました。
池田先生の授業はみんなをひきつけます。授業の内容も勉強になりますが、先生の授業を身を持って受けているので授業自体がすごく勉強になります。
予習復習が大切なのはよくわかっているのですが、自分ではなかなかできません。でも課題がだされるのでとてもありがたいです。 他の授業も自分のために予習復習をしようと思います。

T 授業中に自分で自分の課題や疑問を見つけることが、大学での予習復習に繋がります。例えば上記の「学習権宣言」ですが、「中略」の所には何が書かれているのだろうか。ユネスコの宣言には他にどんなものがあるのだろうか。なんて考えると良いわけです。それを授業に入る前に、授業後に調べておくだけで授業の理解は随分違うのです。

S21 湯舟やエスカレーター逆走など例えがおもしろく、とても分かりやすかったです。
ただ、今日はノートを取るのに必死で、話を聞き逃してしまった部分もあるので、次からはそうならないよう頑張ります。

S22 内容の濃い90分でした。
一瞬たりとも気が抜けない授業だったので、後半トイレに行きたくなり、きつかったのですが、なんとか大丈夫でした。
授業内容について行けるかどうか、いまから不安ですが、必死に喰らいついて行きたいと思います。
よろしくお願いします。

S23 講義中に感じることはありませんでしたが、終わったときに少し頭が痛みました。
それだけ集中して講義を聞くことが出来たのだと思います。
90分はあっという間で今回の授業では板書が追いつかない所があったので、次からはもう少し自分の頭の中で整理して書けるようにしたいと思います。

S24 講義の内容がとても充実していて、頭で整理しているうちに話題は次へと進んでいき、メモを取るスピードが追いつきませんでした。要点だけは逃さずメモを取れるよう頑張ります。
「国語が好きで、国語ができるから、国語の先生になる」という先生の言葉に、はっとしました。国語が嫌い、できないと感じている生徒にどう魔法をかけるのか。大切なことだなと感じました。

S25 去年この授業を受けているときは楽しいのと同時にとても大変でいつも課題が終わると何よりもほっとしていた記憶があります。でも、授業を受けながらいつも勉強不足を実感していました。これから教育実習、採用試験とたくさんの山場がありますがこの授業を受けていれば意識が高いまま臨めそうです。今年年もよろしくお願いします。

T S25君は去年格闘して単位を取っていますから、今年は別の視点から授業を見ることができるでしょう。それは、私がどうやって授業を構成しているか、演出しているかということです。去年と比べながら下回生の反応等を見ながら授業を受けると面白いと思います。また、下回生からの相談にも適切に乗ってあげてください。やらせないと力は付かないなと判断したところは、突き放すということです(笑)。

S26 とても熱のこもった授業で、長い90分が短く感じました。が、内容がとても濃くて国語の授業のことだけではなく、教育活動の全般について学べたのでよかったと思います。私は、メモはあまり取らないほうなので、今日聞いたことを自分なりにまとめて書く作業に戸惑いました。これも、一つの国語の勉強だとおもいました。

T 大学は学問をするところです。学問となれば、専門的力量を高めることになります。ですから、対象とする領域は狭くならざるを得ないものです。ところが、学校教育現場にでると子どもというのものは、丸ごとということが分かると思います。それぞれの専門的な力量を束ねて実践に取り組む主体といのが、私は「担任」だと思っています。この授業は来年度児童教育学科の「学級担任論」で扱う予定ですが、この授業でもいくつかのポイントは行うつもりです。

S27 緊張あり、笑いありの楽しい90分でした。
教育は本当は長い、という話が一番心に留まりました。学問は一生続くもの、人は成長し続けるもの。一定期間で子どもの良し悪しを図るような人間にはなりたくないなと思います。
火曜四限は教育の基礎を一から学ばせていただく楽しい一時になりそうです。張り切ってついて行くので、どうぞよろしくお願いします。

T 確かに担任の先生が変わると子どもたちの様子が急に良くなるということがあるのも、教育の特徴です。しかし、人間の性質、脳の特徴から言えば人間は習慣の動物でありますから、急に変わるのは急に悪くなるというのがあるのではないでしょうか。じっくりと時間をかけて指導することの方が、大事だと考えています。ただ、誤解の内容に言えば「じっくりと時間をかける=一回一回は手を抜いても良い」と思っている教育者が居ますが、これは違います。一回一回ちゃんと指導していても、教育には時間がかかるということです。

S28 とても長くて短い90分でした。他の授業とはまた違う緊張感があり、疲れたけれど、楽しかったです。それと同時に「話を聞きながらまとめる」という行為の難しさを改めて実感しました。早くコツを見つけて、要点をきちんとまとめられるようになりたいと思います。
そして、先生のお話を聞きながら、生半可な気持ちのまま教職を続けてはならないとつくづく感じました。挫けそうになることも多いのですが、頑張りたいと思います。

T 私は教師以外の仕事をした経験がないので良くは分からないのですが、どんな仕事でも生半可な気持ちでやるのは良くないと思っています。人生の多くの時間を閉める仕事の時間。個々を手を抜くということは、その人の人生がいい加減なものになりがちと言っていいのではないかと思います。ただ、先生と呼ばれる仕事は基本的にはなりたくてなる仕事です。そうだとすれば、やらざるを得ないで仕事についている人たちよりは、もっと懸命に仕事をすることを求められているのではないかと思います。

◆◆◆

とまあ、最初なので全員分書きましたが、今後全員分になるかどうかは、わかりません。
(あ、これはどうしてもコメントしたいな)
と思わされる文章にはコメントするという方向に向かって行くと思います。

私とクラスの仲間を意識して、読みたいと思わせる文章、返事を書かなければと思わせる文章を書いてください。

国語の教師にそれができなければ、子どもたちに力を付けることなんてできません。

さあ、しっかりね。

                        国語科教育法1、2通信『修学』NO2~NO6より

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