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2007/05/20

自分の世界を広げようとして社会と懸命に格闘している方

第二回明日の教室の開催でした。

午前中は歯の具合が悪くなったので飛び込みで歯科医院に向かう。その後、大学に向かって研究会の準備をする。準備の後、一度車を家に置きに行こうと思ったのだが、参加されるみなさんが集まってきたので、これで事務局がいなくなるのもまずいと判断して、そのままいることに。

生協で食事をしていると、参加するE君に会う。いろいろと話しながら食事。一ヶ月に一回こうして会うってのは、いいなあ。

            ◆

岩井さんをお迎えしての「明日の授業」は、二部構成。一部は、光が丘団地で取り組んだ実践の紹介。そして、二部は粘土で実作。「幣のフィールド」だ。自分の作った作品が、北海道の十勝千年の森で、千年間保管される。その作品を作るのだ。

自分の作った作品が自分の手元に戻らずに、千年間保存される。もちろん、千年後なんて誰も分からない。が、その千年と言う時間に自分を一度置いてみるイマジネーションを持てるだけで素晴らしい。

            ◆

私も作ってみた。
「○○○を粘土で作ろう。それは□□□だから(のために)、完成後は手元を離れて北海道の森の中に置かれます。」
という指示の下に考えてみた。

私は「酒器を作ろう。それは平和のためだから」という考えを持った。千年後発掘した人がいたとして、私の作った酒器で一杯やってくれるようなことがあれば、それは平和な時代、平和な時間なんだろうと思ったからだ。

ところが、実際に作ってみるとこれが難しい。薄くて口当たりの良い酒器を作るつもりだったが、粘土の厚みが上手く出せない。

そこで、途中で考え直す。じっと粘土を見て思いついた。
(餃子を作ろう)
である。自分が好きなものを作る。千年先の人に伝える。白で伝える。なら、餃子が良いとおもったのだ。

            ◆

餃子の具は何にしようかなあと思った。
結論。夢とした。見えないけど、夢だ。これはいい。

そしたら、もう一つ作りたくなった。ショウロンボウだ。包む繋がりだ。ここには、希望を包もう。なんか楽しくなってきたぞ。

さらに作る。参加者のみなさんは、人間を立体的に作ってる人が多い。私も作ろうかと思ったが、やめた。石碑にした。石碑を作り、そこに最後に「こども」と文字を残した。

そして最後の最後。粘土を右手でぐーっっと握ってお仕舞い。テーマは「ガッツ」。千年後に、
(これなんだ?)
と手にした人が、私の手の形に合わせてこの作品を握ってくれる人がいるんじゃないかなと思って作った。

            ◆

だんだん、このワークショプの凄さが体にしみ込んできた。
言葉を扱う国語の世界から離れ、ものの世界にはまり込む。そして、千年後にこの「もの」から、新しい言葉を手にする。これは壮大な手紙なんだなあと思う。いやあ凄い凄い。

            ◆

会の後、懇親会に向かう。参加されたみなさんとお話。いつも思うが、研究会はここまでがセットだということ。あれやこれや話しながら深めて行くのが良い。

私の周りには国語関係の参加者が集まり、短歌の指導法、漢字の指導法などを中心にミニ講座。さらに、書道の話やらなんやらを続ける。これは一度国語スペシャルをやるか?と思ったな。

            ◆

楽しい時間はあっという間に過ぎ、地下鉄に乗る。私は、講師の岩井さんと一緒に山科で降りる。

で、次の電車の時間まで30分あり、まだ話をしたかったので、もう一軒岩井さんと行くことにする。ここでもヒジョーに良い時間を過ごせた。自分の世界を広げようとして社会と懸命に格闘している方との会話というのは、本当に楽しい。

ああ、事務局としての役得かなf(^^;。

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コメント

いけばよかったと後悔しました。
全生研・・・。
今の高校生風に言えば、ビミョーでした・・。
たしかに言いたいことはわかるけど、
これじゃあ、若い仲間は誘えないなあ~と思ってしまいました。

・・といっても今後も参加するのですが。
ああ、異端になりそうな気配です。

国語スペシャルしたいです!
私の師匠もぜひ・・・。

そうか、恩師をお呼びしますか。私と同じ滋賀県人でしたよね、恩師のY先生は。私も勉強になるし。いやあ、どんどんスペシャルゲストが挙ってくるなあ。その時は、連絡に協力してくださいね。

一度相談してみます。そしてご連絡させてください。
日程があえばいいですね。

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